• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ラクチのブログ一覧

2024年08月31日 イイね!

[8BL-PC40] CBR600RR(2024)のツーリング性能

[8BL-PC40] CBR600RR(2024)のツーリング性能今年の夏も猛暑でしたが、気付いたらかなりバイクに乗っていました。7/21(日)から6週連続でツーリングに行き、8/10~8/12の3連休では2回ツーリングに行ったため、計7回(うち1回だけF800R)は乗ったことになります。

今週は台風10号の影響で乗れる感じではないので、徒然なるままにCBR600RR(2024)のツーリング性能について今の印象を書いておきたいと思います。

車両レビューにも書きましたが、現行PC40の長所と短所は以下の通りです。

長所
①外乱に強い優秀な足回り(純正セットは柔らかすぎるので硬めることが前提)
②優秀なシフター(特にシフトダウンは素晴らしいの一言)
③不必要な介入を感じさせない各種電子制御

短所
①フロントローターは交換必須(純正の4.5mm厚はフルブレーキ一発で歪みます)
②致命的な中間トルク不足(ECU書換推奨)
③水温がヤバく排熱も並のリッターSS以上)

電子制御の介入などについてはサーキットメインの方とは印象が異なるかもしれませんが、ギャップや外乱のあるストリートにおいてはABSもトラコンもちゃんと仕事をしてくれた方が安全安心に繋がります。

セカンドバイクのF800Rのトラコンは介入時のパワーダウンが激しく、ギャップで車体が軽く跳ねただけで強烈な介入をするので、一瞬前のめりになるような減速をして逆に怖いのですが、CBR600RRのトラコンはモード1で走っているとメーターでも見ていない限りは介入がわかりません。

TC1000でフルバンク中にリアが出た時には体感できるレベルで介入してきたこともありますが、大きく滑らない限りはクリップからの立ち上がりで全開にするとランプがチカチカして介入自体はしていても、滑らないギリギリのラインで車体を前に出してくれるのでなかなか良いです。

6軸センサーも具体的にどういう仕事をしてくれているのかはわかりませんが、ハーフウェットの伊豆スカでフロントタイヤが白線上で滑った際にも一発で収束して「あ!滑った!」くらいの感想でそのままコーナリングを続けることが出来たので、サーキットよりもストリートでこそ活きる制御なのかなと思いました。

仲間や知り合いの誰に貸しても全員の共通見解として「下のトルクが全然ない」というのがあります。純正状態ではまともな加速を見せるのは11,000rpmから、ECUチューンをしても9,000rpmからで、そこまでは下手をすると400ccにも負けるのではないかというドン亀加速しかしてくれません。

おそらくユーロ5適合の為に触媒がメチャクチャ邪魔をしているのだと思いますが、仲間の2024年式RR-Rは逆に過去最高レベルのトルクが下から出ているので、排ガス規制は排気量が小さいほど不利なように作られているのでしょう。環境負荷は「率」ではなく「量」で決まるものなのですから、規制するなら排出する有害物質の量で規制すべきなのですが、車もバイクも「低排気量車ほどパワーダウンが激しいので大排気量車やターボ車を買うしかない」という本末転倒な結果になっていますね。

で、このトルク不足はストリートでもかなり致命的で、ヘアピンを曲がったら1速でも6000rpmくらいまではどうしても落ちてしまいます。そこから10,000rpmくらいまでは亀加速しかしないので、同じミドルSSカテゴリーである6RやR6と走っていると、立ち上がりや長いストレートがある度にみるみる離されていくことになります。

いくら足回りが良くてコーナリング性能が高いと言っても、6RやR6相手にコーナーのツッコミだけで追走するのはかなり厳しく、仮に先導で多少離せても、長めのストレートがあったらすぐに追い付かれるということになります。ホント、なんなんすか、これ…

