野球大会に参加された先生、お疲れ様でした。
我が、柳井・熊毛チームは、
第一試合 0対3。
第二試合 0対6。
完璧な守りと、強力な打撃で、快勝!
2部優勝という、素晴らしい結果でした。
前日の土曜日は、平成22年度 山口県歯科医師会第1回学術研修会があり、日本歯科医師会会長、大久保 満夫先生の講演を拝聴させて頂きました。
私のような下っ端が、日本歯科医師会の会長にお会いする機会なんて、ほとんどありませんww
非常に緊張いたしました。
これからの日本は超高齢化社会へと突入いたします。
医療の崩壊を防ぐには、何が必要か?
国家、保険制度はどうあるべきか?
国民にきちんとした健康維持のための啓蒙が出来ているか?
この、「啓蒙」といった事ですが、「生老病死」と合わせ、分かり易くお話しておられました。
問題は、「高齢者が自力で自分の事が出来る期間を如何に長くできるか?」
それは結果的に、医療費の抑制にも繋がります。
そして、元気よく生活するためには、「食べられる事の重要性」があります。
日本歯科医師会健康スローガンの、「8020運動」があります。
「80歳で20本の歯を残そう」何故、これが重要なのか??
自分の歯があって、歯周病、虫歯に罹患して無く、健康な口腔内があり、かかりつけ歯科医がいれば、累積生存率が高くなる、という統計があります。
このことは、日頃の口腔内の健康管理を歯科医院でチェックして、早期発見、早期治療することが重要であるということです。
人間は生きるために他の命を犠牲にし、食べる事によって生きます。
例えば、「牛肉」、タンパク質で構成された物質です。
これが、もし、口からでなく、そのまま体内に入ったら、拒絶反応を起こします。
人間は「食べる」時に唾液という消化酵素を出し、嚥下出来る大きさまで小さくし、胃や腸を動かし、消化液で分解、アミノ酸まで分解して、「牛」という情報を消し、やっと体内に吸収出来る。
「食べる」事をしないと、「物」を体内に取り込んで、栄養にすることが出来ない。
自分の歯で食べる事の重要性が、良く分かります。
また、無歯顎であっても、上下の入れ歯があり、きちんと機能していれば、健康な状態での生存率が高まります。
この義歯の役割というのは、審美性(見た目の美しさ)、発音(会話)、咀嚼(物の消化)があります。
寝たきりの患者さんに、咀嚼機能の良い義歯を入れると、起きられるようになり、やがて、自分の足で歩き、軽い農作業まで出来るところまで回復することがあります。
それは、寝たきりの時は、殆ど噛まなくても良いような、刻んだ食事。
義歯が入ってからは、徐々に通常の食事へと変更。
すると、先のような、健康を驚くほど取り戻すような事例が起こったりします。
しかし、「無歯顎でいると、体を健康な状態へ導く事が難しい」という事も.....。
我々、歯科医師に科せられた使命は、ただ単に削って詰める、といった事だけやっていたんでは、ダメだなと。
自院では、「保険でも良い入れ歯」を目標に頑張っています。
自分の考えが間違っておらず、もっと頑張ろうという気力が沸いてきました。
学術研究会後の懇親会で大久保会長に、当院で行っている取り組みについて、お話させて頂きました。
「保険で良い入れ歯を作るのは重要な事です、がんばって下さい」とお言葉を頂きました。
お困りの方、ご相談にいらしてください。
誠心誠意治療をさせて頂きます。
Posted at 2010/05/18 10:37:14 | |
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