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2012年05月28日

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(活用編)

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(活用編)  さて、やっと取り付けが終わったところで実際に使った印象についてレポートしたい。このナビでいちばん気になっていたのは自車位置の精度である。自宅の近所を走っている限りは地図と自車位置のズレはほとんど感じない。かつて使っていたECLIPSEと同程度という感じである。ECLIPSEのAVNは車速パルスを使うタイプだったから、ゴリラの精度はかなりのものだと思う。

CN-SP710VLのナビゲーション精度について感じたことをいくつか書いてみたい。

(1) 交差点の右左折時の地図の追従精度
 カロッツェリアあたりと比べれば自車位置に対する地図の追従はやや遅い。ただ、交差点で曲がる時に地図をじーっと見続けることはないので、地図を注視しなければ問題ないレベルだと思う。

(2) エンジン始動時の地図表示
 エンジンを停止すると、東西南北を忘れてしまう。車がどっちを向いていようが、地図はノースアップになってしまうのである。駐車場から出ようとして「あれ、どっち向いてんの?」ということになるのだ。これは、地図上での自車位置の軌跡から進行方向を決めているためである。エンジンを始動した時点では地図上での「位置」しかわからないので、動き始めなければ東西南北を検知できない。ちなみに電子コンパスは搭載しているのだが、これはあくまで徒歩ナビ用で、車載時にはOFFになる仕様なのだそうだ。別に電子コンパスを使わなくても、エンジンOFFとONの間、車の方向をメモリしてくれれば良いだけのような気がするのだが。なんとかしていただけないでしょうか → Panasonicさん。

(3) 交差点拡大図やハイウェイ分岐図が大きすぎる
 画面の3/4近くを「イラスト」が占めてしまう。綺麗なイラストだが、そこには自車位置が表示されない。右左折をする場合には、左隅に追いやられた地図上の自車マークを頼りにしなければならない。ちなみに表示地点のリアルな画像がない場合は汎用の画像が用いられる。マイナーなインターチェンジなどの場合は、あまり役に立たないと思う。いずれにしても、イラストの表示はもう少し小さくていいと思う。

(4) 2画面表示では、左画面が大きく、右画面が小さくなる。
 左が7, 右が3ぐらいの割合で表示されるが、これがかなり微妙だ。いまのところ、左を100mスケールの3Dで表示し、右を25mスケールで表示しているが、基本は左がメイン地図なのである。現在の設定では、右側に交差点拡大図などが表示されると、右側の詳細地図は消えてしまうのが少々痛い(仕方ないかもしれないが)。ゴリラの場合、50m以上のスケールでの信号表示はかなり"きまぐれ"であり、25mスケールの場合のみすべて(といっても、ゼンリン地図は信号機が少ないのだが)の信号が表示される仕様である。さらに、一方通行も25m以下のスケールでないと表示されないので、個人的に25mスケールの表示は必須なのである。一時は25mスケールを左に表示し、右に広域の3D地図を表示していたのだが、交差点名やレーン表示が画面右上に出ると地図のかなりの部分がかなり隠れてしまって使いにくかった。上の写真のように、右画面のボタンを消す設定にして、右画面を25mスケール専用にするのが比較的便利だと思う。3D地図の場合、レーン表示などは空(そら)の部分に出るので、道路表示の邪魔にならない。いまのところ、左画面は50~200mスケールで、3Dにしたり、2Dにしたり、その時々に応じて切り替えている。とにかく、広域地図と詳細地図を並べて表示できるのは非常に便利だ。これを一度やってしまうと、2画面表示ができない他のナビには絶対に戻れなくなる。左右の画面の設定にもう少し自由度があるとよいと思うが、しばらくはこの設定で使うつもりである。といいつつ、もしかしたら左2D, 右3Dに戻すかも???。

