皆様おばんでございます。
この度の地震に関し,メッセージを頂戴しただけでなく,過日UPしたブログにもコメントを寄せていただき,誠に感謝申し上げます。<(_ _)>
11日の地震発生直後,電気・ガス・水道のライフラインが寸断されてしまった(ブログUP後に水道も供給が止まってしまいました…。)状態で,携帯もブログUP直後から全く使い物にならない状態だったのですが,本日19:30過ぎにようやく電気が通じる状態になったので,早速ブログをUPさせていただいてる次第でございます。
これまでの3日間,夜はろうそくと懐中電灯で過ごし,情報源はラジオだけという状態だったのですが,電気が通じ,部屋が明るくなり街灯も灯ったとともに,TVやPCなども使えるようになり,改めて「何気ない日常の有難さ」を噛みしめているところです。
とはいえ,当方が住んでいる仙台市及びその周辺地域では,場所により水道・ガスの復旧まで最低3週間~1か月掛かるようです。
東北道をはじめとする高速道や主要道路は至る所で破損し分断され,通行可能でも救援部隊・救援物資搬送優先という事です。鉄道に至ってはもはや使い物にならない有様で,「物流」についてはかなり「危機的な状況」にあります。
大小を問わず,商業施設も地震の被害を受ける中では,水や食料をはじめとする生活物資の販売・提供もままならず,営業を行っている店舗も,販売・提供物資の制限(品目・提供量ともに)している中で,距離にして最大1km程度,待ち時間も5~6時間はざらという中で,多くの人々が行列を作り自分の順番を待っています。
「みんカラ」というコミュニティの場なので,クルマの話題にも触れますが,仙台市を中心として周辺地域に限らず,県内全域で営業を行っているGSは非常に少ないです。
多くは給油機故障の為に営業できず,営業しているGSも「1,000円分」とか「10L」など提供量に制限を設けている状態です。なおかつタンクローリー車による補給が行われない状態なので,「レギュラー」「ハイオク」「軽油」「灯油」の種別によってはストックがなくなってしまったGS,全種のストックが無くなり営業をストップさせてしまったGSもあります。
わずかな量とは言え,給油をしなければクルマやバイクも動かず,灯油が無ければ暖を取るのにも困る訳で,営業しているGS周辺の道路は数kmにわたって渋滞。順番待ちをしながらノロノロクルマを動かしているうちに燃料切れを起こしてしまったクルマ,GSに向かう途中に燃料切れを起こしてしまったクルマが続出。道沿いにはそのまま停車(放置)された状態が至る所で見受けられます。
そういった状況にあるのですが,まだ住まう家があり,行列に並べばわずかながらも生活物資や燃料が手に入り,給水車からの提供や湧水が出ているポイントまで水を汲みに行けば水も手に入るのですから,まだマシですし,何よりも「生きている」という事を幸せに思わなければならないのだと思います。
先程電気が通じる状態になり,早速TVをつけて今回の地震による被災状況の映像を目にした訳ですが,普段仕事でよく行く地域や,自転車で走りに行く地域,好きなドライブコース,そして親類縁者が住んでいた地域のあまりの変わりようと惨状の酷さに言葉を失った次第です。
過日のブログで「とりあえず家族は無事」だと綴りましたが,今は亡き妻の両親の兄弟や親類縁者が多く住んでいる南三陸町は壊滅的な被害を受け,現時点で安否の程は判っていません。
当方の父親の故郷である石巻市には当方の伯父や叔母をはじめとして親類縁者が多く住んでいますが,そのうち7名とは連絡が取れていません。
また,母親の実家は茨城にあるのですが,今回の地震で家屋に損傷を受けるとともに,住まっていた叔父も負傷したとの事でした。
当方や妻の職場の同僚の中にも,今回津波で壊滅的な被害を受けた地域の出身者がそれぞれ数名おり,家族や親類縁者が避難所で生活しているとか,連絡が取れない,安否の程が判らない,そして「最悪の事態」になってしまったケースもあります。
正直,職場では何と声を掛けたら良いものやら判らず,極力そういった話題には触れないようにしているのが現状です。
最後に,我が家の家族の現状ですが,当方の場合は,オフィス向けの弁当販売,幼稚園の給食の提供,高齢者向けの配食といった本来業務がストップしているのですが,食料の調達に困っている方々が多いことから,ストックしてある食材を用いて弁当を製造し,求めに来られる方々に会社の駐車場で販売するといったことをしています。
配送・回収担当の当方も,学生時代以来の食品製造ラインに入り,お弁当作りに取り組んでいるといった具合です。
実は,4月から某市町村の契約職員として転職することになり,今週いっぱいで現在の職場を退職することになっているのですが,今回の地震を受けて事態が若干流動的な状況です。ただ,現在の職場を近々に去ることは間違いがないので,それまではその日その日で与えられた役割にしっかり取り組もうと思っています。
妻は,勤務している小学校の建物自体の損傷はほとんどなかったものの,内部はグチャグチャな状態。今週いっぱい児童を休ませているうちに,各教室の復元に取り組むとともに,「災害避難所」として体育館に多くの避難者(児童を含めその家族も多数いるようです)がいるので,援助物資提供の手伝いや,避難児童のケアにあたっている次第です。
父親は一応建築業(半分引退しているのですが)ということもあり,近隣のお宅の修繕依頼に応じて動き回っています。
となると,生活物資の入手に関しては母親がメインになるのですが,幸いというか何というか娘も息子も学校が臨時休校(おかげで卒業式も入試の合格発表も延期になってしまいましたが…。)になったので,「お前達が頑張らなければ誰がやるんだ!」という事で,「買い物リスト」と「お金」を持たせて,買い物の列に並ばせようと思っています。
PCが復活してネットを見ていたら,イギリスのインディペンデント紙の記事を見つけました。
「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」
各国からも支援隊が来て下さり,またインディペンデント紙のような記事を掲載してくれている海外紙がある中,自分が出来ることはしっかり取り組み,近隣の方々と力を合わせて,今回の事態を乗り切っていかなければならないと思っています。
頑張ります。<(`^´)>
それでは,今回はこの辺で。
Posted at 2011/03/14 22:03:45 | |
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