というわけで、私のCBR600RRはスプロケを計6丁分ショートにしました。
純正のF:16T/R:42T→F:15T/R:45Tですね。

リアを45Tに上げるにはチェーンのコマ数を増やす必要があったり、スプロケを替えるとシフトポジションインジケーターがバグる(PC40はバグってもシフター自体は使えますがRR-Rで丁数を変えすぎるとシフターが動かなくなるそうです)のでECU書換時に減速比の変更もする必要があります。面倒ですが「それでもかなりショートにしないとマジで加速しないよ!」というのが私からの忠告ですw

で、ここまでやるとようやく「過激なSS感はないけどまあまあキビキビ走れるかな~」くらいにはなるのですが、高回転キープでぶん回していると今度は水温問題が襲ってきます。

コアガードを付けなければもう少しマシなかもしれませんが、ツーリングではコアガードだけは絶対に付けておかないと、前走車が飛ばした小石がラジエーターに直撃したら簡単に穴が開いて走行不能になります。私の仲間は過去に何人もそれを食らっています。で、コアガードを付けると特に1速メインの峠では水温が120℃を超えて完全にオーバーヒート状態になってクーラントを吹くんです...

タイトル画像では119℃を表示していますが、この時は122℃まで上がって都民の森でクーラント(無印ヒートブロックなので他車に迷惑はかけていないと思いますが…)を吹きまくって知らないオッサンが寄ってきましたw

川野の駐車場から都民の森まで片道走っただけでこれで、他にも道坂峠を通過した後もコンビニの駐車場でダバダバ吹いてました。水温がキツいのは知っていたので無印ヒートブロック入れてアンダーカウル外してこれですよ...

仕方がないのでコアガードを自作金網に替えたら多少はマシになりましたが、それでも水温は仲間のリッターSSよりも平均して10℃くらい高く、右足に来る排熱も半端ないです。過去に乗ったバイクの中ではRSV4の次に熱いバイクなんですが、一番納得がいかないのは「2019年式以前のPC40は別に熱くない」ということです。大幅なパワーダウン(特にトルクダウン)しているのに熱いってどういうことなんですかね?パワーを熱に変換してライダーに食らわせる仕様なんですかね?

レーサーにするならレースキットを買ってレーシングラジエーターに交換すれば解決するのかもしれませんが、渋滞中ならともかく「走っているのに排熱が追い付かない」って水冷車としてどうかと思います。触媒レスにすれば解決するのかもしれませんが、別に違法状態で走りたいわけでもないのでマジでどうにかして欲しいです。

とはいえ、熱問題とトルク不足(これから秋が来ることを思えばトータルではこちらの方が大問題ですが)を除けば、車両としての完成度は高く買ったこと自体は後悔していません。コーナーの進入でギャップを踏んでもすぐに収束するので何とかなりますし、レコード盤みたいな縦溝区間でも余裕で膝が擦れます。

公道で膝擦りすることに関しては「単なるパフォーマンスだ」とか「そんな危険な走りをするな」みたいな反対意見もあるようですが、PC40の場合の膝擦りは安全のためです。膝を擦ってもバンク角にはかなり余裕があり、フルバンクさせたかったらほとんど足を開かずに爪先と膝が同時に擦るラインを狙う必要があるのですが、それこそストリートでそんなことしていたらちょっとした砂や泥で散りますし、対向車がはみ出してきていてもそれ以上ラインを変えられません。

なので私はフルバンクさせないように膝を擦っておき、対向車等の外乱でラインを変える必要が生じた時にもう一段階曲げられるようなペースにしています。サーキットでタイムを出したいならバックステップを入れてフルバンクさせた方が良さそうですが、今は純正ステップで爪先まで擦ったらそれ以上は攻めないという感じで乗っています。

SSと言っても600ccなので乗車姿勢も楽で前傾姿勢も大したことないです。RSV4は膝の高さくらいの位置にハンドルがあったのでマジでキツかったことを思えば、メチャクチャ楽な部類に入ると思いますが、社外スクリーンを入れても風防は弱いので高速ではむしろ意図的にタンクに伏せないと風圧が大変です。

