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2019年11月04日 イイね!

身勝手なバイク論

身勝手なバイク論これも100%独断と偏見に基づく私見ですので「そんな風に考えてるアホもおるんか…」程度で読み流して下さい。休日なのにバイクにも乗れずに暇潰しで書いてるだけです(笑)

バイクの楽しみ方は人それぞれで、特に見た目のカスタムなんてものは各自が好きなようにやれば良いと思います。車やバイクって乗る前に自分の愛車を見て「カッコいいな~」とか「乗りたいな~」と思えるのが一番ですからね♪

でも、安全性に関わる機能性パーツに関しては「予算の許す範囲内で安全寄りにしておく」のが良いと思うのです。

私も以前は「自分の今のスキルではどうせ使い切れないから、ロッコルレベルのタイヤで十分」とか「格安バイクの07に1セット1万もするメタリカパッドなんて必要ないんじゃないか?」と思い、バイクの師匠にもそんな発言をした事があります。

でも、師匠の言う事は後になってみると間違っていた事がないので、言われるがままにサスやパッドやタイヤを換えてきた訳ですが、感想としては「やはり師匠は正しかった…」なのです。

必要十分という観点で言うなら、250ccもあれば日本の公道を法定速度で走る際に困難が生じる事はありません。でも、大排気量車に乗ると、トルクに余裕があったり、車体剛性の高さによる安定性など様々なメリットがありますよね?「120km/hまでしか出ないバイクにとっての100km/h」と「250km/hまで出るバイクにとっての100km/h」はまるで違うのです。これはまあ、軽自動車とGT-Rが同じ100km/hで走った時にどれだけ安定性や安全性が異なるかというのを考えるのと同じです。

だから大排気量に乗れという話ではありません。必要かどうかという観点ではなく、性能やスキルに余裕がある方が安全ですよねということです。

飛ばさないからツーリングタイヤで十分というロジックを聞くことがありますし、私も通勤だけならまあ十分かなと思います。しかし、ハイグリップタイヤとツーリングタイヤでは、どちらの方が制動距離が短いでしょうか?ABSがあってもグリップの低いタイヤはすぐにロックしてしまいますから、路面がドライであれば、当然制動距離はハイグリップの方が短いです。

自分が飛ばしていなくても急に飛び出してくるチャリ族とかもいますので、路上は危険がいっぱいです。ワインディングでも、ツーリングタイヤのグリップを90%くらい使って曲がるよりも、ハイグリップタイヤの70%くらいで曲がる方が安全かつ速いでしょう。スパコルなんて履いたら、並のライダーでは滑らせたくても滑らせようがないくらいグリップしますからね…

とはいえ、ハイグリップタイヤにもデメリットはあります。

①高価で寿命も短い
②真冬で冷えていたり雨天時はツーリングタイヤよりもグリップしない事があります

だから、ハイグリップタイヤを履かない選択肢をする時の理由は「そんなの履いてたらカネがもたないです」とか「雨でも真冬でも通勤で乗るから逆に危険なんですよね~」となります。まあ、ぶっちゃけた話が、雨の日は私でも飛ばしませんし、プロダクションタイヤは尖った形状で直進時の面圧が高いので、台風レベルの豪雨時にスパコルで走っても交差点だけ気を付ければ大丈夫なんですけどね(経験済み)

ちなみに、上級者ほどグリップの低いタイヤでも安全に飛ばす事が出来ます。私の仲間の一人がMT-07をレンタルして純正サス・ノーマルタイヤで走ったシーンを見たことがありますが、今の私よりも速いペースで曲がってました。純正ステップだとバンク角がなさすぎるので、超ワイドラインを使ってパイロットロード4のグリップ限界付近で走れてしまう人なのです。私ではあの走りは到底無理です…

上級者のライディングスキルは本当に高く、私の師匠はブラインドコーナー先で目の前に鹿が飛び出して来た時に、咄嗟にウィリーして鹿を乗り越え、転倒せずに着地してました…

だから、そういうレベルの人なら「別にツーリングタイヤでも十分です」と言えるのかもしれません。タイヤがロックしようが滑ろうが、スキルでリカバリー出来てしまうのですから。

でも、そのレベルの人は極僅かですから、私としてはやはり「初心者ほどハイグリップを履いた方がいいですよ!」とオススメしたくなります。

私は16年位前に首都高で急に車線変更してきたトレーラーと壁の間に挟まれそうになり、八重洲線の分岐に逃げようとするも間に合わずにポールにぶつかって転倒して大怪我をしました。その時履いていたタイヤはD203だかD204とかいうCBR954RRに吊るしで付いていた全然食わないタイヤでした。

