• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

MA0228のブログ一覧

2011年12月06日 イイね!

2ch再生とタイムアライメント(1)

2ch再生とタイムアライメント(1)久しぶりに?カーオーディオの話題である。

あなたのデッキ(HU)にはタイムアライメント(TA)は付いているだろうか?実はTAというのはカロッツェリアの用語であり、アルパインはタイムコレクション(TCR)という呼称を用いているのだが、以下、本稿ではタイムアライメント(TA)と書かせていただくことにする。

カーオーディオでは、左右のスピーカーからの距離が等距離でない。よってステレオイメージが正しく再生されないから、スピーカーからの音の到達時間を揃えて、まるで左右のスピーカーからの距離が等距離になるかのように再生環境をアジャストする、これがタイムアライメント(TA)の考え方である。

しかし、問題はそう簡単ではない。仮に、左chのスピーカーが、顔の前方、正面から測って60°の位置にあり、右chのスピーカーが30°の位置にあったとしよう(ちょっと雑な絵だが、ドローソフトで描いた図を参考にして頂きたい)。よく、メーカーから示されたTAの概念図では、スピーカーの位置がまるで変化するように書かれている。しかしながら、(ここが一番たいせつなことだが)スピーカーから発せられる音にいくらタイムディレイ(時間遅れ)を与えても、スピーカーの位置そのものを動かすことはできないのである。「仮想的な位置さえも」である。

たとえば、右chのスピーカーは左chに対して相対的に近い位置にあるので、右chの音にディレイをかけて、左chのユニットの音と耳への到達時間をそろえてやれば、仮想的に右chのスピーカーユニットを遠ざけたことと同じに・・・ とは残念ながらならないのである。たとえば左chのユニットの音を切って、右チャンネルだけから音を出すことにしよう。音は右chのユニットだけから出ているが、人間の耳はその音がどこから出ているか(つまりどの程度の距離から発せられている音か)を認識できるのである。それは、人間が二つの耳を持つからである。つまり、スピーカーからの音にディレイをかけようがかけまいが、耳からスピーカーまでの距離は変えようがないのである。つまり、TAを使おうが使うまいが、右チャンネルのスピーカーユニットの音は右前方30°の位置からなり続ける。これを60°の位置に仮想的に変えるなんてことはできないのである。TAを使う上では、このことを強く認識しておく必要がある。

残念ながら、TAで作られた音は自然界の音源から発せられた音と根本的に異なっている。表現を変えると、現実にはありえない人工的な音なのである。それゆえに、TAで作られた音を経験的に知らない我々は、さまざまな異なる反応をするのである。ある人はステレオイメージがTAによって向上された(良くなった)と感じるだろうし、またある人は車内の位相がねじまがったような、不自然な音場だと感じるのだ。このあたりはその人その人によって違う。だから、自動車の中心軸からオフセットされた運転席側に座ろうが、左右のスピーカーのセッティングは完全に左右対称で、発音タイミングもそろえるべき(TAは使わない)のがいちばん良いと感じる人もいるのである。

さて、少々長くなってしまった。中級以上のカーオーディオファンにとって、TAの利用はかなり一般的になってきたと思うが、そのTAが持つ本質的な問題点について簡単に述べた。で、私はどうしているかというと、今のところは自分ひとりで乗るときはAオン、家族と乗るときはTAオフで使い分けている。次回はTAを使いこなす際のポイントについて述べさせて頂くことにする。
Posted at 2011/12/06 00:37:52 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2010年11月30日 イイね!

カーオーディオの雑誌

このブログの話題の中心でもあるカーオーディオ.一応,自分の趣味であるから,書店ではかならずカーオーディオ関係の書籍には目を通すようにしている.そのなかで,おそらくいちばん高級志向の雑誌がある.AutoSoundである.はっきり言うと,最近のAutoSoundはつまらなくなってしまったと思う.ただ,具体的にどこがつまらなくなったのかを述べるのはなかなか難しいことだ.

