最近、有吉反省会などバラエティへの出番が多い岸博幸氏は元経産省官僚ですが気さくな人柄で結構好きでした。しかし、昨日たかじんNOマネーに出演されていたので見ていたら原発問題の話になった時に人命よりも経済成長の方が大事だと耳を疑うような発言をしていました。原発は安全でCO2も出ないし、電気代も安いからこれからも必要であると。さらに同じ元経産省官僚の同僚であった古賀茂明氏は原発に対して安全、安全ばかり言っていると批判してました。逆に何が問題なんでしょうか?国民の命を優先に考えている古賀氏方がよほど良識のあると思いますが。
古賀氏は報道ステーションで官邸の圧力で降板させられたと暴露して話題にになりましたが、その真偽のほどはわかりませんけど過去に官僚を辞めざるを得なかったのも上からの圧力があったそうです。古賀氏はかなり反骨精神をお持ちで現役時代から間違っていることにはきちんと異を唱える方で特に原発の安全性に対して危機感を持っていました。そのせいか変わり者の異端児扱いされていました。周囲から孤立しながら信念を突き通すというのはなかなかできるものではありません。たぶん、間違いに気づいていても指摘せず周りと同調してしまう人は多いことでしょう。最近マスコミを懲らしめる発言をした議員が問題になっています。自分たちに都合の悪い批判を受け付けず潰すやり方は古賀氏への仕打ちと同じです。
人命よりも経済成長が大事だと考え方は岸氏個人だけでなく政府としての本音だと思います。過去にも安全設計がなされていない原発を全国に建てたり、高度経済成長期に各地で発生した公害病などはまさに人命よりも経済成長を優先した結果です。
鋼の錬金術師のあるシーンで国のトップでありながら国民のことを省みないキングブラッドレイ大総統に向かって他国の若き皇子のリンが「王は民のためにある者。民なくして王は在りえない!」と食ってかかる場面があります。日本でも国民のため政治家であって欲しいものです!
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Posted at
2015/07/05 17:52:03