今では最古参となった、1998年式のふそうエアロスター長尺車がいたので廃車の前に写しておきました。このF-522は1998年の春に高速1号系統専用車として鳴尾車庫に8両導入されたうちの1両です。高速1は名古屋高速を経由して、緑区の森の里団地までを結ぶ長い路線で、栄の始発で基幹バスと同様数十人の行列ができることもあったので、混雑の解消に長尺車が導入されました。ここ数年でノンステップバスの導入が急速に進み、高速1でもかなりの便がノンステップ車での運行となったので、一部の長尺車は他の車庫に転出となり、栄のバスターミナルでこの伸びやかなボディを見る機会も減ってきました。また、数年前までは朝と夕方の片道は基幹バスとして運行されることもあり、その際にはフロントに「基幹バス」の大きな板を装着して運行していました。フロントの金具類はその時の名残です。12年落ちの車両とはいえ、廃車にするのは実にもったいない限りです。地方の大学のスクールバスには最適な車両と思いますがいかがでしょう?