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2024年06月20日

2024年式CBR600RRのECU書換の途中経過

2024年式CBR600RRのECU書換の途中経過 2024年式CBR600RR(8BL-PC40)について、スプロケ交換の整備手帳をアップしましたら、複数の方から「自分もスプロケ交換してるけど、ギアポジションインジケーターが数字と「ー」を交互表示するようなエラーが出てませんか?」という御質問をいただきました。

私の車両もそうなったのでメーカーや販売店に問い合わせた所、以下のことがわかりました。

①ギアポジションは速度と回転数から逆算して表示させているので、ギア比を変更するとエラー表示が出る
②自分でリセットや再学習させる方法はなく、ホンダは「純正ギア比に戻せ」とか言ってくる
③販売店によれば、レーサーやサーキット走行する人はよくギア比を変えているが、変えすぎるとシフターが使えなくなるため、これを解決するにはECU書換で二次減速比を書き換えるしかない
④現時点で8BL-PC40のECUをすぐに書換可能なショップは無い(ラクチ調べw)

純正のF:16T R:42Tから、私のようにF:15T R:42Tにしたくらいだと、エラー表示は出ますがシフターは一応使えます。また、御質問いただいた方の中にはF:15T R:44Tに変更された方もいるようですが、シフターは使えているとのことです。

しかし、シフター制御の中身がよくわからないため、ECUを書き換えずにギア比を変えた場合に、シフター、特にオートブリッパーが完璧に仕事をしているかはわかりませんし、飛ばしている時にチラッとギアポジションを確認しようとしたタイミングで「ー」表示だと確認しづらいため、どうせ燃調等でECUを書き換えるならギア比についても対応させておきたいところです。

そもそも、2019年式以前のCBR600RRまたは6RやR6に乗ったことがある方なら、現行の8BL-PC40のエンジンには少なからず不満を感じるハズです。私が感じた不満は以下の2点です。

①11,000rpm未満はトルク不足でまともに加速しないため、どうしても回転数が落ちるタイトコーナーの立ち上がりで顕著な加速力不足に陥る
②レブが15,000rpmとして14,500rpmあたりからパワーが落ちるので、実質的なパワーバンドが11,000~14,500rpmの3,500rpm分しかないため、頻繁なシフトチェンジを要求されて疲れる割に速く走らせにくい

私の体感なんてアテにならんと思っていましたが、ロクダボ上級者のN本氏も同じことを言っていたので間違いないと思いますし、シャシダイのデータからも明らかです。


なので、私に限らずスポーツ走行をしようと思ってCBR600RRを買った方の多くがスプロケをショートに振って加速力不足を何とかしようと試みているのではないでしょうか?私も既にF:15T R:45Tを付けていますので、純正と比べればリア換算6丁分くらいショートに振っているわけです。そのくらいしないと1速でもヘアピンの立ち上がりでパワーバンドを大きく外れてしまい、下手をすれば400ccにも立ち上がりで離される事態になりかねません。SSなのに…

しかし、ギア比をいくらショートにしたところで、パワーバンドの狭さは変わりませんので、低中回転域の燃調を濃くしてトルク不足を解消させておきたいところです。そこで、私の車両のECUをある程度の期間預けて解析してもらい、ECU書換に対応してもらうために10 FACTORYというショップにECUを送りました。

10 FACTORYのみでは解析は出来ないようで、海外の専門ショップ(WSBK関係の仕事もしているショップのようです)に送ってライターのアップデートの作業中となっています。

ECU本体は既に帰国しているようですが、一つ前の型である2BL-PC40からもECUの中身がかなり変わっているようで、もう少し修正してもらわないと書き換えが出来ないそうですが、ライターのアップデートが完成すれば、燃調だけでなくギア比変更にも対応できるとのことで楽しみにしています。

燃調マップも私の希望(低中回転のトルクを太くした上で15,000rpmまでパワーが落ちないように)を入れたベースマップが出来上がると思いますので、ECU書換を検討されている方は、今のうちにギア比を決めておきましょう。どうせ書き換えるなら長く使えそうなギア比にしておきたいですからね~

私がF:15T R:45Tとしたのは「ストリートで1速を使う頻度を減らしたい」からです。CBR600RRのオートシフターはかなり優秀で気に入っていますが、2速→1速のダウンだけは、踏み込みが甘くてニュートラルに入ってしまって怖い思いをしたことが何度かあります。サーキットでも危険ですがストリートでそれが理由でオーバーランなんかしたら下手をすれば死にます。なので、7,000rpmから許せるレベルのトルクが出る燃調にした上で、ストリートでは2速メインで流せるようになりたいんですよね。

というわけで、書き換えが完了したらまたブログを書きますが、もう少し時間がかかりそうなので途中経過を書いておきました。
ブログ一覧 | バイク論 | 日記
Posted at 2024/06/20 21:28:42

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il pastor fidoさん

この記事へのコメント

2024年6月21日 22:00
とても詳しい途中経過ありがとうございます! あのトルクの谷が消えるなら、どんだけ素晴らしいでしょう!    結構いじったCBR1000RR SC59から乗り換えで、この6ダボの加速だったので心底後悔してます。  続編お待ちしております。
コメントへの返答
2024年6月22日 8:12
リッターSSと比較するのは酷としても、仲間の2013年式のPC40と比較してもトルク不足が顕著で11000rpm未満だと「え?これ400cc?」と感じるほどパワーないですよね…新型のトリプルも仲間が買って試乗させてもらいましたが、メチャクチャパワー出てて感動しましたので小排気量ほどキツい排ガス規制が全ての元凶ですね…
私も早く書き換えて走ってみたいのでライターのアップデートを心待ちにしています!

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