2010年07月26日
ご注文は「ダブルショートカプチーノ」
東京でも大阪でも名古屋でも。果てはどこの地方都市でも、コーヒー店といえばスターバックスになってしまった(がんばれドトール!)。このスターバックス、特に女性に人気のようで、店ではおしゃれな「マイマグカップ」を持ってコーヒーを入れてもらっている女性の常連さん?をよく見かける。コーヒーを味わうための店というより、彼女たちにとってはこの店に通うことが一種のファッションなのかもしれない。
生まれ故郷の地元に、なじみのコーヒーショップがある。自分の父が生前に通い詰めた店だ。そこのマスターも、もう20年ほど前にお亡くなりになってしまったのだが、そこのコーヒーがあまりにおいしいので、東京に出てくるまえにこっそりブレンドを教えてもらった。コロンビア=4,ブラジル=3,モカ=2,グァテマラ=1とのこと。酸味が嫌いな人はモカとグァテマラの比率を逆にするといいだろう。ただ、モカは酸味があるものの、甘みと香りがあるので、ブレンドすると風味とコクがでる。浅煎りの豆をネルで濾したコーヒーは香り高く,私にとって忘れられない味である。
話をもとにもどそう。スターバックスのコーヒーは、言うなれば日本風のコーヒーとはかなり違っていて、基本的にエスプレッソベースだと思った方がいい(スターバックス発祥の地は米国のシアトルだから、ちょっと不思議なのだが)。しかしながら、店内をみても、エスプレッソをそのものを味わっているひとはほとんど居らず、たいていはミルクたっぷりのラテやクリームをのせたフラペチーノを飲んでいる。
私がたまにオーダーする「ドピオマキアート」は、ダブルのエスプレッソにミルクを少量加えたものだが、「マキアート」のミルクの注ぎ方における流儀は店によってかなり違う。スターバックスは「スプーン一杯のフォームミルク」方式で、それはそれで正式なのものだが、自分にとってはかなりミルクが少ない感じだ。仕事で北イタリアによく行くのだが、あちらのマキアートはもう少し多めにミルクが注がれており,場合によっては,暖められたミルクがボトルで添えられていたりする。
というわけで、スターバックスのドピオマキアートは、少々私の好みに合わないので,私はいつもカプチーノをオーダーすることにしている。ちなみに、スターバックスにおけるカプチーノとラテの違いは,シナモンの有無ではない。カプチーノのほうが濃い、すなわち、エスプレッソに対してミルクの割合が少ないのである。本来はスチームミルク(ホットミルク)とフォームミルク(泡立てたミルク)の割合できちんと定義されているのだろうが、私はスタバの店員ではないのでよくわからない。で,カプチーノでも薄く感じてしまう私は,さらにエスプレッソを1ショット追加するのである。注文する場合、たいては「ダブルショートカプチーノ」で通じる。これでだいたい「ミルクたっぷりのドピオマキアート」の味に近くなる。なお、カプチーノはホットのみ提供されているので、夏季はダブルアイスショートラテを頼むことになる。
話が長くなったが、私も日本人なのでマキアートやカプチーノばかり飲んでいるとさすがに飽きてくる。そういうときはドリップコーヒー(かつての,本日のコーヒー)がいい。ちょっと淹れ方がアメリカ人向けと言うか、もう少し濃くしてくれないかなぁ・・・とは思うのだが。
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Posted at
2010/07/26 19:08:29
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