
トドロキモデルのプロジェクトER-12。中学生の頃の「マイ・トゥエルブ」である。
振り分けバッテリーを始めとして、武田訓政氏の設計によるこのマシンのレイアウトは非常に凝ったものだが、バッテリーが単二の2/3サイズを左右に3本ずつパックして積むという特殊な形の7.2Vセルで、容量が小さい上に他社のバッテリーが載らないのが大きな欠点だった。また、モーターがリア駆動軸の後ろにあるため、特に540モーターを搭載するとテールヘビーになった。巻線コントローラーは、このモデルに限らないが接触不良が多かったように記憶している。逆転サーボでないとステアリングリンケージが妙な取り回しになるので、プロポのスティックを180度ひっくりかえして使ったり、とにかく走らせるのがたいへんなマシンだった。
写真は、何を思ったか最近になって弟がオークションで競り落としたもの。それが私と息子にまわってきた。久しぶりにとても懐かしく手に取ったが、スピコンのレバーは初期型で、サーボから伸びているリンケージと干渉してうまくうごかない。一部を削り取って、とにかく動くようにしたが、やはり接触不良が多くてダメだ。ちなみにこのスピコンのレバーは、発売後のマイナーチェンジで、端子部がリーフスプリング状になったものに代わっている。
私も、ラジオベッドを自作して汎用バッテリーがつくようにしたり、KOのアンプを載せたりしていろいろ悪戦苦闘したものである。そのときのキットは残念ながら実家の立て直しの時にごみに出してしまった(らしい)。2台分のパーツがあったので、いまとなってはちょっと残念である。
さて、今回のマシンであるが、基本はオリジナルで、モーターも380無印のまま。プロポも懐かしのフタバFP-2GSである。わたしは三和ダッシュ2にピストルグリップをつけて使っていたので、スティックはちょっと不慣れだが、まぁちょっと遊ぶのならこれでもだいじょうぶ。バッテリーは単2型のNi-MHを4本で4.8V仕様。巻線式のスピコンはあきらめて、アンプ(ESC) KO VFS-FRを用いることにした。このアンプは4.8Vから使える上にバックも可能なブラシモーター用ESCなので都合がよい。オークションで格安で落札し他中古品を、本来は受信機用電池が収まる位置に収めた。写真は2サーボ仕様で、スピコンもそのまま載っているが、スピコンとスピコン用のサーボはダミーである。
駐車場での走行動画を撮ろうと思ったが、ぶつけまくって、恐ろしく恥ずかしい映像なのでやめておくことにした(笑).現状のシャーシは驚くほどアンダーが強く、低速でないと曲がり切れない。4.8Vでもこうなのだから、7.2Vに540だとちょっと手に負えないかもしれない。単にこの旧車を走らせるだけのために、バッテリーやESCなど、少し出費したが、まぁ、非常に懐かしい走行音と操作感覚が味わえたので、よかったと思う。
実は2.4GHzの最新プロポを先週買ってきた。そちらのプロポをつかって、MシャーシかGT500をやろうかとひそかに思っているところである。
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ラジコン | 日記
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2017/07/29 13:58:20