
みん友のメガトンさんと房総一周ツーリングに行ってきました。
極寒の予報でしたので防寒対策を万全にしたいと思い、以下の装備で臨みました。
上半身:おたふく手袋のハイネックインナー・ウールのタートルネック・電熱ベスト・ワークマンのフェイクダウン・コミネの3シーズンジャケット・エアバッグベスト
下半身:アンダータイツ・スノボ用のクッション入りアンダータイツ・タイチの革パン
私が持っている電熱ベスト(ベストヒートUSB)はモバイルチャージャーでも暖まりますが、MAX稼働だと数時間でバッテリーが上がってしまうため、バイクからUSB電源を引っ張り出して常時給電で使いました。
さらに顔には首まで覆う目出し帽のようなインナーキャップを被り、グリップヒーター全開のハンドルにエルフのウィンターグローブという超絶モコモコ仕様です。装備重量は8kgくらいとなりました(笑)
メガトンさんとは市原SAで待ち合わせ。古くからのバイク仲間が最近レストアしたNSR-250で参加したいと言うので一緒に向かいました。
メガトンさんと合流して挨拶を済ませ、君津ICで降りたのですが、ここでいきなり事件発生。
NSR-250が君津の直前でエンジンブローしてしまい、下り坂だったので惰性でインターチェンジにはたどり着きましたが、キックも回らない状態でもうバイクが動きません…
バイクを残して友人を駅まで送ることになり、私の後ろに友人を乗せて君津駅で降ろしました。一旦自宅に帰ってからトランポを借りてバイクを取りに来るようです…
不運な故障ですが、前日まで娘さんとロングツーリングに行っていたようなので、その時ではなくて不幸中の幸いでした。
気を取り直してメガトンさんとの房総ツーリングのスタートです。
とりあえず給油して君津根本のセブンイレブンで一服。寒くて風もあるので一服しててもガクブルです…
まずはもみじロードを目指して南下していきます。
もみじの休憩所でワンストップしてから終点のT字路までを1往復半しました。極寒の月曜日なのでマスツーのグループを見掛けたりして、こんなに寒いのにバイク乗りってバカなんだな~(お前もな~)と思いました(笑)
もみじを堪能してから、次は道の駅三芳村を目指します。最短ルートは面白くないので88号→89号→186号と回るのがコツです。多少遠回りになりますが、交通量の少ない千葉南部の快適なツーリングルートが辿れます。
三芳村で一服しますが、まるで暖かくなってきません。朝と同じ極寒のままです(笑)
一旦屋内に入ったら天国過ぎてもう外に出たくないな~と思いましたが、ここで帰ると前回タイヤが終わって途中終了したソロツーと同じになってしまうので、気合でグリーンラインを目指します。
グリーンライン奥の大規模海底地滑り構造という場所の駐車場でUターン。メガトンさんに先導してもらってGoProで撮影してみました。
綺麗なリーンウィズで無理のないライディングでした。
直線が長くてもあまり開けないメガトンさんに「直線はフルスロットルにしろって師匠が言ってましたよ~」と言いつつ、何だか私のバイクも速度が乗りません。寒いから乗れてないのかな~なんて考えていたのですが、その原因は帰りの高速で判明する事になります…
Uターン場所に使った大型バス用の駐車場では、何やらバイク雑誌の撮影っぽいものが行われていました。こんなに寒いのに…
地滑りの駐車場に戻ってここで愛車をスワップしてお互いのMT-07に乗ってみます。私のMT-07は原形がわからないくらい弄り倒してしまっているので、ほぼノーマルにECUチューンのみというメガトンさんのMT-07は新鮮でした。
率直な意見として、軽くて接地感が薄くてブレーキが効きません(^^;
ブレーキに関してはメガトンさんも感じられているようで、社外パッドに替えるつもりだとおっしゃっていました。是非替えましょう♪
接地感の薄さと切り返しの軽さはタイヤが原因だと思います。お仕事でも使われているようなので3000~5000kmしか持たないスパコルやレーステックは頑張りすぎですが、パッドを換えてもタイヤがグリップしなければ止まりませんので、ロッソコルサあたりをオススメしておきました。ロッコルのサイドはスパコルと同質なので寝かせれば食いますが、センターは耐久性が高くて私の乗り方で8000km程度は持ちましたので、高速メインの方なら1万キロいけるかもしれません。
さて、寒くて空腹なので昼食に向かいます。当初予定していた魚水までお腹が持ちそうもなかったので、手前のカネシチ水産で暖を取りつつ昼食を頬張ります。
時刻はもう14時半くらいでしたが、せっかくここまで来たので予定通り177号を目指して東に向かいます。
それにしても一日中寒く、単調な幹線道路を走っていると頭がボーっとしてきます。雪山で遭難した時の「寝たら死んでしまうぞ!」ってヤツですかね(笑)
GSで給油しようと止まった時に、私の頭がこの状態で、うっかりサイドスタンドを出し忘れて人生初の立ちゴケをしました…ゆっくり倒れたのでミラーが緩んだ以外は被害なし。不幸中の幸いですね。
気を取り直して(一体何回気を取り直しているんだか…)177号経由で内陸部に戻ります。
この177号はあまりネットには情報が出てこない千葉の穴場ルートですが、交通量も少なく変化に富んでいて楽しいルートです。養老渓谷を抜けて最初の君津セブンに戻って解散としました。
人生初の先導ツーリングでしたが、メガトンさんの温厚な人柄にも助けられ楽しい一日が過ごせました♪
今日は飛ばさなかったので大丈夫でしたが、リアに入れた中古のレーステックは温めないとグリップしないのは良いとして、温めても立ち上がりで2~3回滑っていました。フロントのスパコルはちゃんと食っていましたので、中古だからダメなのか、空気圧が高過ぎたのかは次回の検討事項ですね。
さて、グリーンラインあたりから感じていた「加速が悪い」症状ですが、帰りの高速でひょんなことから判明しました。
いつもと同じ開け方をしているのに、明らかに30km/hくらい低い速度しか出ないのです。さすがにこれはおかしいだろとグリップをグリグリして気付いたのですが、グリップヒーター最強で走っていたので、接着剤が緩くなってグリップが空回りし、グリップヒーターのコードが突っ張ることによって、全開の70%くらいしかスロットルが開かない状態になっていました…
ワイヤリングまでしたグリップが回ったことよりも、コードの突っ張りに気付かず半日以上も70%スロットルになっていたことに気付かなかった自分に愕然としました。メガトンさんに「フルスロットルですよ~」とか言っておいて、自分は70%しか開けずに「燃調狂ってんのかな?パワコマの設定の問題かな?」なんて筋違いの事を考えていたのですから(笑)
高速を走りながらグリップをグリグリしてコードが突っ張らない角度まで回してからアクセルを開けたら、ようやくいつもの加速感に戻りました(^^;
レーステックの食わせ方がわかるまではハイペースツーリングには付いていけませんが、極寒でも気合と根性と電熱ベストとグリップヒーター(空回りに注意)があれば房総なら走れることがわかりましたので、また行きたいと思います。