9年

今日は、ツレの命日だったので、墓参りに。
行く前に、ハチロクを洗車して、ちょっと弄ってから、お供え物の酒を買い、お寺へ。
お墓に、お酒と線香、奴の好きだったマルボロライトを供え、手をあわせてきました。
供え物のマルボロに火を着ける時だけ、自分が唯一、煙草を吸うときであるんだけど、吸いながらいろいろ思い出やら、考えが出てきちまう。
奴とは、専門学校で知り合い、ほかのツレどもと遊びまわった。
ある時は、夜中の公園の駐車場で、俺が原付でミッションの練習をノーヘルでしてたら、お巡りが来て、怒られたり。
また、ある時は、雪ドリをしに行って、自分のハチロクを奴に貸して、そのまま雪の壁に突っ込んだり・・・
そんなことしながら、専門学校を卒業するんだけど、卒業前に、奴が、卒業してからもなんか、みんなでワイワイできることをしたいなと話し、奴と別のツレと俺の3人で、某雑誌の軽耐久レースに参加することに。
その耐久レースに何回か出たけど、一番最初の時は、自分が3回転してリタイア。その後、車を替えて、今度は、奴が横転。
そんなこんなの車馬鹿人生を送っていたんだけど、9年前の今日、奴は前触れも無く、突然、逝きました。
葬式の時、普通なら、奴の良いことぐらい、最期の別れで言うべきなんだろうけど、奴の親、兄弟、仲間の泣く姿を見て、つい出てきた言葉は、「馬鹿野郎！」でした。
あれから、9年、俺は、奴から見て、少しは人間として成長したのかな？
今日、手をあわせて、「まだまだ、頑張るわ！」とだけ、伝えてきました。