2015年01月30日
2007年の新潟県中越沖地震の影響で刈羽原発は電話が繋がらなかったり、ドアが歪んで開かなかったり、様々なトラブルが発生しました。これらの教訓から刈羽原発に震災などが起きた際に対策本部を設置するための免震重要棟を新潟県の泉田知事が東京電力への強い要望で建設させました。免震重要棟は免震構造になっていて震度7の地震に耐える設計で様々な重要設備が備わっています。その後に泉田知事が免震重要棟が新潟だけではまずいということで福島第一原発にも建設されて、東日本大震災前の2010年7月から運用開始されました。逆に言えば泉田知事がいなければ新潟にも福島にも免震重要棟は建てられなかったことになります。この建物は福島第一原発内で唯一の免震構造でこれがあったおかげで耐震性のない他の設備が震災でめちゃくちゃになってしまう中で対策本部として使うことができ、原子炉制御機能と通信機能が使えたため原子炉の暴走という最悪の事態を防ぐことができたと言えます。もし、そうなれば東京では人が住めなくなることも考えられます。あの時に泉田知事が東京電力へ声を大して福島にも免震重要棟を建てさせたおかげで日本は救われたのです!彼の功績は偉大です。泉田知事は日本で唯一真実を語れることができる政治家だと思っています。「問題点が分かっているのに口をつぐむことは自己保身としては楽だが、歴史への背任になる。問題点に気付いたら発信していく」とご本人も語られていますが、なにぶん相手がとても大きいだけに外部からの圧力も強いでしょうが屈することなく信念を貫き通してほしいです。
東京電力と政府による人災で罪のない国民の命を危険にさらして起きながら誰も責任を取っていません。地震がきっかけではありましたが、起こるべくして起きた事故とも言えます。この体質を根本から見直さない限り再び大きな事故が起きる可能性は多いにあります。これを機に過去に国内外で起きた様々な原発事故やトラブル事例から学び、次の時代への教訓として活かしていくのが本来の姿勢です。
現状では危機管理がずさんすぎます。まずは基本的な安全対策としてフェイルセーフとフールプルーフを組み込むべきです。これは物は壊れるもので、人はミスをするという前提に設計して被害を最小限に抑える手法です。これは本当に安全なのか?と疑うことから入ります。こういった積み重ねでリスクを減らして安全性を高めるものです。東京電力も一から対策して欲しいですね!

Posted at 2015/01/30 16:48:19 | |
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真面目な話 | 日記
2015年01月23日
衝撃的な事実が発覚しました!なんと東京電力が全原発停止中にも関わらず経常利益が大幅な黒字となりました。しかも、震災前と同水準まで回復しています。ということはあれだけ原発の再稼働や電気料金の値上げをすると言っていましたがどちらも必要ないワケですし、むしろこのまま原発はなくなっても問題ないのではと思ってしまうのは私だけでしょうか?そもそも、原発は他の発電方式よりも低コストであると今までさんざん言われてきましたが、実は逆で原発の方が割高なんです。なぜ、危険で割高な原発を使いたい理由としては電力会社が採用している総括原価方式があるため発電時に発生したコストを電気料金に上乗せできるため、別にいくらコストがかかろうと電力会社は痛くもかゆくもないですし、高コストな原発の方が一番儲かるワケです。
しかし、福島の原発のように一度事故が起きれば放射線で死の町になってしまいます。周辺住民は住むところを失い、地元の会社、工場、農家、漁師の方も働くところを失います。故郷を追われた方には本当に残念なことですが原発があんな状態ですからいつ帰れるのかわかりません。頑なに原発推進をしたがってる人は原発の周辺に住んでみればいいんです。原発が今でも絶対に安全というのならそれくらいしてもらわないと説得力がありませんよね?
これまで日本では原発は絶対に安全であるという安全神話を維持するために、設備に危険性を認知しながら放置し続けた結果、危険な原発に成り下がってしまいました。この世に絶対安全なものはありません。ただ、対策を施せばリスクは減らせます。
新潟県知事の泉田裕彦氏は住民の安全第一に考えてくれていて東京電力に対して強気に反論してくれるのでとても信用できます。政府やマスコミなど電力会社と馴れ合いで不都合な真実は隠されることが多々ありますからね。知事がたびたび言及するのが「福島の原発事故の検証なしに再稼働はありえない!」福島のような原発事故を二度と起こさないためにも詳細に分析して問題点をあぶり出して対策が必要です。もう、想定外なんて言い訳は通用しません。想定外を想定することがライフラインを預かる者の責任です!

