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2017年05月28日 イイね!

ワイドレンジツイーターという選択(2)

ワイドレンジツイーターという選択(2)いきなりの、自車画像である。ダッシュボードの両端、三角窓の下にcarrozzeria TS-STX99を「立てた」。パネルに穴を空け、ボルトで直接固定している。ちょっとボルトが短いので後日対策予定だが、とりあえずうまくとりつけられた。ユニットの角度は六角レンチ(アーレンキー)で自由に調整が可能。

 ミッドに対して、-2dB でだいたい良さそう。中高音が強くてもいいなら±0dBでもいいかもしれない。クロスは似非Bewithということで、800Hz。ただ、今回組み合わせているTS-V171Aは非常に高音質で、上まできれいに鳴るユニットなので、1kHzや1.25kHzクロスの方が力強さは増す。正直、どれでもいいのだが、とりあえずいまは800Hzで鳴らしている。クロスは-24dB/Oct。これはもう、好みで選ぶしかない。-18dB/Octでもいいのかも。

 音は・・・びっくりするほど高解像度、ハイスピードで高精細、女性ボーカルは特に生々しい。少し高域に向かって特性が上昇しているので、音のバランスは以前の2Wayと異なるが、そもそもBewithがハイ上がりなので似非Bewithとしては "これで良いのだ" と自分を納得させている。ただ、中域~中高域にかけての充実との引き換えに、ちょっと相対的に中低音の厚みが減る印象があるのは否めない。

 フルレンジ=ワイドレンジツイーターの導入によるボーカルの質感、ギターの音色の生々しさは2Wayでは味わえないものである。さらに言えば、高音でのクロスが無いため、800Hzから上はどこまでも継ぎ目ない音を奏でてくれる。ほんとうにいいこと尽くしである。TS-STX99のユニットは非常によいユニットだ。実際、以前に九州のショップが3Way用のミッドとしてTS-STX99のユニットを(バラして)使っていた。TS-STX99は、税抜きで25,000円の商品。ユニットもそれなりに手を抜いていないと見た。

 弱点といえば・・・やはりハイエンドか。音域としては15kHz以上の部分が少し弱い。ま、気にしなければどうってことないのだけれど。で、対策であるが、それまで使っていたKicker RS65.2のツイーターがドアにそのまま入れてあったので、それをスーパーツイーターとして鳴らすことにした。RS65.2のツイーターは、1.5μFのコンデンサーを直列に入れて -6dB/Octで接続。クロス周波数はよくわからない(笑)。たぶん、レベル的には13~16kHzあたりで適当につながっていると思う。スーパーツイーターは、手で遮ると少しだけ印象が違うかな?という程度。いや、これぐらいのほうがいいのである。スーパーツイーターが目立ってしまっては本末転倒。主役はあくまで、TS-STX99なのだから。

 さて、しばらくはこの組み合わせで遊べそうである。スーパーツイーターはSS30(SS65.2のツイーター)でもよいのだが、RS65.2-TWのほうがキャラクターが無く無色透明なのでこちらをとりあえず使い続けるつもり。サブウーハーは、実はなんと、パワードサブウーハーのALPINE SWE-2200を使っている。ただし、べつに専用アンプを用意して・・・ サブウーハーの話はまた別の機会に詳しくさせて頂こう。

 長くなってしまった。ワイドレンジツイーターはほんとうによい。カーオーディオ用でなくても、ScanSpeakとかBaymaとか、小口径のフルレンジは非常に多くの商品が売られているので、皆さんもぜひチャレンジしてみて頂きたい。わたしも、たぶんすぐに他のを試してみる・・・でしょう、きっと。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。アンプの話、それから、「リアの」ユニットの話。まだまだ続きますので。
Posted at 2017/05/28 23:11:11 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月28日 イイね!

ワイドレンジツイーターという選択

ワイドレンジツイーターという選択もう10年も前だろうか.幕張メッセにモバイルエレクトロニクスショー(MES)を見に行った.昨今、カーオーディオもずいぶん元気がなくなり,ナビゲーションも純正モノか携帯のナビ利用が進む中で,楽しみにしていたイベントが一つ減ってしまったのだと今になって気づく.

まだMESが開催されていた当時は音楽再生のメディアとしてはCDが主流であった.自分の好きな曲をCD-Rに焼いて,ショップやメーカーのデモカーで聴かせてもらった.音の基準を作るうえで非常に参考になった.