車体価格の160万前後というのは、サス交換しなくても十分攻められる足回りであることを考えれば妥当なところだと思いますが、フロントローター・スプロケ・ECU書換までは必須だと思われるので、ちゃんと乗りたいならプラス20万は仕方ないかなという感じだと思います。来年あたり出ると噂のBMWのS750RRが200万を切ってくるようならそっちの方がお買い得かもしれませんが、円安だしBMWだからきっと高いんでしょうね…

ZX-6RやYZF-R6がもう新車では買えないことを鑑みると、軽量でパタパタ倒せてストリートでもフルスロットルに出来るミドルSSはCBR600RRしかないことになりますが「フルスロットルにしても高回転に入るまでは加速しないよ...」というのがやはり一番のネガですね。

YZF-R9が出たら基本的にはR9の方が楽して速く走れそうですが、ヤマハなのできっと前後サスは交換前提の仕様で出してくるでしょう。仲間がMT-09SPを新車購入したんですが、SPでもフロントフォークがスッカスカで結局20万払ってマトリスのインナーカートリッジ入れてました。3気筒はトルクもあってかなりいいんですが、私は4気筒の高回転まで回した時の音が好きなので、レブが10,000rpmくらいのCP3エンジンは微妙なところなんですよね。むしろMT-09は通勤用セカンドバイクとして欲しいw

CBR600RRもそれなりに売れてはいるようで、ツーリング先でも結構見掛けます。ブラックは2024年式にしかないので、見かける度に「スプロケ替えてますか?このバイクマジで加速しなくないですか?」と聞きたくなる衝動に駆られますが、私はシャイなので自分からは声は掛けませんw

とまあ徒然なるままに書いてきましたが、現行PC40をお持ちの方がもしこの記事を読んだのであれば、悪いことは言いませんから

①フロントローターを320mm/5.5mm厚に交換
②スプロケを最低3丁分はショートに(F:15T化だけならチェーン交換不要)
③ECU書換

まではしておいた方が良いと思います。とにかく加速しないバイクなので最高速が240km/hでいいなら6丁分ショート化もオススメです。あと水温対策で何か良いアイディアがあれば教えて下さい。来年の夏までにラジエーターウォータースプレーでも自作するか真剣に検討しているくらい水温がヤバいです。
Posted at 2024/08/31 09:30:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2024年07月11日 イイね!

2024年式CBR600RRのECU書換完了

2024年式CBR600RRのECU書換完了ユーロ5適合で中速トルクが400cc並になった2024年型CBR600RR(8BL-PC40)ですが、私の車両のECUをショップに貸し出すことでデータの吸い出しやライターのアップデートを行ってもらえるようになり、本日書き換えたECUが無事到着しました!

まだ街乗り試乗しかしていませんが、この年式のCBR600RRはマジで11,000rpm以上からしかまともな加速をしないため、スプロケ変更でショート化したらギアポジション表示が「数字」と「ー」の交互表示というエラー表示なる点に困っている方も複数名いらっしゃると思いますので、書換可能なショップの紹介と私の初期レビューを書かせていただきます。

今回書き換えたメニュー
①燃調マップの変更(純正エキパイ・純正マフラーでのオリジナルマップ)
②レブリミットを15,000rpm→15,500rpm
③スプロケ丁数の変更(F16T/R42T→F15T/R45T)
④ラジエーターファン作動温度変更(105℃→100℃)
※ファン作動温度変更は実際には変更されてましたが、ライター上では上手くいかなかったようなので動作保証対象外で

詳しいレビューはツーリングに行ったりシャシダイ載せてから改めてパーツレビューで書きますので、あっさりとした初期レビューを書いておきます。

①燃調マップ
街乗りでは2速くらいまでしか試せませんでしたが、明らかに中速トルクが増して7000rpmくらいから「600ccらしい加速」をするように感じます。2019年式以前レベルにするには触媒レスのフルエキ入れて燃調やり直さないと無理だと思いますが、少なくとも純正状態の「何これ…」感はなくなりましたw