まず一つには,特定の機器に内容が偏っているという点である.ここのところiPod関係の話題が多いのだが(それ自体は否定しない),記事の内容的にみて,どことなく勢いに任せて紙面を作っているような印象がある.iPodのロスレスの音とCDの音のどちらが優れるか,といった議論は,実は極めて危険な議論なのである.この議論すら危険なのだから,圧縮音源の議論はもっと危険だ.オーディオの聖域を侵しかねない問題なのである.私は以前に書いたように圧縮音源容認派だが,iPodが登場した途端に音源に関する議論の立ち位置がどうも曖昧になっているように思われるのだ.ちょっと奥歯にものが挟まったような表現になって申し訳ない.

特定の機器に記事が偏っているという意味では,デッキ(HU)もそうだ.ここのところはカロッツェリアのDEH-P01ばかりである.確かに優れた機種だが,このデッキばかりに内容が傾倒してしまっては,カーオーディオ市場は決して活性化しない.この雑誌自体が新しい製品を生み出す核になるような記事がぜひ欲しい.

この雑誌を支えている功労者とも言える先生なので,ここで意見を申し上げるのはたいへん僭越ではあるが,脇森先生の最近の記事は視点を見失っているのではないかと思う.ご自分の求めている音に迷っているのかもしれない.ほんとうは美味しいとは思わない料理を美辞麗句を並べて(無理やり)褒めあげているような文章である.アンプにフェーズを使ったり,スピーカーにブラックスを使っていた頃は,先生の文章から主義主張がはっきり聞こえてきたものである.いや,主張でなく,音が聞こえてきた.そう,かつてのAutoSoundは,紙面から音が聞こえたのである.いつしかその音は聞こえなくなった.それはなぜか・・・

「脇森先生,ほんとうにDIATONEの音が気に行っていますか?実はそうではないのではないですか?プロセッサを使うことが,ほんとうに良い音につながると思ってらっしゃいますか?」

「マイ・フェバ」のコーナーもそうだ.かつては評論家の方々の生の声,音に対する生の想いがひしひしと伝わってきた.また,ごくありふれたトラブルに悩み,それをショップとともに解決していく姿も非常に共感できた.それがいつしかつまらない記事ばかりになってしまった.

別にたくさんのスピーカーやアンプを並べて点数を付けなくてもいい(そういう雑誌は他にもある).評論家の先生方が,思い入れのある機器を存分に語って頂く方が,この本にはあっていると思う.個人的には内藤毅氏がこの雑誌を離れたことがかなり効いているのではないかと思う.何か事情があるのかもしれないが・・・

一度,ホームページ経由でAutoSound宛にメールを書いた.その際,非常に丁寧な返答を頂いた.編集長の嶋津さんである.カーオーディオ市場自体の不況もあって,この雑誌に限らず多くのカーオーディオ系雑誌が苦境に立たされているが,いつかきっと嶋津編集長が今の状況を打開してくれるに違いない.がんばれ,AutoSound!

Posted at 2010/11/30 01:22:59 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2010年06月09日 イイね!

音楽を圧縮して聴く・・・MP3の話

 HMV渋谷店が閉店するニュースには驚いたが、CDの売り上げが落ちていることが原因のようだ。反面、音楽ソースのネット配信は徐々に増えているとのこと。実際、CDをそのままプレーヤーで再生することは少なくなり、ほとんどの方は圧縮された形の音楽ソースを楽しんでらっしゃることと思う。

 一昔前までは、カーオーディオでも、趣味として楽しむなら「圧縮はご法度」とされてきた。音質を向上させようと、ウン万円もするケーブルに投資するような熱心なオーディオファンにとっては、圧縮による音質の劣化など許されるはずもない。しかしながらiPodに代表される携帯型音楽プレーヤーの普及に伴って、状況は少しずつ変わってきたかにみえる。

 どんな環境であれ、できるだけ高音質で楽しみたいのは人の子として当然だ。しかし、車の中で音楽を楽しむ以上、ある程度の妥協は必要である。音楽を流しているときはつねにエンジン音、周囲の雑音が混入する。極めて狭い車内は間接音のコントロールが難しい。はっきりいって、理想とは程遠いリスニング環境である。そのなかで、1%、いや0.1%程度の音質差を論じることは意味があるのだろうか?ということだ。これは、アンプやケーブルに関する過去のブログでも私が主張してきたことである。つまり、劣悪な環境での"妥協点"として、圧縮音源を選択するのも一つの選択なのではないか?ということである。

