シフトブーツ自作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
純正のパンチングレザー風ビニール製シフトブーツが破れてきたので、今回は既製品を買わずに自作する事に。と言う事で自分の好みに合った牛革のレザーシート(300mm×300mm×t1)を購入。このサイズでおよそ1000円程度でした。
2
純正をバラしてそれを基に型紙作成します。バラした純正の生地1枚をアイロンで平らにしてから型を取りました。4枚の生地で構成されていますが1枚のみをバラしました(あとで解らなくなったりしたときに参考に見るため)。型紙は手元にあったチラシを使いました。
今回は自作なので自分の好みのデザインに変更し、純正ブーツにある折り返し(一度下側に行ったあとでもう一度上側に戻る部分)を無くすことに。個人的にはそこにゴミ・ホコリが溜まるのが嫌だったので。更にNSX-Rのシフトノブを使用しているためシフトノブの位置が純正よりも下がるため、それにもブーツ長をあわせたのでかなり短めの型紙になっています。この形状で4枚作成しました。
3
と、ここまでは簡単だったのですが、やはりと言うか、革を縫い合わせるのは大変でした。最初は小・中学校の家庭科で使った裁縫セットにある縫い針と太めの木綿糸でやっていたのですが、革が硬くて針がなかなか通らず、まっすぐ縫えないうえに強く引っ張ると糸が切れてしまい・・・。近所の手芸用品店の人に相談して革縫い針(もちろん手縫いです)、目打ち(千枚通しのようなもの)とポリエステル糸(#20)を購入しました。
4
で、完成品です。作業中の写真は例のごとくありません(笑)。生地の縫い合わせ部分、ステッチ部分の全てを「本返し縫い」で行いました。縫い方も先の手芸店の方に相談して2本の針で縫うやり方で行い、縫う際に糸が革と擦れてほつれるのを防ぐ為に糸にロウを塗りました。
縫い合わせやステッチ部分は定規と目打ちを使ってなるべく等間隔にまっすぐになるようにしました。
慣れればそれなりにスムーズに進みますが、大変だったのは4枚目の生地と最初の生地を合体させたあと、筒状になった状態でステッチを入れる作業でした。特にシフトノブとブーツを固定するプラパーツがある部分は細くなっているので、非常に作業性が悪いです。本当に地道な作業でした・・・。
5
ちなみに裏側はこんな感じ。革シート自体、裏側で使えばスエードにもなったと思うのですが・・・今回は表面の風合いが気に入ったので表側を使いました。
純正ブーツはプラパーツへの固定をステープラの様なものでされていましたが、こんな大きなステープラは持っていませんので、純正の固定の際にあいた穴を使って糸で縫い付けました。
6
装着するとこんな感じです。
手縫いなのでステッチ間隔のばらつきやまっすぐ縫えていない部分もありますが、取り付けてしまえばあまり目立ちません。
普段、仕事の作業着のボタン付け以外裁縫はやらないような超初級者にしてはなかなかの出来映えに自己満足(笑)
でも、革をカットしたり、定規で測って孔を等間隔であけたりと、どちらかと言うと裁縫と言うよりも工作って感じですが(汗)。
ブーツ長さの調節はシフトノブとブーツを固定するプラパーツの位置で多少調節可能です。
費用は針等の道具と糸や革シートの合計で2000円未満でしたが、作業時間を考えると既製品を購入する方が一般的には(?)お勧めです。また、今回使用した革シートのサイズでは純正サイズのブーツ作成には足りませんので、もし生地のサイズを検討する場合はご注意ください。
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