番長@静岡のブログ一覧

β線とγ線を放出する核種〔β（γ）核種〕は、透過力の強いγ線により、身体から離れた場所にあってもγ線被爆を引き起こす。また、体表面に付着すると、皮膚にβ線被爆を起こす。β線は、厚手のゴム手袋で遮蔽可能であるが、γ線の遮蔽には鉄や鉛やコンクリートなどの遮蔽物が必要である。

中性子線は、鉄や鉛板では遮蔽が出来ない。中性子線は、鉛の原子核にあたっても弾性衝突の様式ではじき飛ばされ、エネルギーを損失することなく原子の間をすり抜けていく。中性子線は、水素原子などの質量数の小さい原子核に衝突すると、エネルギーを原子核に与え、陽子をはじき出すなどして、自らは徐々にエネルギーを失っていく。中性子線の遮蔽物は、水、ワックス、水分を含むコンクリートである。身体は水や脂肪を多く含む為、中性子線の障害を受けやすい。

あくまでもご参考に…

【放射線の単位】
１Bq＝毎秒１壊変する放射性物質の量

１Gy＝１Kgの物質に１ジュールの熱量を付与する放射線量

１Sv＝１Gy×放射線加重係数

※放射線加重係数
Ｘ線、γ線、β線＝１

陽子線＝５

α線＝２０

中性子線＝５～２０（エネルギーレベルに応じて）

【放射線の性質】
α線は、陽性荷電をもっており物質も大きいので、新聞紙１枚で遮蔽が可能であり、体表面に付着してもα線は角質を貫通出来ない。α線を放出する核種（α核種）は、体内に取り込まない限り健康リスクはほとんどない。しかし、体内に取り込まれたα核種は近傍の細胞をα線照射し、γ線照射に比べてＤＮＡ修復が不能な複雑なＤＮＡ損傷をきたしやすく、細胞死を誘導しやすい。

突然の東北太平洋沖地震に日本は大混乱であります。

そして追い討ちをかけるように、こちら静岡でも静岡東部に地震がありました。

太平洋側は大変な事態になっております。

東日本大震災とも…
東北関東大震災とも…

88もの外国から救いの手が差し伸べされて今もなお救難活躍されています。

新聞の１面は福島第一原発の話題をトップ記事にされているようです。

今、日本国民の結集力が試される時!!

私の知る範囲の知識ですが、お役立てて頂けたら幸いです。
【放射線対策の三原則】
放射線被爆を低減する為には…
①被爆時間を短縮する。
②線源からの距離を保つ。
③線源との間に遮蔽体を置く。
の放射線防護三原則を組み合わせる。

福島第一原発の連鎖的な各〇号機の出来事の陰には我が国の関係規則の制限があり、対応の遅れになっているのかも…
【防災業務関係者の被爆限度】
被爆限度（実効線量）50mSv

『特に災害拡大防止や人命救助等、緊急かつやむを得ない作業』
被爆限度（実効線量）100mSv
…となっております。【放射線の単位】
放射線の単位には、①放射性物質の量を表すベクレル（becquerel;Bq）②放射線の種類やエネルギーの大きさによる毒性の違いを補正した等価線量（シーベルト）③放射線防護管理の為に考案された実効線量（シーベルト）がある。