ちなみに社外スリップオンを入れている方などはそれに合わせたマップ作成もしてくれますし、兵庫まで行けるなら現車合わせも可能だそうです。

②レブリミット変更
街乗りでは試せていませんが、純正は15,000rpmだったと記憶しています。500rpm上げたのは「不意のレブ打ちを避けるため」なので15,000rpm以降はパワーは出なくて構わないと伝えました。レブランプが14,600rpmで全点灯するように設定しているのですが、夢中になって走っているとうっかりレブに当ててしまうことがあり、そこで燃料がカットされるとシリンダー内の温度が急上昇するのがエンジンに良くないんですよね…

なので保険のための500rpmです。

③スプロケ丁数の変更
これが出来たのは大きいですね。メーカーは「純正丁数に戻せ」ディーラーも「ECU書き換えないと無理」でしたので、無事に二次減速比の変更が出来たようでギアポジション表示も正常になりました。

丁数を再度変えた場合は再書換が必要ですので「中低速が改善するとしてどのくらいのギア比で走りたいか?」をよく検討してから依頼しましょう。私がF15T/R45Tとしたのは「ストリートでは出来るだけ1速を使いたくないから」です。

ツーリング時に「1速↔2速」の往復となると、シフターを使ってもギア比が離れているための変速ショックと、シフトダウン時にニュートラルに入ってしまうリスクがあります。(実際数回ニュートラルに入ってビビりました)これが「2速↔3速」で走れるとギア比が近くでスムーズなのと、ニュートラルリスクがないので安心してシフターに任せられます。

それでもECU書換前にこのギア比で走ってみたところ、奥多摩周遊とかで上級者を追走したり先導しようと思ったら1速も使わないと無理でしたが、中速トルクが太れば2速メインでいけそうです。デメリットは「最高速が240km/hくらいまで落ちる」ことですので、もてぎや富士を走る方は無理なギア比だと思いますが、ストリートメインの方とTC2000や袖ケ浦ならこのギア比はお勧めです。

④ラジエーターファン作動温度変更
これは果たして効果があるのかはわかりません。CBR600RRは夏場は水温がヤバく、11,000rpm以上をキープして走っていると走行中でも106℃とかになってしまってファンは回りっぱなしでした。私の車両にはプラスではないヒートブロックを入れていますが、ストリート用にラジエーターガードを付けているのも影響しているかもしれません。

レーサー仕様にするならサーモスタットを撤去してバイパスホースを塞ぐのが常道らしいですが、真冬もツーリングに行きますし、バイパスホースを切断して塞ぐという作業に自信がないので私はやめておきますw

今回は運良く書き換わっていましたが、現時点では基本的には変更不可とのことです。ただし、ライターがアップデートされればいずれ正式対応されるかもしれません。


では、書き換え対応をしていただいたショップを紹介いたします。

10 FACTORY

まだHP上の対応車種のリンク等は更新されていないと思いますが、既に書換可能になっていますので興味のある方は問い合わせてみて下さい。非常に良心的なショップで書換事例のなかった8BL-PC40のECUを外注先の海外ショップにまで送って対応可能な状態にしていただけました。2021年型(2BL-PC40)ともかなり中身が変わっているらしく、ライターをアップデートしないと書き換えられなかったとのことですので、おそらく現時点で2024年型のCBR600RRのECU書換が可能なショップはここだけです。

料金は\52,000+消費税で\57,200がベースです。ECUを外して送れば原則的にこの価格でやってもらえると思います。燃調マップ以外の部分を弄る場合にオプション料金がかかるショップもある中で、やはり良心的な価格設定だと思います。

問い合わせの際には「2024年式のCBR600RRのECUを最初に書き換えたと言う人に教えてもらった」と言っていただけると、私の株がちょっと上がって嬉しいですw

では、ツーリングに行ったり、パワーチェックの結果が出たら改めてレビューしますが、書き換えでパワーが落ちることはあり得ないのでマジでオススメです♪
Posted at 2024/07/11 17:49:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2024年06月20日 イイね!

