2015年08月06日
最近のエコブームで環境問題への強い意識を持つ方が増えていきました。過去に大きな公害問題が発生したことが教訓になっているのかもしれません。
地球温暖化問題では必ずと言っていいほどCO2が悪者で削減しなければ異常気象が起きて大惨事になるから今すぐ行動しなければならない!とよく言われます。温暖化や異常気象は確かに困りますが、議論の余地もなくCO2=悪者として扱われています。しかし、果たしてCO2は本当に悪者なんでしょうか?
確かにCO2は温室効果があります。最近は真夏に最高気温が40℃近くまで上昇している場所があります。昔より暑くなっているから温暖化が進んでいると思いたくなるでしょうが、それはヒートアイランドによる影響が大きいんです。アスファルトやコンクリートの舗装や建物が増えたり、高層ビルや高層マンションが増えたり、昔と明らかに違うのが自動車とエアコンの普及により排熱量が増えたことが気温上昇につながっています。ヒートアイランド以外にも気温を変動させる要因はたくさんあります。ですから、CO2だけが犯人というワケではなくCO2を含めた様々な要因が複合的にからみあって気候変動が起きています。なのでCO2だけが悪者扱いされているのが昔から疑問に思っていました。なのにCO2削減のために膨大なお金をかけたり、家庭や企業に様々な行動や努力を強いたり、炭素税なんてものまで導入されてしまいました。仮に疑問を持ってる人がいても他の人たちは環境にいいことをしている思っているため反論しづらい空気があるのではないでしょうか。
なかにはエコブームに便乗した企業側のビジネスも多々あります。良かれと思ってやっていたことが逆効果な場合もあります。例えば、電気自動車は排ガスがゼロだから環境にいいと言われていますが、厳密に見ると使用する電気には排ガスを出す火力発電所で作られたものも含まれています。しかも、バッテリーが持たないため長距離は走れません。
ですから、黒部ダム周辺では電線から電気を取り入れて走るトロリーバスは山岳地帯で空気を汚さないために使われています。私としては電気自動車は普及させずにトロリーバスみたいに排ガスを出すと困るところで局所的に使うのが正しいやり方ではないでしょうか。
あとテレビでたびたび温暖化問題や異常気象が深刻化していると報道されていますが、やはり過度にメディアが煽っていることが問題でしょう。

Posted at 2015/08/06 18:32:58 | |
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2015年07月25日
今週のテレビ朝日のモーニングバードのコーナーでそもそも総研では「そもそも無人島でのコメ作りは可能なのだろうか?」という内容でした。
以前に山口県にある無人島を買って現在自給自足の生活をしているタレントの清水国明氏の話が紹介されていました。この島を2000万円で購入して、台風などにも耐えられるように頑丈なログハウスにして、水は井戸を掘って真水を確保して、さらに電気は大容量な太陽光発電をバッテリーに貯めることで冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などが不自由なく使えるそうです。ただ、風呂や暖房に使う灯油、キッチン用のプロパンガスだけは本土から運搬しています。清水氏は完全な自給自足にしてしまうと長続きしないためある程度は文化的な生活ができるようにしてあるそうです。
確かに一昔前の自給自足では調理、暖房、風呂に薪などを使っていましたので大量の薪を確保して保管しなければなりません。さらに電気もないとなると相当の我慢が必要で現代人には非常にハードルが高いことでしょう。清水氏流の自給自足はありだなと思いました。
エネルギーの自給率はほぼクリアされましたので、一番肝心な食料の確保です。清水氏はすでに漁業権を獲得して島の周辺で魚を取ったり、ニワトリを飼って卵を手に入れていましたので、次は野菜です。無人島では珍しく真水の池があったのでそこで米を作ることになりました。やはり日本人としては米は外せませんよね!
実は新潟県十日町市で日本一高い米を作っている戸邊秀治氏は農薬、肥料、機械を一切使わず全て人力なんです。手間がかかるため通常の米に比べて約8倍も高額になってしまいましたが、味が非常に良く自然に共存・調和した安心・安全な米として評判がいいようです。
今回はなんと戸邊氏が直接島に来て、戸邊米のノウハウを教えてもらうことになりました。田んぼを作って、戸邊米の苗をわけてもらい田植えは無事完了しました。
日本の食料自給率は約39%と非常に低水準ですし、島国で食料や資源の大半を輸入に頼っているので万が一緊急事態が発生した場合でも清水氏のような自給自足生活をしていれば生き残れるためもっと増やしていきたいと玉川徹氏がおっしゃってました。この無人島ではエネルギーも食料も自給率がほぼ100%なワケですから。

Posted at 2015/07/25 07:34:04 | |
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2015年07月05日
最近、有吉反省会などバラエティへの出番が多い岸博幸氏は元経産省官僚ですが気さくな人柄で結構好きでした。しかし、昨日たかじんNOマネーに出演されていたので見ていたら原発問題の話になった時に人命よりも経済成長の方が大事だと耳を疑うような発言をしていました。原発は安全でCO2も出ないし、電気代も安いからこれからも必要であると。さらに同じ元経産省官僚の同僚であった古賀茂明氏は原発に対して安全、安全ばかり言っていると批判してました。逆に何が問題なんでしょうか?国民の命を優先に考えている古賀氏方がよほど良識のあると思いますが。
古賀氏は報道ステーションで官邸の圧力で降板させられたと暴露して話題にになりましたが、その真偽のほどはわかりませんけど過去に官僚を辞めざるを得なかったのも上からの圧力があったそうです。古賀氏はかなり反骨精神をお持ちで現役時代から間違っていることにはきちんと異を唱える方で特に原発の安全性に対して危機感を持っていました。そのせいか変わり者の異端児扱いされていました。周囲から孤立しながら信念を突き通すというのはなかなかできるものではありません。たぶん、間違いに気づいていても指摘せず周りと同調してしまう人は多いことでしょう。最近マスコミを懲らしめる発言をした議員が問題になっています。自分たちに都合の悪い批判を受け付けず潰すやり方は古賀氏への仕打ちと同じです。
人命よりも経済成長が大事だと考え方は岸氏個人だけでなく政府としての本音だと思います。過去にも安全設計がなされていない原発を全国に建てたり、高度経済成長期に各地で発生した公害病などはまさに人命よりも経済成長を優先した結果です。
鋼の錬金術師のあるシーンで国のトップでありながら国民のことを省みないキングブラッドレイ大総統に向かって他国の若き皇子のリンが「王は民のためにある者。民なくして王は在りえない!」と食ってかかる場面があります。日本でも国民のため政治家であって欲しいものです!

