
今回は世界遺産にも登録されている
大峰奥駈道の起点となる吉野山のふもとにある酒蔵。
美吉野醸造さん代表作 花巴です。
こちらの花巴はいろいろなシリーズがありまして
今回は
純米酒 花巴 酵母無添加 無濾過生原酒です。
もちろん、チョイスは私が愛する妻からです!!
それだけでも酔っちゃいます・・・・・
はい、はい、どうでもいいことを・・・・
さてさて
こちらのお酒はまた、独特な味わいを醸し出してくれるお酒でした。
もしかしたら個人差があるので合わない人には・・・
大衆受けするお酒というよりかは
個性的で、一度どこかのお店で味わった人が
再びチョイスしたくなる様な味です。
うんうん、まったくわからないですね。
口当たりが軽く、さっぱりしているようで・・・
どちらかといえば癇したほうがいけるんじゃないの?とい余韻を残すような
味わいとでもいいましょうか
味は千差万別、一度お試しあれ~
今回着目は酵母無添加?酵母菌てお酒で必要じゃないの??て、
ふと疑問に思っちゃいました。
そこで、気になったのでやっぱり調べちゃいました。
通常、速醸造りでは醸造期間の短縮と健全な発酵を促す為に、予め乳酸と酵母を入れてお酒を醸すのですが、このお酒は乳酸は入れるものの、酵母は無添加。
乳酸の育成にかかる時間は短縮できるものの、蔵付酵母を育成する時間を要する為、通常の速醸よりも時間と手間隙がかかっています。
みたいです。それでは速醸造りとは??
日本酒造りには次の3種類が主に行われています。
・ 生酛造り (きもとつくり)
・ 山卸し廃止酛造り(山廃造り)やまはいもと
・ 速醸酛造り(そくじょうもと)
先人の考えたこの生酛作りの肝は酒母~もろみへの発酵期間で、一度も純粋培養された菌の添加を行うことなく、条件と環境を整え、自然発生する菌を待って、菌と共にお酒を醸してゆくことにあります。
それに対して「速醸造り」は、菌の自然発生を待つことなしに、全てを人為的にコントロールするため菌の添加を前提とします。
酒母~もろみ発酵期間でいうと
「速醸造り」が約1ヶ月~1ヵ月半。
「生酛造り」は約2ヶ月~2ヵ月半ほど。
これらを踏まえますと、美吉野醸造さんのお酒は手間暇を省くためにあみ出された
速醸造なのに手間暇をかけて無添加酵母で独自の味わいを出すお酒を造っているということになりますね。まだまだ、日本酒は奥が深いです!!
産地 奈良県
酒蔵 美吉野醸造株式会社
品名 純米酒 花巴 酵母無添加 無濾過生原酒
歩合 70%
酒度 +2
度数 17%
酸度 2.5
酵母 自社蔵付酵母
容量 720ml
値段 1300円前後

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Posted at 2012/12/04 15:38:48 | |
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