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ラクチのブログ一覧

2022年05月20日 イイね!

買わない理由が値段なら買え

買わない理由が値段なら買え私にもいくつか「座右の銘」的なものがあリます。まあ、生きていくための指針みたいなものですよね〜

①強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。

②1日の3分の2以上を自己のために持っていない者は奴隷である。

③買わない理由が値段なら買え。買う理由が値段なら買うな。

④いつか買う物は早く買った方が日割りが安くなる。

①はレイモンド・チャンドラーという米国作家の作品内に出てくる主人公のセリフですが、結構心に刺さったので座右の銘にしています。腕力や体力だけでなく、経済力もないと生きていけない社会ですが、強くても優しくない人間は生きる資格がないですよね。だから私は、弱者救済に冷淡なだけでなく、弱者によりダメージを与える消費税増税などに賛成または黙認している与党支持者やネトウヨが嫌いなんですよね…

②はニーチェの言葉です。好きでやっている仕事ならまだしも、生きるため、稼ぐためにやっている仕事は8時間労働が限界ってことですね。なので私は絶対に残業しないように頑張ってます。今の職場は仕事自体は無限にあるので、どこで見切りを付けてどこまでやるかという話になるわけですが、平均的な社員の1.5倍くらいの速度で仕事を済ませて定時ギリって感じなので、仕事が遅い人はやっぱり残業していますね。うちの会社は36協定を結んでいないので、残業されたら違法なんですが、自公政権が続く限りは経営者が逮捕される日も来ないでしょう。庶民は一時停止線を徐行で通過したら検挙。経営者は労働者を過労死させても無罪なのが与党の言う「美しい国」ってヤツなんですね〜

前置きが長くなりましたが、本題は③と④です。

バイクのような趣味性の高い物を扱っていると、欲しいバイクや欲しいパーツがいくらでも出てくる訳ですが、それが「本当に心の底から欲しい物」ならば、価格に関わらずに買ってしまった方が幸せになれます。

もちろん、経済的に買えないバイクもあるでしょうが、カネがなかった独身時代にローンを組んで買ったCBR600F4iやCBR954RRとの出会いがなければ、今の私のバイク人生もないのですから、「買おうと思えば買える」なら買ってしまえば良いのです。

知り合いの金持ちが言ってましたが、「本当に欲しいなら買ってしまって、その分頑張って働いて稼げばいい」そうです。まあ、稼げる仕事かどうかにもよりますが、今までに欲しくて買った物で「買ったことを後悔した物」があるかどうかを思い返してみて下さい。おそらくほとんどないハズです。

一方で、安いからという理由で買った中華パーツとかはハズレが多いですよね。MT07に付けていたスライダーなんて、転けてないのに走行中に振動でボルトが折れて転がっていきましたからね…

リアサスにオーリンズが欲しいならオーリンズを入れればいいんです。数年乗ってもそれなりの額で売れますし、OHすれば一生使えます。

セカンドバイクのZ250SLにも、リアサスとフロントフォークキットを組みましたが、明らかに乗りやすくなって満足しています。中途半端にスプリング交換やプリロードアジャスターで済ませていたら、サスやキットが欲しい状態が続き、結局いつかは買うことになるのですから、さっさと買った方が得なのです。

で、④ですよね。

消耗品は早く入れたら早くダメになりますが、パーツの場合は基本的にはずっと使える訳です。今のバイクにいつまで乗っていつ手放すかは誰にもわかりませんが、「今のバイクを降りる日」は変わらないのですから、いつか付けるパーツは1日でも早く付けた方が「良い状態を楽しめる期間」が増えます。そう、日割りで考えたら得なのです!

もちろん、こんな考え方をしていたら、資産は増やせませんし貯金もあまり貯まらないでしょう。でも、人は資産を増やしたり貯金をするために生まれて来たのではないでしょう?

