
一服のつもりがずいぶん休んでしまいました <(_ _)>
気を引き締めてワインディングに向かいます。
まず気になったのは、ハンドルを切り出すタイミングがつかみにくいこと。もちろんカーブに差し掛かったところでハンドルを切れば、クルマがグイッと曲がってくれるんですが、スムーズに曲がろうとするときは少し手前からハンドルをゆっくりと切り出します。そのときのきっかけがつかみにくいんです。
直進付近の手応えのあいまいさが、そんなことを感じさせる理由になっているのだと思います。
ただし、カーブに入ってしまえば、グリップ性能自体は悪くないのでしっかり曲がってくれます。
特別いいというわけではありませんが、安定感を感じるだけの不足のないグリップ性能はあります。
ペースをあげていくと、ハンドルの切り返しで、ノーズの動きの鈍さが出てきます。曲がらないということではないのですが、クルマの動きが全体にゆっくりしているというか鈍いと言うか、クルマの動きがやや重い印象です。このあたりはタイヤの応答を全体に穏やかにセットしたことが理由になっているのだと思います。
セダン用のベーシックタイヤと考えれば、これは決して悪いことではありません。クルマがキョトキョト動かないので、安定感とか安心感にもつながるからです。
またタイヤのケース剛性が高いので、タイヤがつぶれてヨレたり、その結果変な挙動が出るといったこともありません。60タイヤであること考えるとこの点はスターファイアーのいいところと言えると思います。
コンパウンドにはそれほどお金はかかっていないようですが、そこそこのグリップ性能が出るように作られており、タイヤケースはやや剛性を高めにして無難に作られているといった印象です。
実は、無難に作る・・・というあたりにクーパータイヤのノウハウを感じます。
言い方は悪いですが、ある意味タイヤの性能を見切って、コストと性能のバランスを計っているからこそできるわけです。無我夢中にタイヤを作ったなら、イイものを真似るあまりに失敗するといったケースが少なくありません。いいタイヤにはそれなりのコスト、それにノウハウやテクノロジーが込められているわけで、それこそが一朝一夕に作れないタイヤの難しさだからです。
前にも書きましたが、運転する楽しさを求める人には向かないタイヤだと思います。
ただ、タイヤとしては無難に、そして、大きな不満点も出ないように作られているので、次のタイヤを選ぶまでのつなぎで履いたり、足として使うクルマに履くには不足のないタイヤだと思います。
何よりも安いというのは大きな説得力で、価格を考えれば、コストパフォーマンスは相当に高いといえると思います!
Posted at 2010/04/21 16:35:44 | |
トラックバック(1) | 日記