Posted at 2015/01/23 11:12:31 | |
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真面目な話 | 日記
2015年01月06日
今回新潟県湯沢町のスキー場での遭難事故ですが、正直またかという気持ちです。最近新雪を求めてスキー場外に出て遭難するケースが多発しています。そのたびに遭難者の捜索が行われます。今回は3人とも無事で何よりでしたが、一歩間違えば命を落とすところでした。気軽に行ってしまったかもしれませんが、その代償は大きいでしょう。調べてみたところ山で遭難した場合はあとでかなりの費用が発生そうです。
例えば、民間ヘリは1分1万円、民間の捜索隊は1人1日あたり3~5万、捜索に使用する消耗品代・宿泊費・食費の全額などが掛かる上に冬山は危険を伴うため割増だそうです。捜索隊の人だって大雪の中で雪崩などの危険があるところを命がけで助けに行っています。厳しいことを言いますが、自然をナメた当然の報いです。社会に出た大人として自分の行動に責任を取って欲しいものです。
同じミスを繰り返さないためには最近企業で実施される危険予知訓練(KYT)が有効です。日常のどういったところにどんな危険があるのかを日頃から意識することが大事なんです。クルマの運転でもだろう運転はいけませんし、危険予知の観点で言えば反射的にブレーキを踏める訓練も必要ですからね。あらゆるものにリスクが存在しています。いざという時に人から助けてもらおうなどという他力本願ではなく、まずは最低限自分の命は自分で守るという意識が大事だと思います。。
リスクの話と言えば、冬場にクルマに乗る際は最低限スコップやスノーブラシを積むのは雪国では常識ですよね。私はさらに牽引ロープやブースターケーブル(冬場はバッテリーが上がりやすいため)は常に車載してます。あと冬場の緊急事態に備えてガソリンは多めに入れてます。万が一足止めを食らって給油できない場合ガソリンさえあれば暖房は使えます。これは命に関わりますのでおすすめです。あと個人的には車載用インバータがあればシガーライターのところから100V電源が取れますので、緊急時や停電時に携帯の充電が出来たりとなにかと重宝します。これは中越地震での教訓です。携帯さえあれば連絡手段はもちろんネットで情報収集などもできます。災害時に携帯が使えるのと使えないのでは状況が全く違います。
今回の遭難事故の件を反面教師にして、教訓を次に生かして常に備えることが重要です。明日は我が身です。

Posted at 2015/01/06 06:29:34 | |
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2014年12月28日
この前夢の扉という番組で水を使ったプラズマの話がありました。10000℃という高温のプラズマでいろんな物質を分解させるという話でした。しかも、どこにでもある水を原料にできる上、分解の課程で水素まで取り出せるという画期的なものです。これにより様々な有害廃棄物の処分ができるそうです!
PCB(ポリ塩化ビフェニル)という物質に発ガン性があることがわかり、製造禁止になりましたが現在のところ処分方法がないためPCBを使っていた事業者は各自保管しています。私が昔勤めていた工場でもPCBが使われた高圧の変圧器が保管していました。ただ、使用禁止になってから約40年くらい経ちますので、経年劣化で中のPCBが漏れ出して問題になっています。他にもフロン、アスベストなどこれまで手をこまねいていたこれらの物質も処分できるそうです。
水プラズマによる分解でついに放射性廃棄物の処理も可能なのかと期待していましたが現実は難しいようです…。

Posted at 2014/12/28 15:40:05 | |
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真面目な話 | 日記
2014年11月17日
地球温暖化問題と言えば、海面上昇、異常気象、伝染病の蔓延などがあり待ったなしの対応をしなければならない!と以前からマスコミが不安をあおるようなことを日々報道しています。実際にそうなんでしょうか。それ以前に温暖化イコール悪者として言われていますが、メリットはないのでしょうか。例えば、CO2の濃度が高い状態だと光合成が盛んに行われ、さらに植物の成長が早くなるため野菜や果物などの生産性が上がることがわかっています。
あとことあるごとに異常気象と言われますが、それは局所的な見方をした考えです。気候というものは常に一定ではなく変動するものなんです。大昔だってそうだし、これからもそうなんです。
この情報社会で全てを知ったような気になりがちですが、人間が知ってることなんてごくわずかなんです。全ては自然から学んできたことの蓄積に過ぎません。
IPCCあたりが世界の終末論のごとく今は危険な状態だとマスコミを使いアピール合戦をしていますよね。あれだけの世界的有名な組織のデータだから多くの人が正しいと思ってしまうでしょう。科学者たるものは真実にのみ忠実に向き合ってほしいものですが、残念ながら他者の利益のために歪められているのが実情です。特に権威のある偉い人とか大きな組織の話を鵜呑みにしがちですが、そんなときこそ本当に正しいのか疑うことと物事の本質を見極める目が必要なんです。
排出権取引なる非常にふざけたものを使って排出枠の売買をすることで金儲けしたい魂胆が見え見えである。さらには温室効果ガス削減という正義の旗を掲げることで現在下火になっている原発を使いたいだけなんです。
もっと深刻なのは地球の寒冷化の方です。過去には小氷期というものがありヨーロッパの河川が凍結したこともありました。その一因としてマウンダー極小期という太陽の黒点が激減する現象が起きた際には太陽活動が低迷したためと言われています。ここ最近も太陽の黒点が少ない状態が続いています。また、以前のような小氷期が来ないことを願うばかりです。寒冷化になった場合は植物が育ちにくくなるためまた昔のような飢饉の心配がありますし、人を含めた動物全般にとって大変厳しい環境になることが予想されます。

Posted at 2014/11/17 07:31:48 | |
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