稼ぐための仕事にはコスト意識が必要ですが、趣味というのは儲からなくていいし、誰の役にも立たなくて良いのです。自分が楽しめて幸福感を味わい、また仕事を頑張ろうと思う原動力となればそれで良いのです。

私はハイグリップタイヤであれば、新品でなくても中古で十分と考えているので新品タイヤはまず買いません。でも、足回りのセットが決まるかどうかは非常に重要だと思っているので、サス・フォーク・ブレーキには手を入れます。メタリカSpec3やジクーのType-Cを一度使ったら、デイトナパッドなんてリアにしか使えないですよ。いざという時に止まれるかどうかは生死を分けるのですから…

たったの一度の人生ですし、人は皆いつか死ぬのです。しかも年齢的にスポーツライディングが出来る時間も限られているでしょう。私は80歳までバイクに乗りたいとは思っていますが、サーキットを攻めたり出来るのは60歳くらいが限界なんじゃないかと思ってます。なので、まだ体力がある40代のうちに少しでも楽しんでおきたいのです。

さあ、皆さんも私と一緒にお気に入りリストに入れているパーツを片っ端からポチりましょうw
Posted at 2022/05/20 11:19:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2022年05月11日 イイね!

通勤は250ccがベストバイな気がする件

通勤は250ccがベストバイな気がする件まあどうでもいい話なんですが、そもそも私が24歳の時にバイクの免許を取った理由は「満員電車に乗りたくない」でした。とにかく電車が嫌いで今では数年に1回くらいしか乗りません。仕事の出張で飛行機を使う時ですら、自腹で羽田空港の駐車場に停めたりするくらい電車が嫌いなんです。

で、以来通勤に使っていたバイク歴なんですが、

①CB400SF
②CBR600F4i
③ビラーゴ250
④CBR954RR
⑤アドレスV125G
⑥MT-07
⑦RSV4
⑧YZF-R1
⑨Z250SL

という順で色々使ってきたわけですが、「通勤しやすさ」でランク付けするとこんな感じになります。

①Z250SL
②CBR600F4i
③ビラーゴ250
④MT-07
⑤YZF-R1
⑥CBR954RR
⑦CB400SF
⑧アドレスV125G
⑨RSV4

まあ、⑤と⑥は夏場はちょっと熱くてアレなんですが、ミラーが畳めるSS系は予想以上に通勤しやすいんですよね。車重も軽いしパワーもあって無敵感と万能感がハンパないので、荷物さえ積むか背負えれば結構アリです。

乗りやすいと評判のCB400SFが下位に沈んでいるのは、車格が大きくて車重もあるので、スイスイすり抜けるにはそんなに便利なバイクじゃないからです。4気筒で回さないとパワーも出ないので、低速トルクのあるMT-07の方が遥かに楽でした。

よく通勤で使われることの多い原2クラスですが、通勤快速と呼ばれるアドレスV125をもってしても、加速力も最高速も全く足りなくて私では無理でした...
RSV4は乗ってるだけで気合が要りますし、V型で股間がアッツアツなので街乗りはマジで無理ですw

さて、都内通勤と言えば原2族を中心とした通勤バトルが日々繰り広げられているわけですが、私は別に勝ち負けには興味がありません。

自分より速いバイクにはさっさと先に行って欲しいですし、遅いバイクは抜かしてしまいたいだけです。

ところが、アドレスとかに乗っていると、私の方が若干ペースが速いのに、進路を譲らない原2に前を塞がれた時に処理が大変なんですよね。車線変更して抜かしても、信号待ちで追い付かれるとフライングされてまた前に出られたりして…

てかスリ抜けで抜かされてるのに、交差点でまた前に出ようとするヤツって何なんですかね?前を塞いで嫌がらせがしたいんですかね?結局また抜かすことになって非常に面倒なのでやめて欲しいです!