2024年式CBR600RRのECU書換の途中経過

2024年式CBR600RRのECU書換の途中経過2024年式CBR600RR(8BL-PC40)について、スプロケ交換の整備手帳をアップしましたら、複数の方から「自分もスプロケ交換してるけど、ギアポジションインジケーターが数字と「ー」を交互表示するようなエラーが出てませんか?」という御質問をいただきました。

私の車両もそうなったのでメーカーや販売店に問い合わせた所、以下のことがわかりました。

①ギアポジションは速度と回転数から逆算して表示させているので、ギア比を変更するとエラー表示が出る
②自分でリセットや再学習させる方法はなく、ホンダは「純正ギア比に戻せ」とか言ってくる
③販売店によれば、レーサーやサーキット走行する人はよくギア比を変えているが、変えすぎるとシフターが使えなくなるため、これを解決するにはECU書換で二次減速比を書き換えるしかない
④現時点で8BL-PC40のECUをすぐに書換可能なショップは無い(ラクチ調べw)

純正のF:16T R:42Tから、私のようにF:15T R:42Tにしたくらいだと、エラー表示は出ますがシフターは一応使えます。また、御質問いただいた方の中にはF:15T R:44Tに変更された方もいるようですが、シフターは使えているとのことです。

しかし、シフター制御の中身がよくわからないため、ECUを書き換えずにギア比を変えた場合に、シフター、特にオートブリッパーが完璧に仕事をしているかはわかりませんし、飛ばしている時にチラッとギアポジションを確認しようとしたタイミングで「ー」表示だと確認しづらいため、どうせ燃調等でECUを書き換えるならギア比についても対応させておきたいところです。

そもそも、2019年式以前のCBR600RRまたは6RやR6に乗ったことがある方なら、現行の8BL-PC40のエンジンには少なからず不満を感じるハズです。私が感じた不満は以下の2点です。

①11,000rpm未満はトルク不足でまともに加速しないため、どうしても回転数が落ちるタイトコーナーの立ち上がりで顕著な加速力不足に陥る
②レブが15,000rpmとして14,500rpmあたりからパワーが落ちるので、実質的なパワーバンドが11,000~14,500rpmの3,500rpm分しかないため、頻繁なシフトチェンジを要求されて疲れる割に速く走らせにくい

私の体感なんてアテにならんと思っていましたが、ロクダボ上級者のN本氏も同じことを言っていたので間違いないと思いますし、シャシダイのデータからも明らかです。


なので、私に限らずスポーツ走行をしようと思ってCBR600RRを買った方の多くがスプロケをショートに振って加速力不足を何とかしようと試みているのではないでしょうか?私も既にF:15T R:45Tを付けていますので、純正と比べればリア換算6丁分くらいショートに振っているわけです。そのくらいしないと1速でもヘアピンの立ち上がりでパワーバンドを大きく外れてしまい、下手をすれば400ccにも立ち上がりで離される事態になりかねません。SSなのに…

しかし、ギア比をいくらショートにしたところで、パワーバンドの狭さは変わりませんので、低中回転域の燃調を濃くしてトルク不足を解消させておきたいところです。そこで、私の車両のECUをある程度の期間預けて解析してもらい、ECU書換に対応してもらうために10 FACTORYというショップにECUを送りました。

10 FACTORYのみでは解析は出来ないようで、海外の専門ショップ(WSBK関係の仕事もしているショップのようです)に送ってライターのアップデートの作業中となっています。

ECU本体は既に帰国しているようですが、一つ前の型である2BL-PC40からもECUの中身がかなり変わっているようで、もう少し修正してもらわないと書き換えが出来ないそうですが、ライターのアップデートが完成すれば、燃調だけでなくギア比変更にも対応できるとのことで楽しみにしています。

燃調マップも私の希望(低中回転のトルクを太くした上で15,000rpmまでパワーが落ちないように)を入れたベースマップが出来上がると思いますので、ECU書換を検討されている方は、今のうちにギア比を決めておきましょう。どうせ書き換えるなら長く使えそうなギア比にしておきたいですからね~

