
実は、お気に入りのアンプ、Clarion APA4321が故障しました。実はこのアンプの故障、かれこれ3回目なのです。かつて住んでいた長野で1度故障して中古品に入れ替え、そのあと愛知県に越して来てから、やはり2度故障しました。故障のほとんどは、4chのうち1chから音が出なくなるトラブルです。アンプを狭いスペアタイヤスペースに押し込んでしまって、通気性が悪いかったのも理由だと考えらえますが、やはり問題はこの愛知県の酷暑。おそらくは他のアンプでも同様のトラブルが起きたことでしょう。APA4321は非常に優れた設計のアンプだと思いますが、ファンレス設計のため、オーバーヒートが起きやすいのかもしれません。
一時期、ALPINEのMRV-F300という廉価なアンプを購入して凌いでいました(同じ型番のアナログアンプもありますが、新しいデジタルアンプのほうです)。このアンプ、結構よい製品だと思いますが、やはりどうしても価格なりのところが見え隠れします。音像がやや平面的になり、どう調整しても満足のいくレベルまで一歩足りないのです。ちなみに、このアンプそのものが悪いと言っているわけではありません。あくまで、上級アンプと比べると・・・ ということです。
で、新しいアンプを選ぶにあたって自分なりに決めたことがあります。「アナログアンプとの決別」です。発熱が多く、やや大型のAB級アンプとサヨナラすることに決めました。音的にはたぶん、AB級アンプがいまも有利だとは思います。ただ、D級アンプ、すなわちデジタルアンプも最近は非常によくなってきました。小型で発熱の小さなデジタルアンプに賭けてみようと考えたのです。ちなみに先述のMRV-F300もデジタルアンプです。
いろいろ悩んで、選んだのはALPINEのデジタルアンプ、PDX-4.100です。もう既に発売から10年が経過しており、さすがに入手は中古品に限られます。この秀逸なアンプをオークションで18,000円にて手に入れました。外観の程度も非常に良いものです。
フロント2Wayにつなげて出てきた音は・・・非常に良質でパワフルなものでした。APA4321と比較しても甲乙つけがたい、いや、やはりPDX-4.100のほうが優れているでしょうか。良いアンプは艶やかな音、"トロッとした音" を奏でるものです。それはS/Nの高さと、音数の多さによるもの。このアンプもそうした良質なアンプの良さを持っています。これが18,000円とは! 非常に良い買い物をしました。
いまはフロント2WayをこのALPINE PDX-4.100で、リアの2WayをMRV-F300で駆動しています。え? リア? と思われるかもしれませんが、いままで家族からは不満を言い続けられていたのです。なのであえてリアドアにも2Wayを入れることにしました。ただし、せっかくならとこちらも徹底的にこだわって、Audiocontrolのアクティブクロスオーバー2XSを導入し、4chアンプでで左右4つのユニットを駆動することとしました。リアも手抜きなしです。
長くなりました。今日のところはこれまで。フロントおよびリアのSPユニットについてのお話は次回に。サブウーハーの話もそのうちさせていただきますので。それでは失礼いたします。
Posted at 2017/05/07 16:57:38 |
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