
私はJPOPを中心にオーディオを楽しんでいるが、実は典型的なミーハーで、聴いているのはもっぱら女性ボーカルである。
浜崎あゆみ、倖田來未、大塚 愛、中島美嘉、YUI、アンジェラ・アキ、宇多田ヒカル、倉木麻衣・・・ ちょっと古いところだと、
竹内まりや、中山美穂、松田聖子、中森明菜、尾崎亜美(そのほかいろいろ)といったところだ。カーオーディオ専用に16GBのUSBメモリを用意して、そのなかに歌手別のフォルダを作って、好きな曲をいくつか選び、
マイベストとして入れてある。アルバムで聴きたいものは、CDかCD-Rでアルバムのまま持ち込むことが多い。
女性ボーカルの中で、これまで聴く機会がなかったのが
aiko である。正直、aikoは「女性専用」的な匂いが強かったので、40過ぎの子持ち男としては近づきがたかったのである。aikoの持つ空気・・・ 渋谷の109のような、というよりはもっと地方の、ジャスコなんかに入っているファンシーショップ的な香りとでもいうべきか。TSUTAYAでCD借りて、コンビニに立ち寄って、カラオケボックスに遊びに行く女子高生といった雰囲気だ。同じ関西人だということもあって、大塚 愛にかなり近いキャラクターだが、どちらかというと大塚 愛のほうが色香が強く、若い世代だけでなく、年配の男性からも好まれる雰囲気を持っている。対してaikoのほうは、メッセージを発する相手方として、あまり男性を意識していないというか、もっぱら同姓に理解されたいといったメッセージを強く感じるのである。
そんな理由もあって、しばらくaikoには触手を伸ばさなかったのであるが、かねてから彼女に対しては「時代の申し子」のような雰囲気は感じていた。彼女自身の生き方そのものが、非常に強いエネルギーを放っている。aikoの音楽を通して、いまの若者たち、若い女性たちの想いが見えてくるような気がするのである。
と、少々硬すぎる論調になったところで、話をもどそう。aikoの最新アルバム
BABYはここのところ非常に気になっていたのだが、タイミングよく家内が "aikoの曲が聞きたい" と言い出した。いわゆる"花団"の挿入歌が目当てあることはすぐにわかったが、自分にとってもaikoを聴き始めるいいタイミングだと思ったので、TSUTAYAでアルバムを借りてくることにした。
KissHug, 嘆きのキス、戻れない明日あたりのナンバーはやはり耳に心地よく、何度も繰り返して聴きたくなる。アルバム全体としてもよい曲が多く、広くお勧めできるアルバムに仕上がっている。
せっかく聴き始めたのだから・・・というわけで、再びTSUTAYAに赴き、過去のアルバムをまとめてゴソッと借りてきた。それらのアルバムから、比較的馴染み深い曲を選んで
My Best を作成してみたのが以下の15曲である。
1. 花火
2. カブトムシ
3. 桜の時
4. ボーイフレンド
5. 初恋
6. えりあし
7. アンドロメダ
8. 花風
9. 三国駅
10. キラキラ
11. スター
12. KissHug
13. milk
14. 嘆きのキス
15. 戻れない明日
古くからのaikoファンからすれば、おもしろくもなんともない選曲だろうと思う。私自身、歌姫とかSeptemberとか、加えたい曲はいくつかあるのだが、車で流していて家内から「ちょっと次に飛ばしていい?」なんてことを言われるのが嫌だったので、それこそ定番といわれるであろう曲を選んでみたのである。これなら、誰に聞かせても「aikoって久しぶりに聞くとなかなかいいね!」という感じになるのではなかろうか。
ここ2, 3日、ずっと聴いているのだが、aikoはどちらかというと「噛めば噛むほど味が出る」タイプだ。何度か聴いているうちに、曲の印象が変わってくる。先日作ったMy Bestあたりを流すことも多いのだが、やはりここは古いアルバムから、じっくり、ゆっくりと聞き込んでいきたいと思う。
Posted at 2010/05/17 05:14:54 |
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