 音楽の圧縮フォーマットはたくさんある。デファクトスタンダードになった、というよりなってしまったMP3(MPEG Audio Layer-3)だけでなく、Ogg VorbisやAAC、WMAなど、いろいろだ。「どれが高音質か?」という議論もあるだろうが、基本的にはハフマン符号化や高域成分のカット、マスク効果による圧縮が基本だろうから、個人的にはどれも「五十歩百歩」なのではないかと思っている。本質的には後発のフォーマットのほうが有利であるが、エンコーダーの開発に費やされている人的エネルギーや、汎用性の観点から考えると、特にこだわりのない限りMP3を選ぶのが自然というところだろう("ライセンスフリーでない"という点が若干気になるのであるが)。

 MP3のエンコーダーとしては、現時点ではLAME(レイムと読む)以外に選択肢の余地はなかろう。私はiTunesのようなコンテンツ管理ソフトは使わないので、Lame Ivy Front Encoder (LIFE)をLAMEと組み合わせて複数のWAVファイルを一気にエンコードしている。ちなみにWAVファイルの取り込みは古くから使っていて慣れているということで、B:s Recorder GOLDを、タグの編集にはSuper Tag Editor、もしくはSuper Tag Editor (改)を愛用している。LAMEにはさまざまなオプションがあり、初心者は使い方に悩むことだろう。LAMEについての解説はあちらこちらにあるだろうが、AnonymousRiver氏のサイトが特に詳しく、高音質再生に関する情報も豊富だ(ただし、現在は休止中である)。

 さて、問題はどの程度まで圧縮するかだ。一般には128kbpsのビットレートに圧縮することが多いようだが、このレートはディープなオーディオファンには酷評されている。ただ、一部の酔狂なオーディオマニアの意見、「聞くだけで気持ちが悪くなる」とか、「高域と低域がすっぽり抜けてからっぽの音になる」といったような、思い込みだけで書いているような極論には耳を貸さないほうがよい。果たしてこの128kbpsのMP3は、それほどまでに音が悪いのだろうか・・・

 肩の力を抜いて、レートの高いファイルから順に聞き比べていくと、256kbps, 192kbps, 160kbps, 128kbpsまではほとんど変化を感じないであろう(このほとんど・・・というのが微妙だが、あくまで一般の方々の場合である)。ところが128kbps以下になると、誰でも気づくほど音が極端に劣化する。周波数帯域でいうと、上限が15kHzから12kHzになると、音の印象ががらっとかわるのだ。ちなみにFMラジオ(テレビ)の帯域は上限が15kHzである。15kHzというのは、人間の耳にとっては非常に重要な周波数であると言えるのかもしれない。128kbpsの場合、上限周波数は15.2kHzなので、その意味で、「ふつうは128kbpsで十分」という主張は説得力がある。

 とはいえ、それなりに再生環境に気を使っているオーディオファンなら、上限15kHzにはちょっと満足できないだろう。CDには本来、22kHzまでの音声信号が格納されているのである。では、どの程度までレートを上げればよいのか。固定ビットレート(CBR)でエンコードしたMP3ファイルにおけるビットレートと上限周波数の関係は以下のとおりである。

ビットレート 上限周波数
  128kbps 15.2kHz
  160kbps 18.0kHz
  192kbps 21.3kHz
  256kbps 22.0kHz

20kHzを求めるとなると、192kbps以上なら安心できそうだ(ちなみに音声圧縮について上限周波数だけで議論するのはあまり良くない)。

 どこかで読んだが、一般的な人の場合、128kbpsのファイルでも音の違いに気づく確率は5%程度だそうだ。つまり、95%は音の違いに気づかないのである。ちなみにこれは再生環境が理想に近い(音がよい)場合であって、カーオーディオの純正スピーカーで聴いた場合や、iPod+付属イヤーフォンのなどの場合、判別できる比率はもっと下がる。対して、聴力の優れた人(音楽を職業にしている人)だと、5%判別の限界値が192kbps程度になるらしい。もちろん、非常に静かな環境で、注意深く特定の部分に注目して音の差を見つけ出そうとして聞いたときの話であって、音楽を楽しんで聞くときの話ではない。ちなみに有意差を見るために検定を行う際には、5%(95%)という数字は一般にはよく使われる"しきい値"であるので、この議論はそれなりに妥当であると思われる。