私がF:15T R:45Tとしたのは「ストリートで1速を使う頻度を減らしたい」からです。CBR600RRのオートシフターはかなり優秀で気に入っていますが、2速→1速のダウンだけは、踏み込みが甘くてニュートラルに入ってしまって怖い思いをしたことが何度かあります。サーキットでも危険ですがストリートでそれが理由でオーバーランなんかしたら下手をすれば死にます。なので、7,000rpmから許せるレベルのトルクが出る燃調にした上で、ストリートでは2速メインで流せるようになりたいんですよね。

というわけで、書き換えが完了したらまたブログを書きますが、もう少し時間がかかりそうなので途中経過を書いておきました。
Posted at 2024/06/20 21:28:42 | コメント(1) | バイク論 | 日記
2022年05月20日 イイね!

買わない理由が値段なら買え

買わない理由が値段なら買え私にもいくつか「座右の銘」的なものがあリます。まあ、生きていくための指針みたいなものですよね〜

①強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。

②1日の3分の2以上を自己のために持っていない者は奴隷である。

③買わない理由が値段なら買え。買う理由が値段なら買うな。

④いつか買う物は早く買った方が日割りが安くなる。

①はレイモンド・チャンドラーという米国作家の作品内に出てくる主人公のセリフですが、結構心に刺さったので座右の銘にしています。腕力や体力だけでなく、経済力もないと生きていけない社会ですが、強くても優しくない人間は生きる資格がないですよね。だから私は、弱者救済に冷淡なだけでなく、弱者によりダメージを与える消費税増税などに賛成または黙認している与党支持者やネトウヨが嫌いなんですよね…

②はニーチェの言葉です。好きでやっている仕事ならまだしも、生きるため、稼ぐためにやっている仕事は8時間労働が限界ってことですね。なので私は絶対に残業しないように頑張ってます。今の職場は仕事自体は無限にあるので、どこで見切りを付けてどこまでやるかという話になるわけですが、平均的な社員の1.5倍くらいの速度で仕事を済ませて定時ギリって感じなので、仕事が遅い人はやっぱり残業していますね。うちの会社は36協定を結んでいないので、残業されたら違法なんですが、自公政権が続く限りは経営者が逮捕される日も来ないでしょう。庶民は一時停止線を徐行で通過したら検挙。経営者は労働者を過労死させても無罪なのが与党の言う「美しい国」ってヤツなんですね〜

前置きが長くなりましたが、本題は③と④です。

バイクのような趣味性の高い物を扱っていると、欲しいバイクや欲しいパーツがいくらでも出てくる訳ですが、それが「本当に心の底から欲しい物」ならば、価格に関わらずに買ってしまった方が幸せになれます。

もちろん、経済的に買えないバイクもあるでしょうが、カネがなかった独身時代にローンを組んで買ったCBR600F4iやCBR954RRとの出会いがなければ、今の私のバイク人生もないのですから、「買おうと思えば買える」なら買ってしまえば良いのです。

知り合いの金持ちが言ってましたが、「本当に欲しいなら買ってしまって、その分頑張って働いて稼げばいい」そうです。まあ、稼げる仕事かどうかにもよりますが、今までに欲しくて買った物で「買ったことを後悔した物」があるかどうかを思い返してみて下さい。おそらくほとんどないハズです。

一方で、安いからという理由で買った中華パーツとかはハズレが多いですよね。MT07に付けていたスライダーなんて、転けてないのに走行中に振動でボルトが折れて転がっていきましたからね…

リアサスにオーリンズが欲しいならオーリンズを入れればいいんです。数年乗ってもそれなりの額で売れますし、OHすれば一生使えます。

セカンドバイクのZ250SLにも、リアサスとフロントフォークキットを組みましたが、明らかに乗りやすくなって満足しています。中途半端にスプリング交換やプリロードアジャスターで済ませていたら、サスやキットが欲しい状態が続き、結局いつかは買うことになるのですから、さっさと買った方が得なのです。

で、④ですよね。

消耗品は早く入れたら早くダメになりますが、パーツの場合は基本的にはずっと使える訳です。今のバイクにいつまで乗っていつ手放すかは誰にもわかりませんが、「今のバイクを降りる日」は変わらないのですから、いつか付けるパーツは1日でも早く付けた方が「良い状態を楽しめる期間」が増えます。そう、日割りで考えたら得なのです!

