
首都高湾岸線から浮島経由でアクアラインへ。
退屈な直線が続く海底トンネルから、空に向かって登っていく瞬間が好きです。
それから海上に出て、いかにも海の上を走っているという感覚も。
相変わらずちょっとボヤンとした乗り味で、エッジの効いた直進感はありません。
ただ、ドライバーがボンヤリしていてもなんとなくクルマが真っ直ぐ走ってくれるので、退屈な海底トンネルの直線は、案外ストレスなく走れます。このあたりは“スターファイアーのいいところ”と言えるかもしれません。
海上に出て、横風を受けたときも、風の影響でクルマがピクピク動かないので、なかなか快適です。
景色のいいところをのんびり走るには、なかなかマッチしています。
いいこと尽くしで、これなら高いタイヤを履く必要はないじゃないか・・・と思われる方も少なくないと思います。
それじゃあ、高いタイヤはどこがいいのか。それは手応えに尽きると思います。
「エッジが効いた直進感」という言い回しを使いましたが、神経質ということではなく、いつでもグリップ感が手元にあって、真っ直ぐ走っているときでもその手応えから来る確信的な安定感や、繊細なステアフィールが感じられるんです。
スターファイアーには残念ながらそういった感触はあまり感じられません。
それがボヤンとした・・・ということになるわけです。
でも、値段はざっと4分の1ですから、そこに目くじらを立てて、良いの悪いのというものでもないかなという気もします。
言い方を変えると、そうしたステアフィールの良さとか乗り味の良さみたいなものを求める人が選ぶべきタイヤではないということです。そこには多少目をつぶっても、なにしろ安く手に入るとか、ちゃんと走れば良いぞという人に向いたタイヤではあるわけです。
アクアラインを抜け、館山道を左に折れて木更津北ICで高速道路を降ります。
ここからちょっとしたワインディングに行ってみようと思います。
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Posted at
2010/03/05 15:58:18