 インターネットをあれこれ調べるよりは、自分自身の耳の能力をきちんと見極めることが大切だ。そこで、以下のような簡単なテストを実施してみた。比較的ワイドレンジの曲を選び、LAMEを用いて固定ビットレート(CBR)のファイルをレートを変えていくつかエンコードした。128kbps, 160kbps, 192kbps, 256kbps, 320kbps。加えてエンコードしないWAVのファイルも用意した。これらをCD-ROMに焼いて車内で再生して、適当に何度かサーチボタンを押して、「音がちょっと違うな」と思ったところで目を開けるという簡単な確認するテストを行った。実際に聞いているファイルがわかるように、ビットレートをファイル名に書いておき、HUのディスプレイに表示させるようにした。現在試聴中のファイルは、目を開ければすぐに確認することができる。

 テストの結果であるが、何度か聞いているうちに128kbpsはかなりの確率で違いに気づいた。イントロ部分のピアノに付帯音がつくのがわかったのである。160kbpsは気づかないこともしばしば。それ以上のレートの場合、私の耳では残念ながらもとのファイル(WAV)との違いを判別できなかった。

 かなり大雑把なテストだが、自分の場合は192kbps以上なら問題なさそうだ、ということがわかった。で、結果としては、ほぼ同じ圧縮率の可変レート(VBR)を使っている。LAMEの場合、オプションに -V 2 を付ければ、190kbps前後でエンコードされる。自分の耳ではよくわからないが、CBRの192kbpsよりもこちらのほうが音がよいそうだ。ファイルの大きさは元のWAVファイルの1/6程度になる。

 最近はUSB端子にハードディスクを接続できるHUが増えてきた。HDDなら、WAVのままでよいのでは?という意見もあろう。もちろん、それも一つの方法だが、自分の耳で気づくか気づかないか、ぎりぎりのレートでエンコードして聴く、というのも、ひとつの楽しみなのである。ファイルサイズの大きなWAVEフォーマットでHDDに詰め込んで車内に持ち込むのは、なんとなくスマートじゃない気がするのだ。

 もちろん、「エンコードが面倒だからWAVのままで聞く」とか、「心理的にMP3にはどうしても抵抗があるのでWAVを使う」と言うというならそれはそれでかまわないと思う。ただ、WAVに拘る人たちは、自分たちこそが真のオーディオマニアであるという自負心が強く、MP3を楽しむ音楽ファンを蔑む傾向が強い。「糞耳にはMP3で十分」「MP3を使うなら安物の機器を買え」などというのは、まったくの暴言である。

 ここは声を大にして、「音楽を楽しむ分には圧縮された音源でもまったく問題ない」と言っておきたい。音質劣化が非常に少ない圧縮フォーマットの登場は、音楽を楽しむ環境を大きく変えた。音声圧縮ソフトウェアの開発者、高音質なエンコーダーの開発者たちに、心から敬意を表したいと思う。
Posted at 2010/06/09 04:23:33 | トラックバック(0) | カーオーディオ | 音楽/映画/テレビ
2010年05月14日 イイね!

カーオーディオでのアンプ選び(その2: Clarion APA4321)

 カーオーディオでのアンプ選び(その2: Clarion APA4321) さて、昨日の話の続きである。お目当ての ADDZEST APA4320をいつ買おうかとぼんやり考えているうちに、ブラント名としてのADDZESTが消滅することになった。つまり、カーオーディオのブランド名も、本来の社名である"Clarion"に変わることになったのである。正直、このブランド名の変更にはちょっと焦った。以前、ADDZESTのアンプレスのCDデッキ(たぶん、CDM-959)を使っていたこともあって、ADDZESTの名には愛着があるのだ。Clarionというと、なんとなくカラオケや観光バスの音響システムのような類を連想してしまうのである(失礼・・・)。といっても、既に変わってしまったものは仕方がない。

 ブランド名の変更にともなって、ADDZEST APA4320も、Clarion APA4321と品名が変わった。しかし、スペックを見る限り、中身はまったく変わっていないと思ってよかろう。オーディオ雑誌でも相変わらず高評価であったので、4chのAPA4321と2chのAPA2161をあわせて購入することに決めた。ちなみに4chの4321がフロントのマルチ駆動用、2161がサブウーハー用である。ADDZESTの中古品を買うことも考えたが、今回はあえて新品購入に拘ることにした。

