真の季節

今年も「真」がつく季節が終わった。

ただ自分はそれをあまり感じないで終わってしまった気がする。


日の出の清々しい夏の朝を感じながら出勤し

きっと日中は猛暑日だったんだろうなと思わせる、
きらきらした太陽が海に沈んでいく様を見ながら帰宅する。


自分の職業は、日の入の時刻にラッパが鳴り響く。


そして夏至を境にその時刻が早くなることに気づき少し安心する。

暦どおり時間が過ぎている。

真のつく季節。本当の真夏とは夏至のことじゃないのだろうか

気温だけで判断するのは面白くない。



8月の終戦日に近づくにつれ
どのメディアもその風潮になっていくのが嫌である。


今年は甲子園100周年。だけど97回目


つい最近、新しい船が進水式を行った。「かが」



時代は随分と変わったのに


結局は大海原に出て弾の撃ち合い



命の大切さを訴える
でも同じ口では焼肉を食べる



家族や恋人、また身近な職場や学校

そんな小さなコミュニティ、共同体での人間関係も築けないのに


世界平和なんて寝言だ。










ここ最近、
ラジオでは夏の終わりを感じさせる歌がよく流れる。

そして夏をもの悲しく振り返る。

ふと思ったが、夏が嫌いな人でもやっぱりこの時期はセンチな気分になるのかな？


もしだとしたら都合がよすぎる。