2010年03月17日
長らくカーオーディオを楽しんでいるわけですが,少しずつ覚書程度に経験談を書いていきたいと思います.
今日はスピーカーケーブルの話.廉価な製品から超絶価格の高級品まで,さまざまなケーブルが売られているわけですが,はっきり言って,ケーブルの材質による音の差はありません.疑うのなら,なんども時間をかけて聴きこんでみればわかります.20年以上ホームオーディオやカーオーディオをやった経験から,材質による音の違いは無いと断言します.その理由は,ネット上のいろいろなところにありますから調べて頂ければよいと思います.では,ケーブルならなんでもよいのか?ということになりますが,それはそれ,ある程度のスペックは必要ですし,趣味のものとしての拘りはあっていいと思います.というわけで,今日はスピーカーケーブルについて書きたいと思います.
ケーブルに流れる電力量を考えると,はっきりいってミッドもサブウーハーも16ゲージ1.3sq程度で十分です.ただ,経験上,ケーブルの径を増やすと低音の量感は増えることは確認していますから,もし"どでかいサブウーハー"を積むというのなら,12ゲージを選択してもいいと思います.
さて,材質そのものはふつうのタフピッチでもいいのですが,まぁふつうのカーオーディオ用のケーブルというと,たいていはOFCでしょう.あとはちゃんとカーオーディオ用としての耐熱性(90℃程度)が考慮されており,丈夫な厚めのシースが採用されていればOKです.
価格や入手のしやすさなどを考慮すると,私のお勧めのケーブルは,オーディオテクニカのAT7420(18ゲージ), AT7422(16ゲージ), AT7424(12ゲージ)です.
http://www.audio-technica.co.jp/products/caracc/cable/at7420.html
ツイーター用なら,このラインナップのなかでもっとも細い7420を選んでもいいでしょう.このケーブルのよいところは,プラスとマイナスで色が違うところです.初心者でなくとも,うっかりプラスマイナスを逆に接続したりしますから,見た目でプラスマイナスが分かりやすいというのは重要です.また,素線の表面がコーティングされているので,酸化しにくく耐久性が高い(ように感じる)というのも良い点です.シースも丈夫で,非常にまじめに作られたケーブルだと思います.線径を3種類選べる点もよいですね.それ以外では エーモン製のスピーカーケーブル(品番:1190,1191)も,価格が安く必要十分な性能を持ったケーブルとしてお勧めできます.
驚くほど値段の高い高級ケーブルは、上にあげたごく一般的なケーブルといったい何が違うのでしょう?もしかしたらほんとうに音がいいのかもしれませんし,ほとんど変わらないかもしれません.しかしながら,判断するのは「自分」です.スピーカーケーブルに限らず,使用するすべての機器は自分の耳で判断して決めることが大事ですよ.
Posted at 2010/03/17 12:20:28 |
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