もちろん、こんな考え方をしていたら、資産は増やせませんし貯金もあまり貯まらないでしょう。でも、人は資産を増やしたり貯金をするために生まれて来たのではないでしょう?

稼ぐための仕事にはコスト意識が必要ですが、趣味というのは儲からなくていいし、誰の役にも立たなくて良いのです。自分が楽しめて幸福感を味わい、また仕事を頑張ろうと思う原動力となればそれで良いのです。

私はハイグリップタイヤであれば、新品でなくても中古で十分と考えているので新品タイヤはまず買いません。でも、足回りのセットが決まるかどうかは非常に重要だと思っているので、サス・フォーク・ブレーキには手を入れます。メタリカSpec3やジクーのType-Cを一度使ったら、デイトナパッドなんてリアにしか使えないですよ。いざという時に止まれるかどうかは生死を分けるのですから…

たったの一度の人生ですし、人は皆いつか死ぬのです。しかも年齢的にスポーツライディングが出来る時間も限られているでしょう。私は80歳までバイクに乗りたいとは思っていますが、サーキットを攻めたり出来るのは60歳くらいが限界なんじゃないかと思ってます。なので、まだ体力がある40代のうちに少しでも楽しんでおきたいのです。

さあ、皆さんも私と一緒にお気に入りリストに入れているパーツを片っ端からポチりましょうw
Posted at 2022/05/20 11:19:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2022年05月11日 イイね!

通勤は250ccがベストバイな気がする件

通勤は250ccがベストバイな気がする件まあどうでもいい話なんですが、そもそも私が24歳の時にバイクの免許を取った理由は「満員電車に乗りたくない」でした。とにかく電車が嫌いで今では数年に1回くらいしか乗りません。仕事の出張で飛行機を使う時ですら、自腹で羽田空港の駐車場に停めたりするくらい電車が嫌いなんです。

で、以来通勤に使っていたバイク歴なんですが、

①CB400SF
②CBR600F4i
③ビラーゴ250
④CBR954RR
⑤アドレスV125G
⑥MT-07
⑦RSV4
⑧YZF-R1
⑨Z250SL

という順で色々使ってきたわけですが、「通勤しやすさ」でランク付けするとこんな感じになります。

①Z250SL
②CBR600F4i
③ビラーゴ250
④MT-07
⑤YZF-R1
⑥CBR954RR
⑦CB400SF
⑧アドレスV125G
⑨RSV4

まあ、⑤と⑥は夏場はちょっと熱くてアレなんですが、ミラーが畳めるSS系は予想以上に通勤しやすいんですよね。車重も軽いしパワーもあって無敵感と万能感がハンパないので、荷物さえ積むか背負えれば結構アリです。

乗りやすいと評判のCB400SFが下位に沈んでいるのは、車格が大きくて車重もあるので、スイスイすり抜けるにはそんなに便利なバイクじゃないからです。4気筒で回さないとパワーも出ないので、低速トルクのあるMT-07の方が遥かに楽でした。

よく通勤で使われることの多い原2クラスですが、通勤快速と呼ばれるアドレスV125をもってしても、加速力も最高速も全く足りなくて私では無理でした...
RSV4は乗ってるだけで気合が要りますし、V型で股間がアッツアツなので街乗りはマジで無理ですw

さて、都内通勤と言えば原2族を中心とした通勤バトルが日々繰り広げられているわけですが、私は別に勝ち負けには興味がありません。

自分より速いバイクにはさっさと先に行って欲しいですし、遅いバイクは抜かしてしまいたいだけです。

ところが、アドレスとかに乗っていると、私の方が若干ペースが速いのに、進路を譲らない原2に前を塞がれた時に処理が大変なんですよね。車線変更して抜かしても、信号待ちで追い付かれるとフライングされてまた前に出られたりして…

てかスリ抜けで抜かされてるのに、交差点でまた前に出ようとするヤツって何なんですかね?前を塞いで嫌がらせがしたいんですかね?結局また抜かすことになって非常に面倒なのでやめて欲しいです!