とても楽しみにしていた車があった.AutoSoundのブースにあった内藤毅氏のAMGメルセデスである.この車,SonicDesignの5cmフルレンジとカロッツェリアのパワードサブウーハーを200~250Hzでクロスさせるという,ある意味で前代未聞のシステムだった.聞かせて頂いたが,やはり中低域が凹んでしまっていて100Hz以下の量感でバランスをとるという感じ.全体のバランスとしては少し残念な感じだったが,フルレンジを音の基本に音作りをするという考え方にはとても好感が持てた.惜しむらくはSonicDesignの音が私の耳に合わなかった・・・

同じフルレンジ,というかワイドレンジツイーターのシステムが,Bewithである.当時,Bewithはあっという間にカーオーディオのメインストリームに到達して,またたくまに広まっていた.Bewithの音はすでにスーパーオートバックスなどでも聞いていたのだが,このMESのデモカーの音がすごかった.音の塊がゴムまりのように弾んで,高速で顔面にぶつかってくるような音なのである.中音域のリニアリティが高く,音の全域ですきまがない.緻密でとにかくハイスピード.音のエネルギーバランス的に,ハイエンドが薄味になるのだが,これは5cmユニットだから仕方がない.兎にも角にも,いやぁ,こんな音を出されたら売れるだろうな・・・というのが正直な印象.完全に参りました,という感じ.

といっても,このBewith,少々高価すぎる.そもそも論として,一般に売られているホームやカー用の5cmフルレンジを見る限り,どう一所懸命作っても,せいぜい一本1万円がいいところだろう.それ以上の値段,ペアで10万円以上などという破格の値段がついているということは,単に材料や加工に手間をかけているという以上に,高級品としての商売を狙っているということだろう.エルメスやシャネルのようなものである.

話を戻そう.Bewithの良いところはどこか.5cmという小口径フルレンジを800Hz以上で使っている.5cmフルレンジとしてはそれなりに低域は割り切って使っている形だ.淀みなくスカッとなっているのはこのあたりの割り切りも功を奏しているのではないかと思う.
Bewithの場合,音域を
1. 80Hz以下 サブウーハー
2. 80~800Hz ミッドウーハー
3. 800~ ワイドレンジツイーター(フルレンジ)
と分けて鳴らしている.10倍ずつで分ける感じである.なるほどよく考えられている.

さて,あれから10年以上たった今,廉価なフルレンジでBewithに迫ろうという企画を立てた.ワイドレンジツイーターとして使える良質なフルレンジが必要である.なかなか試聴もできないので,インターネット上で評判のよさそうなユニットを物色することにした.5.1chのセンタースピーカー用として売られているカロッツェリアのTS-CX7は周波数特性もフラットで,質が高そうである.早速オークションの格安品を3,000円程度で2個落札して鳴らしてみた.

最初は家のミニアンプで.ほー すばらしく素直.アコースティックな楽曲がすばらしい.フルレンジなので,ウーハーをつながずにTS-CX7だけで聴いてもきちんと音楽になっている.気をよくして車に持って行った.ダッシュボードの両端に仮置きして,クロスオーバー周波数をいろいろいじってチェック.800Hz~1.25kHzあたりが良さそうである.ただ,このフルレンジは能率が低め.いままでのKickerのツイーターと比べると,おそらく8dBぐらい能率が低いようである.少々躊躇いながらミッドのレベルを少し落としてバランスをとった.

停車中に聴く分にはいい音をだしているのだが,どうしてもダッシュボードに置くだけだと高域の指向性が低下してしまう.TS-CX7を傾けてこちらを向くようにと工夫してみたのだが,なかなかじうまく固定できないし,見た目もよくない.この5.7cmユニットが出す音は気に入ったので,なんとかいい方法はないものか・・・

で,結局のところTS-CX7をあきらめて,同じカロッツェリアから売られているサテライトスピーカーTS-STX99を目をつけた.これらなダッシュボードの両端に無理なく納められそうである.オークションをチェックすると,非常にたくさんの中古品が出品されている.その中でもセンターキャップのへこみが無く比較的程度のよいものを落札した.「Bewithモドキ」の完成まで,あともう一息である.(づづく)
Posted at 2017/05/28 17:43:07 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ

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