RUN丸さんに続いて、私も常総市のボランティア。
結果からいいますと、 「楽しかった」 です。
もし、「不謹慎やな」 なんてつぶやく方がいらっしゃるとすれば、そうですね、ま、主体性を発揮しつつ身を投じてみてから、でも遅くないですよ、とだけ申し上げます。
何か役に立つだろう、そんな程度の気持ちでスタート。
けして時間が有り余る訳ではないです。ガレージハウスが2物件。ジネッタが2台。次の取材が1件で、それまでに露天風呂を創るなどなどなどなど。
見て見ぬふりは出来なかったんです。隣市だってことが大きいかも。
それに、ここで身を投じなければ、後々の自分に言い訳して、筑波山を気持ちよく走れそうにないし。
水海道と、石下の水没した場所は惨憺たるもの。石下に友人を持つ実弟が、「奴に靴を2足、持っていってやるんだ!」 と、水害直後に乗り込んだ際に、電話口で発した言葉 「地獄絵図だわ・・」 を容易に想像できる状態です。
ボランティア・・・・偽善
やもすると、そんなイメージを持っていました。
やれ寝るところがない、食い物はどうなる、うんぬん。
これまでの報道であまり好ましい先入観をもっていませんでしたから。
集合場所の某巨大企業の工場敷地。ご好意で集合場所として使わせていただいているとのこと。
ここは守谷。被災した石下・水海道とは、かなり離れています。これもボランティア本部の、被災地市内を不用意に車両で混雑させないため、という配慮だそう。
守谷から石下まで大型バスでピストン。石下からは乗用車で各お宅へ。
すっごくしっかり考えてるんですね。
水害の状況は報道の通り。惨憺たるものです。
受付登録先でチームを組みます。○○という要望があります、◇人が必要です。対応する方、挙手ください、
ボランティア本部からそんなアナウンス。
それでたまたま出会ったのが今回の6人。
女性3人、男3人。皆で複数回りました。
ぴったり気の合う若い夫婦の二人、女性は気丈!しっかりものをいうけど場をわきまえる。男性はイケメン君で、柔らかく彼女をフォロー。まあ、二人が出会った場は、ここでは控えておきましょう。
女性仲良し二人組は、機転が利くしコツコツ派。ご子息は水海道の高校に通学。
残る男性一人は大和市!からの参加。311では陸前高田にボランティアでいらしたという。
そんな6人で、すばらしいチームワーク!
主たる作業は、各戸での壁および床の雑巾がけ。あれです、ベストキッド状態ですな。左手に濡れ雑巾、右手に乾いたぞうきん、交互に。
え?私ですか?皆さんが作業しやすいよう、お宅の主人に作業内容確認、進捗状況のメンバー都度確認&激励、帰りの車の手配、タイムスケジュール管理、くらいです。。。
もちろん雑巾がけしましたよ!
実感したのは、RUN丸さんも言ってますが、皆さん待ってる、そしてこっちが恐縮するくらい感謝の気持ちを全面に押し出して。
詳細割愛ですが、全てを終えて、解散するとき、6名から異口同音に発せられたのは、「御幣を恐れずに言えば楽しかった」、というもの。
みんなが主体性を発揮して取り組んだから、各戸の皆さんも喜んでくれた、そう思います。
何度も何度もお辞儀をしてくれた高齢者夫婦が脳裏に焼き付いています。
ボランティア活動は、7時集合、9時スタート、16時終了。
17時に朝の集合場所に移動。
駐車場を出る時、おいらのアクティに、いつまでも手を振ってくれる若い夫婦。
駐車場を出て、交差点で車が並ぶでしょ。そうすると、前にたまたま二人組の女性が運転するクルマなわけです。でね、バックミラーに映ったおいらのアクティを見て、分かったんでしょう、思いっきり手を振ってくれるんです。
不肖金八、実はリーダー役を仰せつかったんですが、別れしな、「リーダー!市議会議員に立候補してくださいよ~もちろん一票いれちゃうから」 と、若夫婦の女性いわく(彼女は私と同じ自治体に居住)。
「何言ってんの~、今日みんなが楽しかったのは、みんなが物事をガシガシ前に進めよう!って気持ちがあったからだよ~」 、と私。
RUN丸さんも言ってるけど、気負わず行ってみると人生経験にいいかも。そして行ったからには、主体性を発揮して、物事を前に進める!これです。
能書き垂れることなく「やる」。 それだけで、たったそれだけで、一世帯が、ちょっと前向きになってくれる。
集合場所までの帰りの送迎バスの中、夫婦から、「これリーダーに」、ってわざわざ持ってきてくれたポカリ。涙ホロリ。サンキュー!って叫んじゃったよ。
実はね、私、みんからで、「いいトコどりされるだけされてポイ」 てのがあるんです、4,5回。2年位前かな。自分「だけ」が良ければオーケー、そのためのみん友、そんな感覚の人ばかりなんだな、と、それで半年くらいはみんカラをやめてたし、同じ車種であるジネッタオーナとの登録も付き合いも一切ないんです。
でも、私の中のクルマ好き・ガレージ好の灯が消えるわけもなく、半年後みんカラを再開。
それから出逢った皆さんもそう、今回のボランティアで出逢った皆さんもそう。
「いいヤツって、やっぱりいるよな」 そんな気分です。
今回のボランティア活動で、そんな自分、そんな誰か、を探し出せたのかもしれません。
そうそう。そんなちょっと切ない別れのあと、帰宅すると妻から、「少し前にRUN丸さん、見えたわよ~、お菓子頂いちゃった。自転車のお礼だって。」

<愛息、どんぐりとリスのクッキーに気が付く、の図>
お礼だなんて、そんなのいいのに。十分に伝わってるんだから。
彼の性格が、そうさせたのでしょう。俺の感謝の気持ちはまだまだ収まらん!ってね。
う~~ん、イイね!∞個。
よし!行くぜ、ガシガシ進もう!