あまりにも食わないので、「少し溝が減ってきたらハイグリップ系に換えよう」とケチってしまったのですが、事故後に入院しながら繰り返し思ったのは、「あの時履いていたのがせめてパイロットスポーツだったら、ポールに当たらずに逃げ切れたのではないのか?」です。本当の所はわかりません。でも、応急修理をして954を格安で譲った友人も、タイヤ交換をしないまま筑波に持ち込んですぐに転倒して廃車にしてました。「地面と触れている部分はタイヤしかない」は至言だと思います。

同じ理由でブレーキも効きやコントロール性能が良くて困る事は何もありません。私も両側メタリカにしたいのですが、「経済的に余裕がない」という理由でメタリカは片側だけです。本当は両側メタリカ+ブレーキディスクをディスク厚6mmのベルリンガーにすべきなのはわかってはいるのですが、全ては経済上の理由です。

サスも同じで、リアサスに社外を入れると、OHLINSを個人輸入しても6.4万円くらい。テクニクスで高級サスを入れると15万くらい掛かってしまいますが、安全性を考えれば価格に見合う価値が十分あると思います。認めようが認めまいが「純正サスでは破綻するが社外サスなら破綻しない領域」が存在するのですから、そこで転倒した時にかかる修理費用は入院治療費、休業損失などを考えたら、路面追従性が高くて安定性にも寄与する社外サスは決して高くはありません。いや、小遣い額を考えると高いですが…

とはいえ、これから真冬の厳冬期がやってくるので、私もタイヤ選択には少し悩んでいます。スパコルとレーステックは真冬でもウォームアップをちゃんとすれば温まってグリップするので真冬でも行けるのですが、価格が高価で中古ですら手が出しにくいです。ブリジストンのプロダクションタイヤは温まりにくく冷めやすいので真冬はサーキット以外は無理です。あれでは真冬はロッコルの方が安全と私でもわかります。

理想は通勤ではスポーツツーリングタイヤ、サーキットとツーリングは新品スパコルで行きたい所ですが、ツーリングの度にタイヤ交換はしていられませんし、ホイールごとの脱着でもフロントは何かと面倒です。

という訳で、中古のリアホイールを探し中で、安価で手に入れば、リアだけは通勤用に安いタイヤを履かせ、ツーリング・サーキット時だけホイールごと交換したいなとか考えています。MT-07の場合はどう乗ってもリアばかり減りますからね…

グダグダ書いてるうちに、嫁と長女のTV占有が終わりました。これから録画したMoto-GPを観ます(笑)
Posted at 2019/11/04 11:40:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2019年11月03日 イイね!

MT-07の公道用かんたんサスセッティング法

MT-07の公道用かんたんサスセッティング法最初にお断りしておきますが、100%独断と偏見に基づいていますので、「そういうテキトーなセッティングの出し方をしてるアホな人もいるんだな~」くらいの気持ちでお読み下さい。みん友さん限定公開なので、私も好き勝手に書いています(^^;

サスセッティングに最終的な正解はなく、サーキットで速いセッティングが公道でも使いやすいかは別問題です。さらにライダーの体重・乗り方・好みによっても「その時の正解」が変わります。それでも、自分にとって乗りやすいと思えるセッティングにしておいて損はありませんので、「サスセッティングと言われても何が何だかよくわからない」とか「純正指定のまま特に何もやったことがない」という方は、試しに以下の方法を試してみましょう。少なくとも、セッティングを変えるとバイクの挙動が変わる事が理解できるという事だけは保証します(当たり前)

①ツーリングに行く時の装備重量でバイクに跨りましょう

ハンドルを握り、両足は軽く地面に付けるだけで、体重はお尻に掛けながら上半身だけで良いのでライディングっぽい姿勢を取ります。

この時に「フロントとリアのどちらの方が沈み幅が大きいか?」を感じてみましょう。

意外にも停車状態でのMT-07の前後重量配分はほぼ50:50なのですが、シートに座ったら明らかにリアヘビーになるので、リアサスの方が沈み幅が大きいと感じると思います。なので、フロントフォークの突き出し量を少し増やしましょう。

よくわからなければ2.5mm。明確な違いを感じたければ5mmがお勧めですが、わかるようになったら後は好みですし、後でプリロードも少し触りますので気にしすぎなくてOKです。フォークを突き出し、ちょっとだけ前掲気味にすると、跨った時にフロントフォークもリアと一緒に沈むのがわかるようになります。

