2015年04月19日
フードロス問題
まだ食べられる食品なのにかなり処分されています。それはフードロスと呼ばれ、日本で問題になっています。しかも、その約半数は家庭からだそうです。今の日本は食料自給率は39%と低くかなりの部分を輸入に頼っています。それなのに捨ててしまうのは非常にもったいないし、海外では満足に食事ができない人が大勢います。なにかのきっかけで万が一輸入が止められたらあっという間に飢餓状態になるでしょう。実際に日本でも戦時中や戦後は極度の食糧難でした。
「人は飢えると食べ物を手に入れるためになんでもやってしまうんだ。私は犯罪にまで手を出してしまいそうで怖かった」と会社の大先輩がおっしゃってました。この方は普段とても気さくでいい人でしたから正直ショックでした。どんな人でも極限状態に追い込まれるとなんでもやってしまうものだと考えさせられました。今は24時間営業のコンビニやスーパーがあってどこへ行っても食べ物であふれています。それに当たり前のように三食の食事が食べられます。こういった環境が食事に対するありがたみを減らしているのかもしれません。
現在はファーストフードが全盛でそれぞれのチェーン店は乱立し、どこに行っても同じ物が食べられて値段も安くて注文してすぐに出てきます。ファーストフードはお手軽で便利なので私も今までさんざんお世話になっていますから、それ自体を否定するつもりはありません。ただ、ファーストフード慣れしてしまい早く料理が出てくるのが当たり前だと考えてしまうのは弊害なのかなって思います。
例えば、さぬきうどんやたこ焼きなんかは作るのに結構時間がかかるためお客さんの待ち時間を減らすのにある程度作り置きするそうです。ただ、どちらも売れずにある程度時間が経ってしまうと味が落ちるから廃棄処分されています。その数は膨大で処分方法や当然コスト面でもお店を苦しめているそうです。お店の方もお客さんが待てないからやむを得ずやっているそうですが、無駄の極みに思えます。なんとかならないものでしょうか?
最近ではスローフードという考え方も出てきてます。我々も考えを改めてゆっくりのんびりと待つ心の余裕を持たないといけないときに来たのかもしれません。
我々の食事のために犠牲になった動植物の命をいただいているワケですから、せめてその命を無駄にしないように最低限食べ物は残さずにいただきたいと思います!
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Posted at
2015/04/19 07:30:49
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