Posted at 2015/07/05 17:52:03 | |
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2015年05月30日
私が毎週楽しみにしているテレビ朝日のモーニングバードでのコーナーで「そもそも総研」では今回は「そもそも貧困や生活保護はひとごとなのか」という内容でした。
以前のそもそも総研で1冊6000円くらいもする高額な経済学書がベストセラーになったトマ・ピケティ著の「21世紀の資本」の話でした。結構難しいでしたが、簡単に説明すると資本主義には潜在的に問題を抱えていて、そのまま使っていると経済格差が拡大していくという驚愕の内容でした。富裕層はさらに富を増やして、逆に貧困層はさらに生活が厳しくなると指摘されていました。
相対的貧困率という各国の貧困のレベルがわかる指標で日本では過去最悪の16.1%になりました。つまり6人に1人が貧困状態ということになります。相対的貧困率のグラフを見るとピケティの指摘通り過去よりも右肩上がりで増えていました。
貧困は特別な人だけの問題でしょうか?実は以前に大手百貨店勤務の方で過去に年収1100万円も稼いでいた人が親の介護がきっかけで仕事を辞めなくてはならず、その後ホームレスになってしまい、最終的に生活保護を受けるまで至った男性の話が紹介されていました。
実際に貧困というのは紙一重なんです。家族の誰かが病気やケガなどで介護しなければならない場合、または病院へ通院・入院しなければならない場合は治療が長期間なったり、高額の治療を受けなければならないケースもあります。他に親が認知症などになってしまった場合も同様です。こういった問題は誰もが起こりうる状況なんですよね。さらにシングルマザーや年金生活者の方たちの問題も深刻です。
先日火事になった神奈川県川崎市にある簡易宿泊所は高齢者が大半でほとんどの人が生活保護を受けている方でした。もともと簡易宿泊所は高度経済成長期に日雇い労働者や出稼ぎ労働者が一時的な宿泊のため各地に作られましたが、今では行き場のない生活保護受給者の高齢者が人によっては10年以上も長期間に渡って住んでいる方もいます。本当はアパートを借りたくても保証人となってくれる人がいなくて、身寄りない人たちが簡易宿泊所へ集まってくるんです。最近川崎市役所では間に入ってアパートに移り住めるように活動を始めたそうです。
こういった問題は決してひとごとではなく、いつ自分に降りかかってくるのかわからないのです。

Posted at 2015/05/30 05:59:22 | |
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2015年04月19日
まだ食べられる食品なのにかなり処分されています。それはフードロスと呼ばれ、日本で問題になっています。しかも、その約半数は家庭からだそうです。今の日本は食料自給率は39%と低くかなりの部分を輸入に頼っています。それなのに捨ててしまうのは非常にもったいないし、海外では満足に食事ができない人が大勢います。なにかのきっかけで万が一輸入が止められたらあっという間に飢餓状態になるでしょう。実際に日本でも戦時中や戦後は極度の食糧難でした。
「人は飢えると食べ物を手に入れるためになんでもやってしまうんだ。私は犯罪にまで手を出してしまいそうで怖かった」と会社の大先輩がおっしゃってました。この方は普段とても気さくでいい人でしたから正直ショックでした。どんな人でも極限状態に追い込まれるとなんでもやってしまうものだと考えさせられました。今は24時間営業のコンビニやスーパーがあってどこへ行っても食べ物であふれています。それに当たり前のように三食の食事が食べられます。こういった環境が食事に対するありがたみを減らしているのかもしれません。
現在はファーストフードが全盛でそれぞれのチェーン店は乱立し、どこに行っても同じ物が食べられて値段も安くて注文してすぐに出てきます。ファーストフードはお手軽で便利なので私も今までさんざんお世話になっていますから、それ自体を否定するつもりはありません。ただ、ファーストフード慣れしてしまい早く料理が出てくるのが当たり前だと考えてしまうのは弊害なのかなって思います。
例えば、さぬきうどんやたこ焼きなんかは作るのに結構時間がかかるためお客さんの待ち時間を減らすのにある程度作り置きするそうです。ただ、どちらも売れずにある程度時間が経ってしまうと味が落ちるから廃棄処分されています。その数は膨大で処分方法や当然コスト面でもお店を苦しめているそうです。お店の方もお客さんが待てないからやむを得ずやっているそうですが、無駄の極みに思えます。なんとかならないものでしょうか?
最近ではスローフードという考え方も出てきてます。我々も考えを改めてゆっくりのんびりと待つ心の余裕を持たないといけないときに来たのかもしれません。
我々の食事のために犠牲になった動植物の命をいただいているワケですから、せめてその命を無駄にしないように最低限食べ物は残さずにいただきたいと思います!

Posted at 2015/04/19 07:30:49 | |
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