 なじみのプロショップで購入し、インストールもお願いした。最初の音出し。実はかなり焦った。それまで使っていたALPINE MRV-F357 とまったく音が違ったのである。インストーラーの方も、「低域がちょっと緩めかも・・・」とのことであったが、違和感を感じたのは最初だけで、ミッドとツイーターのレベル調整を行い、EQのセッティングもわずかに変更することで何の問題も無くなった。実際、調整が終わってみると、やはりこのアンプが非常に優秀であることを実感した。音の上下とも無理なく伸びており、くせがなく、解像度が高い。ほんの少し中低域が厚めの印象があるが、決して緩いわけではない。私にとってはS/Nが良いことが何よりもありがたかった。アンプを変えた結果、タイムアライメントの利きがシャープになったが、これはチャンネルセパレーション、S/N、解像度が向上した結果である。

 カーオーディオにおいては、ブランド力の影響は計り知れないものがある。carrozzeriaALPINEのブランド力は他社に比べて圧倒的である。さまざまなサイトをみると、「念願のフルアルパインにしました!やっぱりアルパイン最高です!」といったような、音質の評価もへったくれも無い書き込みを数多く目にする。すなわち、ほとんどの人たちが、音質など度外視で、ブランドだけでデッキやスピーカー、アンプを選んでいるのである。そのなかで、このClarion(ADDEST)のアンプは、ブランド力の高い国内外のアンプに勝るとも劣らない優秀なアンプだと思う。少なくとも、5万円以下の4chアンプとしては、ベストバイなのではないか。

 現在は、APA4321とAPA2161の後継機であるAPA4360APA2180の2機種がラインナップされている。実はAPA4360は、2009年のAutoSoundグランプリに選ばれているのである。まさに折り紙つきといえるだろう。また、同誌のライターをつとめている鈴木裕氏は、私と同じClarion APA4321を2台使ってらっしゃる(ちなみに、導入したのは私が先です)。これらの記事を読んで、私の選択は間違っていなかったことを実感した次第。

 蛇足だが、これらのClarion製アンプの設計はアメリカで行われている。Clarionは以前より、ARCオーディオ(カーオーディオ用アンプの有名ブランド)の設計協力を仰いでいるとのことで、一連のAPAシリーズも、基本設計はARCではないかと噂されている。実際、ARCオーディオのKSシリーズなどは、サイドのターミナルやスイッチのレイアウトがClarionのアンプと酷似している。

http://www.arcaudio.com/productdescription_pages/amplifiers/ks-series/ks3004.asp

内部構造も非常に良く似ており、噂はおそらく本当だろう。私自身はARCが関与しようが無かろうが、音が良ければどっちでもよいのだが、ARCと聞くと、「あの、有名なアンプの神様、ロバート・ゼフ氏が!」と喜ばれる方も多いかもしれない。まぁ、Clarionのアンプ設計にロバート・ゼフ氏が直接絡んでいるとは思えないが(笑)。

 最後に改めて・・・ Clarionのアンプはほんとうに良いアンプである。ブランド名より音の良さで選ぶ方に強くお勧めしたい。9255シリーズも含めて、Clarionにはカーオーディオ分野でさらに一層がんばってほしいと思う。
Posted at 2010/05/14 03:29:14 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2010年05月13日 イイね!

カーオーディオでのアンプ選び(その1)

カーオーディオでのアンプ選び(その1)今日はアンプの話である。いわゆる外付けの外部アンプだ。アンプは、カーオーディオのなかでは、もっとも選ぶのが難しいパーツのひとつだと思う。

 なぜ難しいか・・・まず、比較試聴が難しいからである。スーパーオートバックスあたりにいくと、試聴ブースでさまざまなアンプを聞き比べることができるが、はっきりいってデモボードでは細かな違いなどほとんどわからない。僅かに、A社のアンプは高域が目立つとか、B社のアンプは中域重視だ、といったことがわかる程度だろう。だいたい、アンプの周波数特性など、測定器で測れば可聴帯域で±1dbぐらいの差でしかないはずで、スピーカーや車内の音響特性の差に比べればものすごく小さな違いでしかないのである。