(5) 高速道路の地図画面
 高速道路では自動的にハイウェイモードに切り替わるものだと思っていたが、デフォルトで1画面や2画面の地図で使う設定になっていると、基本的には高速に乗っても地図はそのままである。「ルート設定時にハイウェイモードにする」を選択しておけば、目的地を指定しているとき、高速道路上の表示はハイウェイモードに切り替わるようになる(ちょっとややこしい)。そんなことをしなくても、高速道路を走っている時は、必ず右側の画面表示をハイウェイモードにしてもらえるとありがたいと思う。

(6) トンネル走行時のナビゲーション
 上信越自動車道を走行して、3000m級のトンネルを何度か走ってみたが、1度だけトンネル内で自車位置の表示が止まった。ただし、止まったのはこの1度だけで、ほとんどの場合、ゴリラジャイロのおかげでナビゲーションが停止することなくトンネル内でもちゃんと自車位置が更新される。もちろん、トンネルの出口では若干ズレがでるが、トンネルの出口でぴったり自車位置が合わなければ困るわけでもないので、実用上は何の問題もない。ゴリラにとって非常にいじわるなケースとして、一度、笹目通り(環八?)の井荻トンネル内で渋滞にはまったことがある。トンネル内で止まったり走り出したりを何度か繰り返したのだが、加速度センサーしか搭載していないにもかかわらず、地図上の自車位置はちゃんと前進と停止を繰り返した。もしかしたら、振動パターンを検知して停止状態を判断しているのかもしれない。「トンネル内では停止中も自車位置がじわじわ動くに違いない」と思っていたが、いい意味で裏切られた。渋滞しながら井荻トンネルを無事通過・・・地図上の誤差は驚くことに10m程度であった。たいしたものである。ただ、巷のレポートによれば、首都高の山の手トンネルはさすがに無理とのこと。「山の手トンネルでもナビができなければ本当のナビとは言えない」と思う方はカロッツェリアのナビを買っていただくしかない。

(7) 高速高架下のナビゲーション
 上空を首都高速にふさがれてしまうようなシチュエーションで、ナビ性能をチェックした。ほとんど問題なしである。衛星の補足状態をチェックしてみても、車の上に高速が走っているような状態でも、つねに5, 6個の衛星は補足していた。結果、高速下で右左折するようなケースでもまったく問題なかった。なお、高速と一般道のどちらを走行しているのかナビが迷うようなケースはやはりある。ただ、このナビは道路の選択ボタンがつけられており、一般道を走行中、ナビが高速を走っていると勘違いした場合には、道路切り替えボタンを押すことによって、即座に地図上の自車位置を切りかえることができる。つまり、ナビにいま高速道路と一般道のどちらを走っているのかを教えることができる。とにかく、このボタンは非常に便利である。

(8) ナビが自車位置を見失うケース
 長い時間駐車場に駐車するようなケースでは、GPSのレジュームが効かなくなる(いわゆるクイックGPSという機能が使えなくなる)。つまり、完全に測位しなおしになる。こういった場合、駐車場からでてしばらくの間、ナビは衛星も見失って立ちすくんでしまう。この傾向は、特に地下の駐車場からふたたび地上に出るような場合に顕著であり、復帰に多くの時間がかかるようである。土地勘のない場所だと、適当に走らせてナビの復帰を待つことになるが、私の場合、運悪く地下駐車場から出た場所がちょうど首都高の下で、衛星を補足しにくい場所だったらしく、衛星補足までに1,2分(もっと長く感じたが・・・)かかってしまった。結果、曲がるべき交差点を誤って直進してしまい、走る予定の無かった首都高に乗ってしまった。ちなみに、カロッツェリアやECLIPSEではこういった経験は記憶にない。ポータブルナビ特有の問題のようにも思えるが、先ほど述べたように、電子コンパスを活用し、自車の方向をうまく記憶することによって、「一時的に迷子になる」ことは避けられるように思う。このナビの数少ない欠点としてあげておきたい。

以上、Panasonic Gorilla CN-SP710VLのインプレッションについて、ナビゲーション精度を中心にレポートした。次回はそれ以外の点について、感じたことをレポートさせていただきたいと思う。
ブログ一覧 | カーナビ | クルマ
Posted at 2012/05/28 03:10:49

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