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　１０万キロの大改修。日曜日はいつもお世話になっているショップのProfiさんが昼から空いているというので、リアウイングの取り付けを行いました。実は前日の土曜日に大慌てでウレタンクリアの自家塗装をやってたのでした。

　ウイングはモンスタースポーツ製のスイフト（ZC/ZD系）用のカーボンGTウイングを選択。

・形とサイズがJrWRCに参戦していた頃のPunto HGTに付けられていたウイングに似ている。
　（なおこのレギュレーションで定められた全車共通部品なのでステーの形状はまったく違います）
・ちゃんとウイングの形をしている。
　（上のJrWRC用実物は翼形状になっておらずウイングというよりはドラッグ発生装置だった）
・軽い。
　（2kgしかない）

　などが理由。
　あらかじめモンスタースポーツに電話して取り付け穴の位置などを確認し、どうやら付きそうと言うことでGOした計画でした。
　標準装備のスポイラーを取り外して再塗装した後に穴を開けての取り付けは、現車合わせでウイングのマウント部分の一部を切り取ったり削ったりしながら、二人がかりで約３時間の作業でした。


　屋根のアーチとウイング本体の反りもぴったり合い、高さもギリギリ屋根から飛び出さないところに収まっています。翼端板の角度もリアウインカーと合っていて、ちょっと見には純正オプションのよう。
　しかし一カ所だけ気になるところがあります。

　ウイングステーの付け根、内側はかなりハッチの後端と隙間ができています。まあ、近づいて覗き込まないととわからないところですが。
　ウイング本体は6mmボルト４本＋両面接着シートで固定されていますので、強度的には問題ないでしょう。

　空力効果は、サーキットに行けばわかるんじゃないかな？　という感じです。
　これで、サーキットに行った時だけ装着するカナードを付けた時に前後のデザインのバランスがとれるようになりました。

　Punto号の再塗装が終わり、ついでに10年目の12ヶ月点検も済ませてもらって引き取ってきました。


　エンブレムもウイングも外したまま戻してくれと言っておいたので、そのように。
　ウイング標準オプション。普通に外すと跡が残ってしまうので塗装するタイミングでしか外せなかったのです。
　GTウイング取り付けは明日。ハッチ部分に穴開けたりの大手術なのでショップ持ち込みで。私は横でいろいろ他の作業もしつつ手伝う予定。

さてエンブレム作りも今日で終わり。
昨日作った台座、あのままでは全体にボッテリした印象なので、外側の曲面部分をもっと削って薄く見えるようにします。
実際に薄くすると安っぽくなるし厚みを強調すると重たい印象になるので、ここの曲面はそのあたりの調子を見ながら全周が均等になるように削っていくので、手間がかかります。
最終的にはプライマーサフェイサーを塗って、大きなデコボコがないか、不均衡に削ってしまっている場所がないかチェックします。

成形とサフ吹きがおわったら、カッティングシートのプライマー（接着力強化）と中央のエンブレム部分で地肌が見えないように、黒いラッカーカラーで塗装します。
台座をカーボン柄にするにはカッティングシートを使います。最近流行の、３Mのダイノックというシートです。
ただカーボン柄がプリントされているだけではなく、綾織りカーボン特有の凹凸や質感まで再現されていて、耐候性もあるそうです。
画像の右端がダイノックシート。曲面に貼るので少し大きめに切ってあります。本当は画像よりさらに大きめに切った方が作業しやすいです。引っぱって伸ばす時のてがかりになるので。

ダイノックシートはカッティングシートとしてはかなりしっかりしている印象がありますが、ドライヤーであぶってやるとグニャグニャになるのでかなりきつい曲面でも貼ることができます。
エンブレムが入る溝部分は、垂直面（エンブレムと台座に挟まれる部分）は残してありますが、底のエンブレムを接着する部分はシートを剝がしてABSの地肌にします。
エンブレムには最初から両面シートがついていますので、それで台座に貼り付けて作業は終了。エンブレム完成です。

偽ABARTHエンブレム製作は一気に大詰め。
2mm厚ABS板を２枚積層したものを２組用意して、一つはエンブレムの形に切り抜く。

これを貼り付けて、中央のエンブレムに合わせて違和感がないようにエッジを削っていく作業。

さらに外形も自然に膨らんでいくように削っていく。

画像３枚目はまだ外形部分の削りが足りないので、この続きは明日。
あるていど成形ができたらプライマーサフェイサーを吹いて仕上げていくことになりますが、まだそこまではいってません。

10万キロの大改修、車体が塗装からまだ戻ってこないので、できるところから。
白濁したエンブレムを自作するのです。
エンブレムはFIATではなくABARTHにしました。「偽ABARTH」と揶揄されることもあるHGTですから、自作ABARTHエンブレムはまさに似つかわしいでしょう。
材料として、本物のABARTHエンブレム（高さ50mm）←これしかなかった。ほんとうは60mmのがあれば見栄え的に最高なんですが。ないものはどうしようもないので、これに台座を付けてそれっぽくするのです。
台座はABS樹脂（手元に在庫してたので）をつかいます。2mm厚のものを4枚積層すれば十分でしょう。
このうち2枚を貼り付けた後エンブレムの形に切り抜いて、4枚貼り付け、外形を整えたのちカーボン調カッティングシートを貼り付ける予定。
とりあえず今日はエンブレム外形の4枚を切り出すところまで。接着剤がないのです。
明日、アクリルサンデー買ってきます。