②フロントブレーキを掛けながら、バイクを前後にユッサユッサしましょう

本気でユサユサしてみましょう。100km/hからのフルブレーキなどではもっと荷重が掛かるでしょうから、遠慮なく大袈裟にユサユサします。そして、「ユサユサした時の前後の振れ幅の違い」を感じて下さい。

私の中での目安は、この前後の振れ幅が同じくらいになるところをプリロード等で調整します。

純正サスの場合は明らかにフロントの振れ幅が大きくなるでしょう。その場合の対処法は2つです。「リアのプリロードを抜く」または「フォークオイルの油面を上げる」です。バネ交換等は「かんたん」の趣旨に反するのでここでは書きません。

フロントにインナーカートリッジを入れたりしてフロントのプリロードが触れる方は、「フロントのプリロードを掛ける」でも振れ幅のコントロールが出来ます。

前後共プリロードが弄れるとして、プリロード強めが良いか弱めが良いかは体重と好み次第です。プリロード強めの方が軽めの荷重では沈み込みが少ないのでバンク角が稼げます。私は弱めで低重心気味に感じる方が安心して乗れます。

純正サスで出来る事はここまでです。リアプリ最弱でもフロントの方が振れ幅が大きいなら、フォークオイルの油面を上げるくらいしか出来る事がありません。③を飛ばして④に進みましょう。

③ユサユサした時の前後サスの戻り方を確認しましょう

社外サスやカートリッジで減衰調整も出来るなら、次はサスの戻り具合を見てみましょう。中高速コーナーで踏ん張って欲しいなら「沈んだサスが初期位置に戻って止まる」状態を目指して伸び側減衰を調整します。推奨設定くらいだと大抵は「一旦戻り過ぎてからリバウンドして初期位置に戻る」と思います。

OHLINSでもリアサスは伸び方減衰しか触れませんから、カチカチやってリバウンドがないくらいの所で止めます。

フロントフォークは社外を入れたら圧側も触れると思いますが、基本的に圧側は触らずに、伸び側メインで調整します。私が圧側を触るのは、走行距離と比例するフォークオイルの劣化に合わせて徐々に強める場合のみです。伸び側か圧側どちらかの減衰を最強にしてもフォークが動きすぎるようになったらフォークオイルの交換時期です。

とはいえ、「初期位置に戻って止まる」レベルのセッティングだと、高速道路と中高速コーナーは非常に気持ちよく走れますが、狭い峠などではバイクが重くなったように感じて軽快感が損なわれるでしょう。そこから先は1クリックずつ弱めながら、自分にとって一番安心して走れるポイントを探しましょう。街乗りやバンピーな峠では私も少し弱めて乗っています。

④下りのヘアピンで底突きしないセッティングにしておく

これも単なるお勧めであって異論が多々あると思いますが、公道ツーリングで最も大切なのは「バイクの限界を超えてしまって制御不能になって転倒しないこと」だと思っています。

峠には登りも下りもありますから、普通に考えれば平地でベストのセッティングにしておいて、登り下りに合わせて乗れば良いと考えてしまいますが、登りでリアが底突きして多少暴れても、リアの破綻はリカバリー出来る事が多いです。しかも07のパワーだと登りで全開にしてもハイサイドなんて起こりませんw

逆に下りのヘアピンへのツッコミでフロントが破綻してしまうとまず助かりません。だから公道におけるセッティングの目安は「下りでフルブレーキしてもフロントが破綻しないこと」だと考えています。

このあたりにセッティングを合わせると、登りのヘアピンが苦手になったりしますし、ジムカーナとかをやる方にとっては非常に走りにくいセッティングになるかと思いますが、「下りでもフルブレーキ出来る安心感」の方を優先しています。


とまあ、色々書いてみましたが、100%独断と偏見ですし、方向性やセッティング方法が違っても要は「乗っている本人が一番安心して扱いやすいと思えるセッティング」にするのが一番です。

購入以来07を色々と弄ってきましたが、私の基本路線は「安心して乗れるバイクにしたい」です。気付いてみたらMT-07の軽快感はどこへやらというようなバイクになってきていますが、安定感だけは出てきましたので、膝を擦りながら「膝擦りは楽しいけど、ここは膝擦らない方が速く走れるな…」と思える程度の余裕は持てるようになってきました。
Posted at 2019/11/03 23:25:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記

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「[整備] #CBR600RR [8BL-PC40]ワンオフモリワキRS-5取り付け https://minkara.carview.co.jp/userid/705465/car/3569288/8231499/note.aspx
何シテル?   05/15 13:28
警察には屈しません。以下のブログを読めば目から鱗が落ちます。 https://xn--110-rf4b302pzd3bcnm.com/
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