 ではどうやって選んだらよいのか?私なりのアンプ選びの方法をご紹介したい。

1. ざっくりとパワーで選ぶ。
 通常、再生に必要なパワーはせいぜい1チャンネルあたり10W程度である。その意味では、ウーハー用を除いてそれほどパワーのあるアンプを選ぶ必要はない。せいぜい、定格で50Wもあれば十分であろう。なお、2倍(+6dB)の音量を得るには4倍のパワーが必要だ。50Wで足りなければ、200Wが必要だと考えるべきなのである。その意味で、80Wや90Wのアンプを選んだからといって、50Wのものと比べて驚くほどパワーが出るわけではないということに注意して欲しい。

2. 感度設定範囲に着目する。
 ラインアンプ(ラインドライバー)について以前書いたが、アンプのゲイン(感度)は低くすればするほどS/Nが向上する。入力の電圧レベルを高く、感度を低く設定できるアンプが望ましい。 例えば、8.0Vといった低感度に設定できるなら、その分だけ音のポテンシャルは上げられるはずである。

3. 冷却ファンの有無に着目する
 個人的にアンプの冷却ファンは嫌いである。まず、ファンがあることによって、S/Nが低下する恐れがある。もうひとつは、ファンの故障である。ファンの故障はアンプ自体の故障に繋がりかねない。その意味で、ファンは無い方が良いと思うのである。

4. 雑誌での評価が高いアンプを選ぶ
 雑誌のインプレを注意深く読むと、複数の評論家が、まるで口裏を合わせたように高い評価を与えているモデルがいくつか見つかるものである。そういったアンプは"当たり"である。総じて欠点が少なく、良質なアンプである場合が多い。「提灯記事だ」という方もいるだろうが、雑誌を読み続ければ、どれが提灯記事で、どれがまっとうな評価であるか、ある程度は見えてくるものである。

5. ショップの意見を尊重する
 信頼できる店員さんやインストーラーがいたら、その人が薦めるアンプを買うといい。人間、人から背中を押されるのは悪い気はしないものである。「このアンプはお勧めだよ」といわれれば、不思議と良い音に聞こえるのである。それが人間心理である。これはアンプに限らず、すべてのオーディオ機器について言えることだ。

6. チャンネルあたり1~2万円を基準にする
 つまり、4chで5万円から10万円程度の定価のアンプを選ぶとよい、ということ。私がカーオーディオに(再び)のめりこみ始めたころ、ある雑誌でMCカモ氏が言っていたことの受け売りである。つまり、このぐらいの価格帯のアンプがもっともコストパフォーマンスが高い、ということだと思う。では、10万円以上のアンプはどこが違うのか?きっともっと良い音がするのだろうが、もはやその差を聞き分けられるかどうかはかなり微妙なところだろう。

 さて、じっくりと慎重にアンプ選びをしていたところ、毎年刊行されている"Car audio catalog"やAutoSound誌で、比較的低価格なのにもかかわらず、非常に高い評価を得ているアンプを見つけた。ADDZESTのAPA4320である。このアンプ、5万円を切る価格にもかかわらず、10万円クラスに匹敵する評価を得ていたのである。出力が1chあたり80Wと比較的高く、ゲインの調整範囲が広いのも気に入った。冷却ファンが無いのも私好みだ。加えていえば、私の使用機器のなかにADDZEST製が一つも無いというのも、このメーカーを選ぶ理由としてプラスに働いた。

 一度だけ量販店で音を聞いたが、意外と静かな音がするアンプだった。「静かな音」というのは、S/Nが高いという意味である。もう一つ、非常に音がフラットだという印象もあった。実は、低価格のアンプは低音と高音にちょっとアクセントを持たせたものが多いのである。価格も手ごろで、本体もコンパクトと、ADDZEST APA4320に気持ちはぐっと傾いたのである。

(つづく)
Posted at 2010/05/13 04:53:23 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ

プロフィール

「カーオーディオの現状 http://cvw.jp/b/714213/43751087/
何シテル?   02/22 18:53
MA0228です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

ホンダ オデッセイ ホンダ オデッセイ
CDアコードに引き続き、2台目のホンダ車です。本革仕様のRA8アブソルート・・・ 大枚を ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation