
ゼロスポーツのパーツ等を装着しているわけではないですが、私もスバル乗りの端くれとして気になるパーツメーカです。
誰が悪いとか制度が何とか・・・そういうことが言いたいわけではありません。
記録用に残すだけなのであしからず・・・^^;
【以下転載】
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『ゼロスポーツが郵便EVを納品できなかった本当の理由』
ゼロスポーツは2010年8月、日本郵便から集配用EVとして1030台約35億円の受注をしたことで注目された。契約では1月に20台、2月末に10台の計30台を本年度中に、その後、来年度末までに残りの1000台を納品する予定だった。しかし、1月21日の最初の納期に車両が間に合わず、日本郵便から契約解除の通知および契約金の2割である約7億円が違約金として発生する通告があった。
報告を受けたメインバンクは2月に運転資金の口座を凍結、月末の給与の支払および取引先への支払いが滞ったゼロスポーツは、日本郵便からの違約金請求の可能性がある民事再生の道をあきらめ、破産申請による倒産の道を選んだ。
なぜ、2001年からコンバージョンEVの制作経験を持ち、実証実験として日本郵便に合計10台のEVを納品実績があるゼロスポーツが1月の20台納品に間に合わなかったのか。周辺取材により明らかにしたい。
昨年8月の日本郵便からの発注1030台はスバル『サンバー』をベースに、集配用途に合うように現場の声を反映させた言わば日本郵便とゼロスポーツの共同開発のEVだった。
ところが9月、スバルは2011年度いっぱいでベース車両となっているサンバーの生産を停止し、ダイハツ車両のOEMに切り替える方針が判明する。年間4万台以上生産されるサンバーの供給は今後1年は続き、契約である2011年度内1030台のサンバーベース集配車両の導入には支障はないが、近い将来のベース車両変更が既定路線となった。
ここで日本郵便とゼロスポーツの間にあるアイディアが浮かび上がる。日本郵便側として、荷台下にエンジン(モーター)があるサンバーはEVに改造した場合にどうしても荷台が20cmほど上昇してしまい荷室のスペースが犠牲になる。一方で、ダイハツ『ハイゼット』はフロントエンジンのためEV改造による荷室スペース減少がない。またゼロスポーツにしても将来の車両変更による開発のやり直しを考えると、サンバーをあきらめてハイゼットベースでの1030台納品に傾いた。両者の思惑が一致し、ベース車両の変更と開発期間延長のため2011年1月と2月納品の次年度繰越に合意した。
しかし、日本郵便側で異変が起こる。契約変更の手続きをすすめるうちに重大なミスを発見したのだ。ゼロスポーツとの契約は随意契約である。日本郵政グループはいまだ完全民営化されておらず、随意契約の条件のひとつとして実証実験の実施を義務付けている。じっさい、ゼロスポーツと日本郵便は2009年度に2台、2010年度に8台の実証車両を走らせており、随時契約の条件を満たしていたのだが、サンバーからハイゼットへの車両変更が条件外になるおそれがわかった。
日本郵政グループの随意契約といえば「かんぽの宿一括売却」騒動が思い出される。日本郵便はベンチャー企業のために危ない橋を渡ることを避け、ゼロスポーツに対してベース車両の変更と30台の納品の繰越を認めないという通知をしたのが1月18日。それは1月納品期限である21日のわずか3日前であった。
奇しくも日本郵便はこの期間、業績悪化が深刻なことが明らかになり、多方面でのリストラも検討されている。3000台の車両をEVに置き換えるというプロジェクトも最初のステップでつまずき、大幅に計画は見直されるであろう。
ゼロスポーツは、はしごを外されたハイゼットベースの車両開発も虚しく、大口契約を背景に集めた運転資金は口座ごと凍結され破産に至る。しかし、同じくEVベンチャーのナノオプトニクス・エナジー社が、1日付で解雇されたゼロスポーツ社員の雇用に名乗りをあげている。EVベンチャーの魂は受け継がれることになるのだろうか。
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※以下自分なりのまとめ・・・
サンバーで郵政EVやりましょ
↓
実証した。使えるじゃん!コレでいくか!
↓
サンバー生産停止
↓
じゃ、ハイゼットでやってみる?
↓
おぉ、ハイゼット・・いいんじゃね?
↓
サンバーで契約してるから、ハイゼットだと契約条件に合わないじゃん!
↓
業績悪いし、かんぽでコケたからEVで再びコケるわけにはいかん!
↓
やっぱりやめるわ~。
↓
開発費等を回収できずゼロスポーツ倒産・・・
※他の記事(一部抜粋)には・・・
(毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110301-00000121-mai-bus_all)
ゼロスポーツは昨年8月、日本郵便と今年1~2月にEV30台、来年2月に1000台を納入する契約を締結。契約金額は約35億円だった。その後、ベースとなる車のメーカー変更を求められたといい、期限までにEV30台を納入できなくなった。その結果、契約解除を通達され、違約金7億円を請求されたという。ゼロスポーツの代理人は「納期遅れについては、日本郵便側と合意ができていたと考えていた」と説明している。
・・・と書いてある。
ちなみに『随意契約』とは・・・
◆国や自治体が公共事業を発注する際、競争入札を行わず、任意の業者と契約を結ぶこと。国や自治体が公共事業を発注する場合、原則としては競争入札をしなければならないが、法令の規定で定められた特定の条件を満たしていれば随意契約が認められる。随意契約をする場合でも、なるべく2つ以上の業者から見積りを取らなければならない。随意契約は競争入札と比べて手続きが簡素で短時間でできる点や小規模業者も算入しやすいというメリットがある反面、効率や透明さの面に難点があるとされる。
随意契約には特命随契、少額随契、不落随契の3種類がある。特命随契は特定の業者を指定して契約する方式で、競争相手がいないために受注価格が高くなりやすい特徴がある。少額随契は2つ以上の業者から見積書を取って契約する方式で、予定価格に上限が行政区画や事業の内容によって定められている。不落随契は競争入札で入札者や落札者がいなかったり、落札者が契約を結ばなかったりした場合などに、落札者以外で最低価格を入札した業者と契約を結ぶ方式となっている。
【感想】
この記事を読む限りでは「ゼロスポーツかわいそうじゃない?」って思います。
せめて「痛み分け」と言う方向には行かなかったのだろうか?
契約だからゼロスポーツ側から一方的に履行できない事情があったのならしょうがないかな?と思いますが・・・各記事を読む限りではそういった感じはしないので。。
まぁ素人の感想です・・・。
Posted at 2011/03/02 11:43:07 | |
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