児童ポルノ禁止法・改正案に反対する意見広告　～日本雑誌協会～

｢児童ポルノ禁止法・改正案｣成立に待った！！
狙われているのは、
あなたの本棚です！


Q．どんな本を持っていると禁止、処罰の対象になるのですか？
A．よくわかりません。児童ポルノの定義は曖昧なままです。
※｢衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって、性欲を興奮させ又は刺激するもの｣など、定義があいまいなまま処罰対象だけが拡大しています。｢みだりに｣｢性的好奇心を満たす目的で｣という所持の要件も漠然としています。


Q．昔のグラビア雑誌や写真集も対照となりますか？
A．その通りです！　ただ、そこまで対象とする理由は、よくわかりません。
※本棚の片すみに忘れられていた本も処罰の対象となります。別件逮捕などの不当捜査や冤罪に危険性が法曹界からも指摘されています。そうしたことを危惧するあまり、本来必要のない本の処分が薦められる恐れもあります。


Q．でも、漫画やアニメは大丈夫なんでしょ？
A．･･･わかりません。｢検討｣の対象とすることが明記されています。
※改正案には、児童をの権利侵害と漫画・アニメとの関連性を調査研究し、3年後に必要な措置をとるという付則が設けられています。漫画・アニメが規制対象となることは時間の問題とも言われています。表現の萎縮が強く懸念されます。


Q．なぜ、漫画・アニメの規制が、児童の権利保護につながるのですか？
A．よくわかりません。不当な表現規制ではないかとの批判が高まっています。
※性的虐待や搾取から子どもたちを守るというのがこの法律の本来の目的です。その趣旨には全面的に賛同しますが、被害児童が存在しない漫画・アニメを規制の対象にすることがなぜその目的にかなうことになるのか。理解に苦しみます。


私たちは、
児童ポルノ禁止法の
改悪に反対します。




以上、、一般社団法人　日本雑誌協会　｢児童ポルノ禁止法・改正案｣に反対する意見広告。


あえて全文を転載しました。


日本雑誌協会のHP（http://www.j-magazine.or.jp/）のトップページ、｢声明・見解｣でPDFファイルが見られます。
反対声明も同じところに掲載されています。



ついでに（？）漫画家、赤松健さんのツイートも紹介します。

今国会の会期末は１２月６日（金）なので、児ポ法改正案は今回も一切審議されない見通しです。・・・いよいよ年明けから勝負ですね。(^^;)