みん友の
ゆっきー(´・ω・`)さんが
BRZを、カッコよく撮りたい!その2というハウツー的なブログを書いていらっしゃったので、私も僭越ながら、普段86を撮るにあたり気にかけていることを書き出してみたいと思いました。
今回のテーマはこれです。
「86を撮るとき、焦点距離(ズーム)はどうやって決めていますか?」
まぁべつに86に限ったことではないのですがw
ちなみに自分がカメラを持ち始めた頃は…カメラを持って立っている位置から被写体がちょうどバランス良く写った構図の出来たところが適切な焦点距離でしたw
いま思えばすごく受動的な決め方。なぜなら必然と狭い場所なら広角、広い場所なら望遠になるからw
広角と望遠についてよく間違われていることは、近くにあるものは広角で撮り、遠いものは望遠で撮るという固定観念。
たしかに間違いではないが、個人的には広角と望遠の特徴をもっと深く知ることで、より狙った構図に近づけていくことができるのじゃないかと信じている。
近くにある被写体を広角レンズで撮るとなぜよく写るかというと、近くにあるものはより近くに、遠いものはより遠くに写るという性質があるため。
簡単に言えば手前と奥行きの存在する立体感のある写真になるから。
だから当然、被写体に向けて広角レンズで撮れば、撮りたいものを自然と強調した写真になるので、初心者でも本能的に広角レンズが使いやすいと感じることができる。
しかし今日言いたいことはそこではなくて、この立体感には必ず副作用が起こるということ。
”近いものはより近く、遠いものはより遠く”写すということは根本的に無理があって、1枚の写真の中でそれを可能にするために広角や超広角レンズで撮った場合には「歪み」が発生してくる。
この歪み、ときには実物とは全く違ったシルエットを写し出すため、一見失敗と感じがちだが、実際にはこれを失敗と捉えるか、逆に面白いと感じるかは撮り手次第だと思う。
案外、利用できたりする。
例えばこれ。
焦点距離でいえば18mmの広角レンズで撮ったものだが、86の前回りばかり写っていて、全体像が全く掴めてない。
でもあえてこのように撮ったのは、86、いやスポーツカーの代名詞ともいえる”ロングノーズ”を強調させた写真が撮りたかったから。
近くにある被写体を広角で撮るのではなく、近くに寄って広角レンズを選択するいう能動的なやり方は写真撮影をよりアクティブで面白い時間にしてくれる。
望遠ではシルエットがカッチリ決まってしまうために決してこのような写真は撮れない。
だから個人的には…いわばハイリスク・ハイリターンな広角レンズのほうが好き。
さて、広角レンズの”使えるポイント”はこれだけでなく、先にも書いたように遠近感が強調された写真が撮れるということ。
そこで次はこの写真。
たしかにこの草原は広い。広いからこそ広角を使う。遠いものがより遠くに写る性質を利用してやれば、遠い景色はもっと遠くに写るもので、広い草原がより広い草原に写る。
広い背景にたった1台止まっている86が被写体として妙に際立ってくる。
この広い草原で望遠を使うのはあまりにもったいない。
いかがでしょう?
近くにあるから広角レンズを使うのではなく、どのように撮りたいかを決めて広角レンズを選んでみませんか?
Posted at 2013/08/10 00:40:02 | |
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