さて、そんなストレスもZ250SLで通勤するようになってから激減しました。

まずシグナルダッシュが原2どころか250cc相手でも明らかに速いのであっさり前に出れます。

ハンドルバーを交換してないのに、車幅が狭いのでトラックが並んでいても間を抜けれます。

車重がアホみたいに軽いので車線変更もジグザグ走行もお手の物。それでいて回せば120(時速とは言ってない)くらいまでは問題なく加速するので過不足がありません。

原2族も相手が白ナンバーだと無理に張り合おうとしないのか、毎日通勤していても、頑張って競り合ってくる相手と出会うのは週1回あるかどうかです。たまに必死にすり抜けして前を走ろうとするバイクもいますが、片手運転で付いていけるくらい余裕なのでとにかくストレスが少ないです。

いざツーリングとかに使ってみると、パワー不足で登りで全然足りなかったりしてアレなんですが、街乗り車としては250ccクラスがベストな気がします。

いざとなれば高速も乗れるし、車検がないので弄り放題。原2派の方はファミバイ特約が安いと言いますが、等級が上がれば任意の方が安くなります。ファミバイ特約は何年乗っても保険料が下がらないので。

常にブン回しているので燃費が20km/Lいかなくてちょっと残念ですが、先日のまったりツーで流してたら30km/L以上走ったので、要は都内街乗りだと燃費が半分くらいになるのは仕方ないんでしょう。CBR954RRなんて、首都高グルグルしてたら9km/Lくらいでしたし…

あとはまあ、スクーターが楽でいいと思う人と、シフトチェンジがしたい人がいると思うんですが、私は明らかに後者ですね。スクーターのベルトドライブによるCVTみたいな加速がどうにも好きになれませんでした...

Z250SLは250ccの中でもちょっと異質なバイクだとは思いますが、2気筒でも多少重くても250ccは街乗りが乗りやすいと思います。無理に飛ばさずに流れに乗っていても、いつでも加速して車を抜けるだけの余裕があるのは大切なことです。

EVバイクが進化して、250cc並みの加速をするEVスクーターでも出てくれば別ですが、当分通勤はZでいいやと思って自賠責も5年で掛けました。

原2通勤をしていて、「もうちょっとパワーがあればな~」とか思ってウエイトローラーとかサブコンとかに手を付けている方は、思い切って250cc買った方が幸せになれますよ!

ただし、タバコ吸いながら乗りたい人だけは原2スクーターがベストバイですw
Posted at 2022/05/11 09:17:40 | コメント(1) | バイク論 | 日記
2022年02月02日 イイね!

通勤最速を狙える街乗りスプリンター

通勤最速を狙える街乗りスプリンター「俊足街乗りスプリンター」

購入直後の印象としては、そんなフレーズが浮かんでしまうような街乗りに特化した通勤最速バイクだと思っていました。

嬉しい誤算だったのはツーリング性能もかなり高かったことで、奥多摩周遊とかなら多分メインのR1よりも速く走れますし、コーナリング中でもライン取りが自由自在。低すぎるステップだけオフセットプレートなどで上げれば誰でも安心してフルバンクさせられます。

さすがに高速では汎用スクリーンを付けてベタ伏せしても150ちょいしか出ないので長距離ツーはしんどいですが、中高速コーナーは全て全開で曲がれるコーナリングマシンであり、大型相手にストレートで離されてコーナーで追い付くみたいな芸当が出来てしまう乗っていて楽しいバイクですね。

結局リアサスも交換してしまって、かなりの愛着を持って毎日通勤で乗っていますが、本当に不満がほとんどない素晴らしいバイクです。
Posted at 2022/02/02 23:21:01 | コメント(0) | クルマレビュー
2021年09月25日 イイね!

通勤時に気になること

本当に読む価値のない話なので読まなくて良いですw

毎日片道15kmくらいの通勤をしているのですが、通勤時間帯はそれなりスリ抜けや譲り合いに慣れているバイクが多いので日中と比べると遥かにストレスが少ないです。

それでも週に1〜2回は意図がよくわからないバイクと出会うのですが、代表的なのをいくつか挙げておきます。

①信号待ちの時に、後から来て先頭に停車しているバイクよりも更に前に停めるのに、青になると遅くてすぐ抜かされるヤツ

②路肩や車と車の真ん中あたりを走ってるのにスリ抜けが下手すぎて全然車を抜かないので後にバイク渋滞を作るヤツ

③左車線の右寄りをチンタラ走っていて抜きづらいので、左から抜くと迷惑そうな仕草をするヤツ

④ウインカーを出さずに車線変更を繰り返すヤツ

スリ抜け自体が合法か違法かは置いておいて(実際には同一車線内の追い抜きは違法ではないので、車の前方に割り込んだりしなければ合法ですが…)急いでいないなら左車線の左寄りを車と同じペースで走ってくれていれば問題ありません。

スリ抜けしまくるつもりがあっても、自信がなくて追い越しの度に躊躇って減速してしまうなら、後続車に進路を譲ってから好きなだけ躊躇ってくれれば良いと思います。

信号無視上等で赤でも交差点を突破する自殺志願者を除けば、通勤時に私より速いペースで走るバイクは滅多に見かけませんが(半年に一回くらい出逢いますが…)そんな私もこまめにミラーで後方確認して、自分より速そうなのが来ていれば進路を譲っています。

赤信号時にすり抜けで先頭に出たら、既にバイクが何台か停まっているという状況もよくありますが、基本的には斜め後方に停車して、動き出してから明らかに遅いバイクなら抜きますし、そこそこのペースで走ってくれるなら余裕を持って抜ける場所までは無理して抜きません。

停車しているバイクよりも前に停めるのは、相手が原付1種だったりして、どうやってもすぐに抜くことになる相手の時だけです。当然、片手で謝辞を示しながら前に出て、発進時もハンドサインでお礼を示してからさっさと加速して二度と追い付かせません。

走行中に追い抜く時もハンドサインを欠かさずにしているせいか、滅多に絡まれることはないのですが、たまにあるのが③のパターンなんですよね。

片側3車線以上の幹線道路で、朝の通勤時間帯となると、左端の車線はあまり車が走っていないが第2・第3車線は車でいっぱいという状況がよくあります。左端の車線にはたまに路駐している車やトラックがいるので四輪車があまり走らないという状況ですね。

当然バイクは第1車線を走る訳ですが、路駐の車がいるわけでもないのに、やたら右寄りをダラダラ走ってるバイクがいるんですよね。まあ、左から飛び出してくる車や自転車を警戒してそうしているのかもしれませんが、後から追いつかれたら普通は左に寄って右から抜かせるモンだと私は思っているわけです。

ところが明らかに後続車の存在に気付いているのに、右寄りを譲らないので、仕方なく左から追い越すと、抜かれた後の挙動がおかしいのが多いんですよ。パッシングしてきたり、交差点でガン付けてきたり…

左から抜くと違反だと言うなら、追いつかれてるのに譲らないのも違反ですし、そもそもダラダラ走ってると言っても十分速度超過はお互いしている訳です。おまけにスレスレにならないように車間に余裕を持って追い抜いて、さらにハンドサインでお礼しているのに、それでも怒れる思考回路が理解できません。何なんですかね?自分が前を走っていて、しかも右寄りをキープして抜かせないようにしているんだから、後続車は我慢して自分と同じペースで走れって思ってるんですかね?

同じような事が渋滞している高速でも起こりますね。車と車の間をスリ抜けをしていると、スリ抜けが遅いバイクに詰まってしまう事がよくあるのですが、3台中2台くらいは、車の車間が空いた所で譲ってくれて、こちらも手を上げながら先に行かせてもらいます。ところが、残りの1台は明らかに気付いているのに譲らないんですよ。

車の車間が十分に空けば、そこで追い越してしまうことも出来ますが、ギリギリのタイミングで前に出るのは危ない場面もありますし、そういう場所だけ加速して前には出さないような運転をしてくるのもいます。

結局は仕方なく車線変更して別の車線間のスリ抜けで前に出てから戻ったり、どうにもならない場合はちょっとだけ路肩を使って前に出たりする訳ですが、自分もスリ抜けをしてまで帰路を急いでいるのに、なんであんなに譲りたくないんでしょうね…

まあ、四輪車の中にも、バイクがスリ抜けをしていることに気付くと車線内でちょっと寄って譲ってくれるのもいれば、わざわざ車線ギリギリに寄ってきて進路を塞ごうとしてくるのもいます。まあ、一番ヤバいのはウインカーなしで急に車線変更して殺しに来るヤツですが…

私のような人間のクズがモラルやマナーをどうこう言う機はないんですが、「それやってお前に何のメリットがあるんだよ?」というのがいるのが謎なんですよね。後続車を食い止めて金魚のフン状態にすると気分がいいんですかね?

峠道で遅い軽自動車に阻まれた時なんかもそんな感じで、慣れている人は見通しの良い所ですぐ譲ってくれるんですよ。ところが世の中には、コーナーの度に過度なブレーキを踏んでとても遅く走るのに、見通しが良い場所だけ加速しながら中央寄りを走ってバイクを前に出さないことに必死な人とかもいるんですよね。

四輪に乗ってる時なんて、私は譲りまくりです。家族連れのミニバンで無茶して良いことなんて何もありませんので、峠道だろうが幹線道路だろうが、自分より速いペースの車やバイクが来たら譲っちゃった方が後が楽なんですよ。

昨今話題の煽り運転の大半も、こういう「絶対譲らないマン」が先に原因を作っているような気がします。一番悪いのは、わざわざ道路交通法に「追いつかれた車の
義務違反」なんて項目を作っておきながら、それを検挙したり啓蒙したりしない警察ですけどね。

譲らない車を検挙しないなら、左からの追い越しも見逃せよと思いますし、違反は違反だと言うなら追いつかれた車の義務違反もちゃんと取り締まれよと思いますね。

とまあ、色々と書いてしまいましたが、基本的には通勤での街乗りは快適でトラブルも滅多にありません。今日たまたま、250ビクスクに乗るビクスクより幅のあるポッチャリが、スリ抜けルートを塞いで全然車を抜かないのに、信号待ちの時だけ前に出て来てまたルートを塞いで来たので腹が立っただけです。
Posted at 2021/09/25 21:29:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイク論 | 日記
2021年09月11日 イイね!

250cc単気筒というオモチャ

例によって文字ばかりで特に読む価値のない駄文ですが、メインでミドルかリッタークラスを持っていて、街乗り&ショートツー用にセカンドバイクも欲しいな~と思っている方はちょっと読んでも良いかもしれません。

最初に結論を書きます。迷う時間が無駄です。セカンドバイクを買いましょうw

今のメインのYZF-R1(2003年式)は、きつ過ぎないポジションと折り畳めるミラーのお陰で街乗り性能も高く、通勤からサーキットまで万能にこなしてくれていたのですが、真夏の熱さがヤバくてチノパンで乗るのも厳しいです。

また、最近仲間内では2~3回に1回のペースでセカンドツーが企画されるため、その度にレンタルバイクで行くとお金も時間もかかる上に、借り物なので本気で振り回すのも怖くて楽しみ切れません。

通勤メインなので125ccでいいかと思っていたのですが、過去にアドレスV125を弄り倒した経験者としては、125ccはハイスピードプーリー入れてもウエイトローラーをいくら替えても、エアクリ加工して何ならサブコンを入れても、結局は「馬力が足りねー…」という理由でボアアップかターボ化したくなっちゃうんですよね…

なら125ccクラス最速エンジンと名高い?GSX-R125はどうだろうと思って借りてみたら、ブン回せばそこそこ快適に走れるんですが、エンジンがいかにも無理してくれちゃっていて「これ2万キロくらいでOHしないと壊れるのでは…」と借り物なのに不安になりました。

じゃあ150ccクラスのアジアンバイクはどうだろうということで、R15をレンタルいして乗ってみたら、VVAエンジンのVTEC的な伸びは結構面白く、これまたブン回せば通勤バトルでも優位に立てそうな感じではあったのですが、白ナンバーで任意保険が必要な時点で、維持費は250ccと変わらんのですよね~

250ccでいいやとなると色々と選択肢が増える訳ですが、R25やMT-25は価格がそこそこする上に特に面白みのない並列2気筒エンジン。車重も車格も400ccクラスと大差なく「すり抜け能力が変わらないなら400で良くね?390dukeとか絶対面白いよね~」とか考えていくとドンドン排気量が上がっていきますw

初心に戻って「楽しく通勤する為には何が必要か?」と考えた結果、以下の結論に落ち着きました。

①馬力は20ps以上は欲しい
②車幅は700mm前後以内(妥協しても750mm以内)
③車格は出来るだけ小さく原2サイズが理想
④ミッション車でエンジンにクセがあるヤツがいい

ATのスクーターは絶対に走行中にタバコを吸いたくなるので、絶対ミッション車がいいな~とは思っていたのですが、125ccのミッション車ってZ125proとGROMを除くと、二言目には「フルサイズの125cc!」とか言い出して、まるでそれが良い事のように宣伝してるんですよね。1台持ちで家庭の事情で125ccじゃないとダメな人はフルサイズが欲しいのかもしれませんが、背が低かったり嫁も乗ったり、メインとは違う乗り味で乗りたい人はフルサイズなんて求めていないと思います。だからグロムは売れまくっているんじゃないかと。

で、そのグロムも仲間の一人が買ったので乗らせてもらったんですが、やはり馬力不足で通勤本気組としては物足りないわけです。新型のボアアップキットはまだのようですが、グロムが186ccくらいまでボアアップされたら結構面白そうですよね。しかし、グロムのボアアップには2つ問題があります。

1. 車体本体と合わせるとかなりカネが掛かり燃調など色々やることが多い
2. 元が空冷なのでオイルクーラー追加などをしても結局熱問題が残る

だから、最初からGROM200みたいなのを水冷で作ってくれれば結構売れると思うんですよ。「この車体にこんなエンジン積んじゃっていいの!?」と乗った人が感じて、小さいのにアクセルさえ捻ればカッ飛んでいくようなバイクがあれば、間違いなく私は買っていたと思います。

でも、そういうニーズはほとんどないのか無視されているのか、コンビニ袋やスプーンまでなくそうとしているアタオカが大臣をしている国では、ピーキーだったり尖がっているバイクも車もどんどんなくなっていってますよね…

「ピーキーと言えば何年か前に動画で見たNinja250SLって結構尖がってた気がするな…」と思い出したのがZ250SLを買うことになったキッカケです。調べてみたら2017年式が最後でもう新車で買えないのですが、色々探して程度が良さそうなのを40万強で買いました。

で、外装だけちょっと弄って足回りも吸排気もノーマル状態で仲間と千葉ツーに行ってきた訳です。ようやくここからが本題ですw

行きは湾岸道路を下道で仲間のピンクナンバー2台と乗り比べしながらひた走ったのですが、原2でも交通の流れをリード出来ますが、追い越しだけはちょっと気を遣いました。やはり250ccあると抜きたいタイミングで行けるので疲労度が少ないですね。

峠に入ってクネクネし始めたのですが、とりあえずノーマルタイヤのTT900はダメですw 強めにブレーキを掛けただけで気軽にフロントがロックし、ラフに開けると交差点の左折でリアが出ますw

とはいえ、フルバンクさせなければツーリングペースなら何とかグリップしてくれますし、車体の軽さが全ての問題を帳消しにしてくれます。

一番驚いたのがコーナリング中のラインの自由度です。複合コーナーの奥の方がキツかったりして、アウトに膨らみそうな時ってありますよね?そういう時にリッターやミドルだと、ブレーキを強めて減速するか、バンク角を増やしてさらに倒すかの二択がほとんどで、そこで舵角を付けてフロントタイヤを潰して旋回力に変えられる人はなかなかいません。まあ、仲間にはいますが筑波1分切りとかの人なので参考にならないような…

ところが、ですよ。Z250SLをブン回しながらコーナーに突っ込んで、思ったよりRがキツくて膨らみそうな時にどうすればいいかわかりますか?

答えは「ハンドルを切れば曲がる」ですw

GSX-R125も軽かったですが、倒していくと妙に切れ込む瞬間があったりしてバンク角を意識する必要がありましたが、Z250SLはそのあたりがおかしいのです。倒そうとしなければ倒れず、起こそうとしなければ起きて来ず、コーナー中でも簡単にハンドルが切れて、それで勝手に舵角が付いて曲がっちゃうんですよね…

軽さだけでこのハンドリングにはならないと思いますし、限界域でこれをやったら一気に破綻するのかもしれませんが、ラインの自由度が高くて自由自在というのはメチャクチャ面白いです。しかも速度域は高くないので怖くないのでニコニコしながら走っていられます。600SS乗りの女性の方に貸したら「初めてなのにZの方が上手く乗れる」と言っていましたが、ヘアピンも切り返しも全てが楽勝でクリア出来るので、自分が上手くなった錯覚に陥りやすいバイクですね。

もちろん弱点もあって、フロントフォークがふにゃふにゃで高速域でバンクさせるとウネウネ揺れ出します。不思議な事に高速で直線で開けている分には150でも安定していて怖さもないのですが、100以上でコーナーに突っ込むとダメですね。帰宅後にスタビを付けたのでこれで改善する事を望みます。

250ccクラスとしては小さめの車体で軽くて細く、パワーはほどほどですが、単気筒なので5000rpm以上ならちゃんと加速して11000まで回ります。絶対的なパワーは2気筒モデルの方があるのですが、車重が30kg近く違うのでゼロヨンやったらシングルの方が速いかもしれません。

このバイクを買ってとにかく感じるのは「軽さは正義」ということですね。仲間の原2も走らせてもらいましたが、パワー不足で上り坂では減速してしまいますが、クネクネ走っていると不思議と不満に思わないのは、やはり圧倒的に軽くて自由自在に振り回せるからだと思います。

だから、冒頭の話に戻るのですが、ミドル以上をメインで持っている人でセカンドバイクも欲しいと思っている人は、迷わず軽いバイクを買ってみましょう。近所に買い出しに行くだけでも乗る気になりますし、飛ばさずにトコトコ走っていても気持ちが良いので平和な気分になれます。

しかも、メインの大型に乗り換えた途端に圧倒的なパワーを感じることが出来るため、メインバイクへの愛着もまた増えるという副次的効果もあります。私もたまに始動チェックがてらにR1に乗るのですが、毎日乗っていた時には感じなかった感動を乗る度に感じています。なにこのパワー!なにこの万能感!なにこのワープしたみたいな追越加速!ってなるんですよねw

万能感と言えば、仲間から借りた600SS(CBR-600RR)は最高でした。ハンドリングが最高で借り物なのに一個目のコーナーからフルバンクさせられるだけの安心感がありますね。30分くらい乗っただけでサードバイクに欲しくなりました…

リッターが楽なのは結局は高速で、600クラスで飛ばしていると高回転キープで疲れるのですが、伊豆スカ以外のツーリングルートなら600SSが最高かもしれませんね。

話が一向に終わりそうにないのでこのへんにしておきます。バイクは本当に楽しいので、カネと時間と置き場所さえあれば、何台あっても楽しいでしょうね~


Posted at 2021/09/12 22:45:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記

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「[整備] #CBR600RR [8BL-PC40]ワンオフモリワキRS-5取り付け https://minkara.carview.co.jp/userid/705465/car/3569288/8231499/note.aspx
何シテル?   05/15 13:28
警察には屈しません。以下のブログを読めば目から鱗が落ちます。 https://xn--110-rf4b302pzd3bcnm.com/
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