さて、そんなストレスもZ250SLで通勤するようになってから激減しました。

まずシグナルダッシュが原2どころか250cc相手でも明らかに速いのであっさり前に出れます。

ハンドルバーを交換してないのに、車幅が狭いのでトラックが並んでいても間を抜けれます。

車重がアホみたいに軽いので車線変更もジグザグ走行もお手の物。それでいて回せば120(時速とは言ってない)くらいまでは問題なく加速するので過不足がありません。

原2族も相手が白ナンバーだと無理に張り合おうとしないのか、毎日通勤していても、頑張って競り合ってくる相手と出会うのは週1回あるかどうかです。たまに必死にすり抜けして前を走ろうとするバイクもいますが、片手運転で付いていけるくらい余裕なのでとにかくストレスが少ないです。

いざツーリングとかに使ってみると、パワー不足で登りで全然足りなかったりしてアレなんですが、街乗り車としては250ccクラスがベストな気がします。

いざとなれば高速も乗れるし、車検がないので弄り放題。原2派の方はファミバイ特約が安いと言いますが、等級が上がれば任意の方が安くなります。ファミバイ特約は何年乗っても保険料が下がらないので。

常にブン回しているので燃費が20km/Lいかなくてちょっと残念ですが、先日のまったりツーで流してたら30km/L以上走ったので、要は都内街乗りだと燃費が半分くらいになるのは仕方ないんでしょう。CBR954RRなんて、首都高グルグルしてたら9km/Lくらいでしたし…

あとはまあ、スクーターが楽でいいと思う人と、シフトチェンジがしたい人がいると思うんですが、私は明らかに後者ですね。スクーターのベルトドライブによるCVTみたいな加速がどうにも好きになれませんでした...

Z250SLは250ccの中でもちょっと異質なバイクだとは思いますが、2気筒でも多少重くても250ccは街乗りが乗りやすいと思います。無理に飛ばさずに流れに乗っていても、いつでも加速して車を抜けるだけの余裕があるのは大切なことです。

EVバイクが進化して、250cc並みの加速をするEVスクーターでも出てくれば別ですが、当分通勤はZでいいやと思って自賠責も5年で掛けました。

原2通勤をしていて、「もうちょっとパワーがあればな~」とか思ってウエイトローラーとかサブコンとかに手を付けている方は、思い切って250cc買った方が幸せになれますよ!

ただし、タバコ吸いながら乗りたい人だけは原2スクーターがベストバイですw
Posted at 2022/05/11 09:17:40 | コメント(1) | バイク論 | 日記

プロフィール

「[整備] #CBR600RR [8BL-PC40]ワンオフモリワキRS-5取り付け https://minkara.carview.co.jp/userid/705465/car/3569288/8231499/note.aspx
何シテル?   05/15 13:28
警察には屈しません。以下のブログを読めば目から鱗が落ちます。 https://xn--110-rf4b302pzd3bcnm.com/
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ホンダ(純正) インターナビ・データ通信USB 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/01 22:13:44
カムチェーンテンショナー調整 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/01/02 22:59:21
プリロード調整 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/11 10:54:44

愛車一覧

ホンダ CBR600RR ホンダ CBR600RR
交通事故の慰謝料で買おうと思って予約していたら、慰謝料が出る前に発売されてしまったのでフ ...
BMW F800R BMW F800R
通勤&セカンドツー用に買いました。 安定思考でマッタリ走っても不満のないバイクですが、 ...
カワサキ Z250SL カワサキ Z250SL
通勤&ショートツー用に増車しました。 とにかく軽くて短いので125ccクラスの気軽さで ...
ヤマハ YZF-R1 ヤマハ YZF-R1
RSV4Rが長期入庫になったため、その間の通勤&ツーリング用に買いました。 その後RS ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation