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2012年05月28日 イイね!

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(活用編)

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(活用編) さて、やっと取り付けが終わったところで実際に使った印象についてレポートしたい。このナビでいちばん気になっていたのは自車位置の精度である。自宅の近所を走っている限りは地図と自車位置のズレはほとんど感じない。かつて使っていたECLIPSEと同程度という感じである。ECLIPSEのAVNは車速パルスを使うタイプだったから、ゴリラの精度はかなりのものだと思う。

CN-SP710VLのナビゲーション精度について感じたことをいくつか書いてみたい。

(1) 交差点の右左折時の地図の追従精度
 カロッツェリアあたりと比べれば自車位置に対する地図の追従はやや遅い。ただ、交差点で曲がる時に地図をじーっと見続けることはないので、地図を注視しなければ問題ないレベルだと思う。

(2) エンジン始動時の地図表示
 エンジンを停止すると、東西南北を忘れてしまう。車がどっちを向いていようが、地図はノースアップになってしまうのである。駐車場から出ようとして「あれ、どっち向いてんの?」ということになるのだ。これは、地図上での自車位置の軌跡から進行方向を決めているためである。エンジンを始動した時点では地図上での「位置」しかわからないので、動き始めなければ東西南北を検知できない。ちなみに電子コンパスは搭載しているのだが、これはあくまで徒歩ナビ用で、車載時にはOFFになる仕様なのだそうだ。別に電子コンパスを使わなくても、エンジンOFFとONの間、車の方向をメモリしてくれれば良いだけのような気がするのだが。なんとかしていただけないでしょうか → Panasonicさん。

(3) 交差点拡大図やハイウェイ分岐図が大きすぎる
 画面の3/4近くを「イラスト」が占めてしまう。綺麗なイラストだが、そこには自車位置が表示されない。右左折をする場合には、左隅に追いやられた地図上の自車マークを頼りにしなければならない。ちなみに表示地点のリアルな画像がない場合は汎用の画像が用いられる。マイナーなインターチェンジなどの場合は、あまり役に立たないと思う。いずれにしても、イラストの表示はもう少し小さくていいと思う。

(4) 2画面表示では、左画面が大きく、右画面が小さくなる。
 左が7, 右が3ぐらいの割合で表示されるが、これがかなり微妙だ。いまのところ、左を100mスケールの3Dで表示し、右を25mスケールで表示しているが、基本は左がメイン地図なのである。現在の設定では、右側に交差点拡大図などが表示されると、右側の詳細地図は消えてしまうのが少々痛い(仕方ないかもしれないが)。ゴリラの場合、50m以上のスケールでの信号表示はかなり"きまぐれ"であり、25mスケールの場合のみすべて(といっても、ゼンリン地図は信号機が少ないのだが)の信号が表示される仕様である。さらに、一方通行も25m以下のスケールでないと表示されないので、個人的に25mスケールの表示は必須なのである。一時は25mスケールを左に表示し、右に広域の3D地図を表示していたのだが、交差点名やレーン表示が画面右上に出ると地図のかなりの部分がかなり隠れてしまって使いにくかった。上の写真のように、右画面のボタンを消す設定にして、右画面を25mスケール専用にするのが比較的便利だと思う。3D地図の場合、レーン表示などは空(そら)の部分に出るので、道路表示の邪魔にならない。いまのところ、左画面は50~200mスケールで、3Dにしたり、2Dにしたり、その時々に応じて切り替えている。とにかく、広域地図と詳細地図を並べて表示できるのは非常に便利だ。これを一度やってしまうと、2画面表示ができない他のナビには絶対に戻れなくなる。左右の画面の設定にもう少し自由度があるとよいと思うが、しばらくはこの設定で使うつもりである。といいつつ、もしかしたら左2D, 右3Dに戻すかも???。

(5) 高速道路の地図画面
 高速道路では自動的にハイウェイモードに切り替わるものだと思っていたが、デフォルトで1画面や2画面の地図で使う設定になっていると、基本的には高速に乗っても地図はそのままである。「ルート設定時にハイウェイモードにする」を選択しておけば、目的地を指定しているとき、高速道路上の表示はハイウェイモードに切り替わるようになる(ちょっとややこしい)。そんなことをしなくても、高速道路を走っている時は、必ず右側の画面表示をハイウェイモードにしてもらえるとありがたいと思う。

(6) トンネル走行時のナビゲーション
 上信越自動車道を走行して、3000m級のトンネルを何度か走ってみたが、1度だけトンネル内で自車位置の表示が止まった。ただし、止まったのはこの1度だけで、ほとんどの場合、ゴリラジャイロのおかげでナビゲーションが停止することなくトンネル内でもちゃんと自車位置が更新される。もちろん、トンネルの出口では若干ズレがでるが、トンネルの出口でぴったり自車位置が合わなければ困るわけでもないので、実用上は何の問題もない。ゴリラにとって非常にいじわるなケースとして、一度、笹目通り(環八?)の井荻トンネル内で渋滞にはまったことがある。トンネル内で止まったり走り出したりを何度か繰り返したのだが、加速度センサーしか搭載していないにもかかわらず、地図上の自車位置はちゃんと前進と停止を繰り返した。もしかしたら、振動パターンを検知して停止状態を判断しているのかもしれない。「トンネル内では停止中も自車位置がじわじわ動くに違いない」と思っていたが、いい意味で裏切られた。渋滞しながら井荻トンネルを無事通過・・・地図上の誤差は驚くことに10m程度であった。たいしたものである。ただ、巷のレポートによれば、首都高の山の手トンネルはさすがに無理とのこと。「山の手トンネルでもナビができなければ本当のナビとは言えない」と思う方はカロッツェリアのナビを買っていただくしかない。

(7) 高速高架下のナビゲーション
 上空を首都高速にふさがれてしまうようなシチュエーションで、ナビ性能をチェックした。ほとんど問題なしである。衛星の補足状態をチェックしてみても、車の上に高速が走っているような状態でも、つねに5, 6個の衛星は補足していた。結果、高速下で右左折するようなケースでもまったく問題なかった。なお、高速と一般道のどちらを走行しているのかナビが迷うようなケースはやはりある。ただ、このナビは道路の選択ボタンがつけられており、一般道を走行中、ナビが高速を走っていると勘違いした場合には、道路切り替えボタンを押すことによって、即座に地図上の自車位置を切りかえることができる。つまり、ナビにいま高速道路と一般道のどちらを走っているのかを教えることができる。とにかく、このボタンは非常に便利である。

(8) ナビが自車位置を見失うケース
 長い時間駐車場に駐車するようなケースでは、GPSのレジュームが効かなくなる(いわゆるクイックGPSという機能が使えなくなる)。つまり、完全に測位しなおしになる。こういった場合、駐車場からでてしばらくの間、ナビは衛星も見失って立ちすくんでしまう。この傾向は、特に地下の駐車場からふたたび地上に出るような場合に顕著であり、復帰に多くの時間がかかるようである。土地勘のない場所だと、適当に走らせてナビの復帰を待つことになるが、私の場合、運悪く地下駐車場から出た場所がちょうど首都高の下で、衛星を補足しにくい場所だったらしく、衛星補足までに1,2分(もっと長く感じたが・・・)かかってしまった。結果、曲がるべき交差点を誤って直進してしまい、走る予定の無かった首都高に乗ってしまった。ちなみに、カロッツェリアやECLIPSEではこういった経験は記憶にない。ポータブルナビ特有の問題のようにも思えるが、先ほど述べたように、電子コンパスを活用し、自車の方向をうまく記憶することによって、「一時的に迷子になる」ことは避けられるように思う。このナビの数少ない欠点としてあげておきたい。

以上、Panasonic Gorilla CN-SP710VLのインプレッションについて、ナビゲーション精度を中心にレポートした。次回はそれ以外の点について、感じたことをレポートさせていただきたいと思う。
Posted at 2012/05/28 03:10:49 | トラックバック(0) | カーナビ | クルマ
2012年05月27日 イイね!

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(取り付け編)

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(取り付け編)というわけで、Panasonicゴリラがやってきた。ナビ本体(CN-SP710VL)と地デジチューナー(DTX-600)は秋葉原で購入、ケーブルやビデオ信号切替器などは通販を使った。

2DIN分のオーディオスペースの下側はcarrozzeria DEH-P01の指定席である。その上の1DINに金具をつけてオンダッシュナビ(ポータブルナビ)を取り付けることになる。基本的にはこれまでの楽ナビの装着方法と同様だ。

1DIN取付金具は、P&A製の1DINボックス取付タイプ PA-85:
http://www.autobacs.com/shop/g/g4971475136043/
を使う。オートバックス専売のモデルである。ちなみに、もともとはヤック製であり、
本家のヤックからも同様の製品が出ていたのだが、OEM供給先のオートバックスPA-85だけが残って、ヤックのほうは新しい片持式のVP-T15に変わってしまった。
http://www.yacjp.co.jp/audio/VP-T15.html
好みもあるだろうが、片持式のVP-T15はなんとなく画面が傾くような気がして躊躇してしまった。PA-85は楽ナビでも使っていて、非常にしっかりした取付金具であることを確認している。楽ナビの金具は両面テープで2度と外れないほど強固に固定してしまったことと、今回は1DINボックスを新たに自作する都合上、PA-85は新規にもうひとつ購入することになった。なお、この金具は本来、1DINの小物入れに両面テープで貼り付けて使うものだが、小物入れは射出成形製のプラスチックで非常にヤワなものである。金具にナビを装着すると、小物入れ自体がかなり変形する上、走行中に揺れるなどの問題もある。そこで今回は小物入れをMDFで自作し、つや消し黒に塗装して使用した。PA-85はMDF製小物入れに4本のビスで固定している。結果、走行中にもまったくびくともしない頑丈な取り付けが可能となった。というわけで、製品に付属している吸盤は利用していない。なお、汎用のモニター取付基台にゴリラを取り付けるためには、「ヤック ミニゴリラ用アタッチメント VP-37」を使う。ナビ本体のスライドレールに貼り付ければよい。

電源は、付属のシガーソケット(オス)付コードを使うが、車側のシガーソケットには挿さず、エーモン製のシガーメスソケットを介して車側のACC12Vに直接つないだ。オデッセイ側のACC電源は、ヒューズBOXからとったりせずに運転席下足元の右側にあるサービスコンセントを使う。サービスコンセントは平型端子(メス)を差し込んでも使えるが、車種別のサービスコンセント用カプラーをヤフーオークションで手に入れることができる。ディーラーのサービスの人が副業でやっているっぽいのだが、そんなものが売られているということ自体に驚いた。

FM-VICSは付属のケーブルアンテナをつかわずに、純正のFMアンテナから分岐することにした。そのほうがスマートだからである。FMアンテナをY字ケーブルで分岐するだけでよいという説もあるのだが、ラジオの感度が落ちたりしないよう、念のためカロッツェリアのブースター内蔵FM多重用アンテナ分配器RD-FD20を購入した。いい値段の商品だが、あとでトラブルに悩むよりはいい。ブースターといいながら、せいぜい分岐による信号強度の低下分を補う程度の利得しかないとのこと。もちろん、FM-VICSもきちんと受信しており、FMラジオもまったく問題なく鳴っている。なお、ナビは常時起動しており、またFM-VICSも常時使うことになるので、デッキのオートアンテナ線は接続せず、ブースターにはACCをつないで、常に起動するようにしてある。以上でFM-VICSの処理は終了。

バックカメラは先に述べたように、ビートソニック製の切替器とゴリラ用ビデオケーブルでつないだ。VICSや電源、ビデオケーブルも1DIN小物入れの中をとおしてダッシュボード裏から配線したため、ぱっと見にはポータブルナビをつけているようには見えない感じだ。

地デジチューナーPanasonic DTX-600は、それまで楽ナビの本体が収まっていた助手席下にインストールした。1DIN吊り下げ用の金具であっさり着くものと思ったが、地デジチューナーはハーフDINで微妙に穴の位置が違ったので、金具側に新たに穴をあけることになった。ケーブルのとりまわしに時間がかかったものの、それ以外は特に問題なし。チューナーのリモコン受光部はナビの1DIN取付金具の部分、ゴリラの下から少し覗くようなかたちでセットした。邪魔にならず非常にいい感じに仕上がっている。後席からのリモコン操作でも反応はまったく問題ない。地デジフィルムアンテナの取り付けはそれなりにたいへんだったけれど、地デジ関連の話題はまた次の機会に。

というわけで、なんとかPanasonicゴリラが我が家というか、愛車にやってきたというわけである。実際はナビやチューナー以外にもかなりの出費があったうえに、労力的にもかなりたいへんだったのであるが・・・

今日はここまで。実際のナビのインプレは次回に書かせていただきます。
それではおやすみなさい!
Posted at 2012/05/27 01:46:30 | トラックバック(0) | カーナビ | クルマ
2012年05月26日 イイね!

オンダッシュのナビゲーションを選ぶ(後編)

さて、新しく導入するナビをPanasonicゴリラに絞ったまではよいが、問題はどの機種にするかである。ミニバンの車内でテレビをみることを考えると、7インチは必須である。廉価版の機種を除くと、CN-GP710VD(CN-SP710VL)もしくはCN-GP700FVD(CN-SP707FVL)の2機種になる。この2機種の違いは画面表示がVGAかQVGAか、テレビがワンセグかフルセグかという点だ。量販店でなんども見比べたが、テレビを見る限りは別にQVGAでもいいかな?と思うものの、地図画面に関しては見易さ、情報量ともにVGAが圧倒的に優れており、これはVGAにするしかないと心に決めた。というわけでCN-GP710VDもしくはCN-SP710VLを購入することになった。ちなみに710VDはカー用品店向けの商品で、710VLは家電量販店向けの商品である。

710に決めた時点で、テレビをどうするか考えなければならない。710はワンセグしか内蔵していないためである。つまり、フルセグが見たいならば外付けでチューナーを取り付けなければならない。「そうすると、操作はリモコンになるのか・・・ちょっと面倒だな」とも思ったのだが、実は外付けチューナーのすることによって非常に大きな利点が生まれるのである。それはあとで述べるとして、とりあえず、710VD(VL)と外付けチューナーの組み合わせでいくことになった。外付けチューナーは同一のメーカーで評判もよいことからPanasonic TU-DTX600一本に絞った。2012年に入って価格もかなりこなれており、まさに今が買いどきだ。

ひとつ、注意しなければならないことがある。バックカメラとの接続だ。私はECIPSEのBEC104にアダプターを介してRCAのビデオ信号を取り出している。バック信号をアダプターに入力すると、カメラの映像が出るものだ。これをゴリラにつなぐと、映像入力が検知された時点で画面が地図からカメラ映像に切り替わる。非常に便利な機能がゴリラには備わっているわけであるが、実は外部入力すなわち外付けチューナーをつなぐ場合の映像入力端子とバックカメラの映像入力端子は共用になっているのである。つまり、地デジチューナーとバックカメラの両方を710につなぎたい場合は、切替器が必要となるのだ。

切替器はいろいろなメーカーから便利なものがでており、データシステムのAVS430の評判がよかった。私はできるだけ小型で、かつバック信号を用いて必要最小限の2chのビデオ信号を切り替えることができる機種ということで、ビートソニック製のBR01を選んだ。この商品は非常に小さく、コンソールの裏側に無理なく収まることも考慮しての選択である。たとえば、地デジチューナーの映像出力がナビに流れている状態でも、シフトレバーをバックに切り替えることにより、すなわちバック信号が入力されれば、映像をバック信号側に切り替えてくれるというわけである。

ビートソニックBR01を使って地デジチューナーとバックカメラを接続すれば、ゴリラ上で地図画面を表示しているときにバックギアに切り替えると、バックカメラの映像がゴリラに入力されて画面がバックカメラに切り替わる、また地図を映しているときに地デジチューナーの電源を投入すると、地図画面が地デジチューナーに切り替わる、ということで非常に便利この上ない環境が出来上がるのである。もちろんテレビを見ているときにバックギアに切り替えれば、画面の映像は即座にバックカメラに切り替わる。地デジのON/OFFやチャンネル操作はリモコンを使って後席からも行えるので便利である。

もうひとつ、ゴリラにはパーキング信号の処理という問題が残っている。ゴリラはパーキング信号の端子と映像入力の端子が共用になっており、実は少々ややこしいのである。外部入力もバックカメラも使わないのであれば、φ2.6mmのビスを入れるとか、パーキング信号の処理用に売られているイヤホン端子のようなものを差し込むといったことになるのだが、映像信号を入力する場合は別の方法を考えなければならない。

純正オプションの外部映像入力用ケーブルを使う場合は、パーキング線用の端子をアースするとか、ホッチキスの針を使って短絡するなどといった処理法があるようだが、私は純正のケーブルを使うことは最初から考えずにサードパーティ製のケーブルを使うことにした。ビートソニックのBC14:
http://www.beatsonic.co.jp/accessories/bc14.php
は、見た目は何の変哲もないビデオケーブルであるが、実はこれを使うだけでパーキング線の処理は終了する(不要になる)つまり、テレビの視聴に関しての不自由がすべて解消される。というわけで、とにかくバックカメラもしくは外部チューナーを接続する場合には、純正ケーブルには目もくれずにビートソニック製のBC14をお勧めする。なお、カー用品店やDIY店でも取り扱いの多いENDY製のEEX-005G
http://www.endy-toko.jp/endy/endy_base.html
もまったく同様の目的に使える。外部入力の接続はこれでバッチリである。

地デジ外付けチューナーの音声信号は、デッキDEH-P01のAUXに入力する。ちなみに実際には変換ケーブルを使ってIP-BUSに入力することになる。これで、デッキをAUXに切り替えれば地デジの音声を聞くことができる。

ゴリラの音声出力をどのように処理するか(デッキに入力するのか)、実はこの点においてゴリラは非常に問題が多いのである。ゴリラはAV関係の音声をラインアウトとして出力する端子をもたない。外部に音声を出力する方法は、FMトランスミッターかイヤホン端子を使う方法のどちらかになる。一般にはFMトランスミッターを使うことが多いと思うが、はっきりいって、あまりS/Nが良くない。それに加えて、ガイド音声もFMトランスミッターのほうに流れてしまうのである。個人的にガイド音声はナビ本体から流れればじゅうぶんだと考えている。デッキ側に出力されてしまうと、デッキのボリュームによってガイド音声の音量も変わってしまうのが嫌なのだ。ガイド音声を車側のスピーカーから出したいという人は多いが、そうするとデッキをFMチューナーに切り替えない限りガイド音声が聞けなくなってしまう。はっきりいって、外部出力にガイド音声を流すのは「よくない」と思う。少なくともガイド音声を外部出力側に流すか流さないかの設定を可能にすべきである。

音声出力としてイヤホン端子を利用している人もいる。こちらはイヤホン端子を差し込んだとたん、本体スピーカーから外部音声が出なくなってしまうので論外である。あとは、走行中はイヤホン端子には音声が流れない(らしい・・・もちろん、例の処理をすれば大丈夫だとは思うが)。ということで、イヤホン端子も結局は使えないというわけだ。やれやれである。

実はこういった音声出力にまつわる問題がややこしいということもあって、私はあえて積極的に外付け地デジチューナーを使う方法を選んだのである。個人的に音楽はデッキ(carrozzeria DEH-P01)で聞くので、ゴリラ側のAV出力をデッキに入力必然性は高くない。動画を見たりすることもないので、地デジの音声さえデッキに入力できれば何の問題もないのである。もちろん、何かの理由で本体側のワンセグテレビを見なければならないような場合は、FMトランスミッターを使うか本体スピーカーを活用すればよいのだ。

おそらく今年?発売される新型はVGAの710と510がフルセグ化すると思われるが、わたしとしては音声出力/入力の問題から、むしろ外部チューナーのほうが都合がよかったのである。もちろん、内蔵されるのは2×2のチューナーであろうから、外付けの4×4チューナーのほうが高い性能が期待できるといった利点もある。

今日はかなり長いブログになってしまったが、ここまででPanasonic ゴリラ導入のシミュレーションは終了した。次回は購入から取り付け、そして実際にナビを活用しての感想について述べてみたい。
Posted at 2012/05/26 18:34:09 | トラックバック(0) | 日記
2012年05月25日 イイね!

オンダッシュのナビゲーションを選ぶ(前編)

いつも読んでいただいているかた、ごめんなさい。1月からずっと忙しくてまったく更新できませんでした。久しぶりの話題というわけで、カーナビを買い換えた話をします。

最初のナビはイクリプスのAVN5501Dという2DINの一体型ナビでした。自分の車に取り付けた初めてのナビでしたが、いわゆるアイシン系の非常によくできたナビで、すべての機能が過不足なく、たいへん気に入っていました。また地図ディスクが不良(内部剥離)した際にも手際よくメーカーに対応いただいて、その点でも好印象でした。確か購入したのは2002年頃で、そのころはまだMP3も聞けず、車にはいちいちCD-Rに焼いて(しかも通常のCD-DAフォーマットで)持ち込んでいた時期でした。DVDビデオも見れない機種でしたが、今でももう一度使いたいほど良いナビだったと思います。ただ、オーディオ機能はほんとうに貧弱で、1980年代の古いCDなど、録音レベルの低いものは車内で満足のいく音量が得られないほどで、その点だけが悔やまれました。ラインアンプを入れたり、外部アンプを導入したりしましたが、結局はオーディオに懲りだすようになって、買いかえることになりました。

2代目は「楽ナビ」です。デッキをパイオニア(carrozzeria)のDEH-P099に変更したため、2DINのナビはつけられなくなり、残る1DINに金具を取り付けてオンダッシュナビを装着するスタイルに変更を余儀なくされました。AVIC-DRV02という機種で、ふつうに使うにはまったく問題のない機種です。DVDも見ることができましたし、測位性能はきわめて高く、地図ディスクに情報がないのにもかかわらず、大橋ジャンクションから首都高速に入ると、きちんと山の手トンネルをトレースし続けました。ある意味で恐ろしいほど測位性能が高いといえます。これはパイオニアのナビの特徴ですね。細かいことをいうと、少し地図のデザインに難があります。詳細地図はリアルなためにかえって道路が見にくく、通常の地図表示は逆にポンチ絵的というか、塗り絵的なデザインでしっくりきませんでした。いちばん困ったのは、たとえば住所検索で「長野県→軽井沢」と検索したいときに、いちいち郡名を入力しなければならなかったこと。白馬村とか、葉山町とか、市町村名はわかっていても郡名は知りませんから、非常に困ったことになります。いまは改善されているようですが、当時はかなり困りました。

楽ナビは上位機種のサイバーナビとの差別化のためか、いくつかの機能が削られています。各所の掲示板などではそのことがよく議論に上ります。私は楽ナビを使っていてそういった不満はあまりなかったのですが、私が住んでいる地域でも、とあるエリアに入ると詳細地図が出なくなったりといった点はやや不満でした。あとは壊れやすい(笑) タッチパネルを一度修理して、ディスクがまったくイジェクトできなくなった時点で新しいナビへのバトンタッチとなりました。

さて、新しいナビは悩みに悩みました。基本的に1DINはデッキに使われているので、残る1DINの部分に金具をつけて、オンダッシュ型もしくはポータブル型のナビを装着する形になるからです。ということで、候補は以下のとおり。

 1.HDD楽ナビ(carrozzeria)
 2.エアーナビ(carrozzeria)
 3.Panasonicゴリラ

ポータブルはほかにもありますが、はっきり言って特に贔屓のメーカーがあるのでなければ、エアーナビとゴリラから選ぶことになるでしょう。

 さて、1の楽ナビですが、既にオンダッシュ型の楽ナビは風前の灯状態で、一部の顧客の要望(つまり、業務用)として残されているだけの状態です。中身はここ3,4年進歩しておらず、画面もQVGAのままです。正直、回転系のデバイス、すなわちDVDやHDDを車に積むのは時代遅れと思っており、真っ先に候補からはずすこととなりました。

 2のエアーナビですが、通信機能を使わず、単にオンダッシュナビとして使うことを考えても、それなりに高性能な機種です。特にポータブル型で車速信号を用いる機種は、エアーナビの上位機種とECLIPSEのポータブルだけですので、その点は非常に魅力的です。車速を使った場合のパイオニアの測位性能は折り紙つきですので。ただ、問題点はバックカメラ利用時に自動切換えを行ってくれないこと、地図の2画面表示が無いといった点でしょうか。あとは、目的地の検索機能が他社製に比べて少し弱いところがネックです。個人的には、店頭でみるとどうしても画面のデザインがださい・・・ 道路の角やつなぎ目、分岐のデザインが小学生の書く地図のようで(これは色使いも関係していると思う)フォントが非常に冷たい印象の角ゴシックなのもいただけない・・・ カロッツェリアのナビはタッチパネルの反応が鈍いなど、好印象を与えるポイントが少ないのです。そういえば、カロッツェリアのナビは、目的地の途中にあるいくつかの中継地点(右左折をするポイントのようなもの)のことを「案内地」と読んでいましたが、これは完全に「パイオニア製の造語」です。まだ、"案内地点"のほうがましだと思うのですが、それでもよくわからない。Webなどの画面表示を見る限り、「案内地」という言葉を使うのはやめたようですが、マニュアルにはまだっ記載が残っているのかな?

 さて、消去法的に残ったのが「ゴリラ」というわけです。兄の車についていた15年前?ぐらいのCD-ROMゴリラは、今のナビと比べるとそれはもう悲しいぐらいの性能だったのですが、弟の車についているミニゴリラは横で見ている限り、非常にきびきびと動いています。タクシーなどでもゴリラをみることは多いのですが、普通に使う限りは十分な性能を持っているように思われました。懸念材料は、車速信号を使わないタイプであること。かつては車速信号を取り込むユニットをオプション化していたようですが、加速度センサーとジャイロの組み合わせになってから、車速を使うことはやめてしまったようです。さて、車速を使わなくてもじゅうぶんな測位性能を発揮するか否か???

 実は最後の決め手は「ジャパネットたかた」。あの会社は意外とヘンなものは売らない会社で、良質なものを安く売ることに長けていると思うのです。ジャパネットたかたではいつもゴリラを売っているし、売り続けているということは売れているということ、良い商品であることの証だろうと・・・ 実際、Panasonicはストラーダポケットのラインナップをとめて、ゴリラに一元化したわけだし。これはジャパネットの社長を信じて、ゴリラを買ってみるしかない(賭けるしかない)と心に決めたのです。(つづく)

Posted at 2012/05/25 02:18:37 | トラックバック(0) | カーナビ | クルマ

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