2012年06月06日
Panasonic ゴリラCN-SP710VLを導入して、実は3ヶ月程度過ぎたところである。要望というか、「こんなところが改善されたらもっといいのにな」という点を書き残しておくことにする。
1.車速パルスの利用
最近のポータブルナビは加速度センサーとジャイロを導入して、車速パルスを使わなくてもかなり高い自車位置精度を誇るようになった。しかし、carrozzeria製のナビのように長いトンネルなどでも安定したナビゲーションを行うには、やはり車速パルスを活用したナビゲーションが不可欠であると思う。おそらく、サンヨーはゴリラを開発するにあたって、車速パルスを使わないアルゴリズムを強化していったのだろうと思う。実は車速パルスを使うナビと使わないナビでは、自車位置を割り出すアルゴリズムが大きく違うのである(本当のことは知らないが、たぶんそうだと思う。実際、carrozzeriaの楽ナビで車速パルスをカットすると、ナビゲーションを行うことができなくなるほどなのだ)。時を経てサンヨーはパナソニックに吸収され、ゴリラもパナソニック製となった。ここはストラーダの技術を取り入れて、車速パルスを使ってより精度の高いナビゲーションが可能となるようにしていただきたい。上位モデルだけでも構わないので・・・
2.駐車時の自車方向のレジューム&ナビゲーション
いったんエンジンを停止したあとで車の方向を忘れる仕様はいただけない。即刻改善してほしい。加えて、地下駐車場から外に出たあと、自車位置の検出に時間がかかる点も併せて改善していただきたい。
3.AV音声&ナビ音声の出力
FMトランスミッターだけでなく、音声の外部出力の機能を整備してほしい。ボリュームはデッキ側で調整するので、一定の電圧(例えばMax 800mV)で出力するプリアウトがほしい。ナビ音声は本体スピーカーで出力する方法を個人的には希望するが、必要ならばプリアウト側にも流せるよう、ナビ音声の出力方法を切り替えられるようにしてほしい。
4.一方通行&信号機の表示
25mスケールでないと一通や信号機の情報は表示されない。できれば50mスケールで表示できるようがんばってほしい。ちなみにcarrozzeriaとは地図のスケールそのものが違う。大雑把にいうと、ゴリラの25mスケールはcarrozzeriaの50mスケールに相当する。50mスケールは市街地図(詳細図)の表示も可能なので、このスケールで一方通行や信号機がきちんと表示されるとかなり便利だと思う。
5.廉価な金額での地図アップデート
一応、3年間は地図の更新が無料ということになっているが、詳細地図はアップデートに含まれていない。個人的には、頻繁にアップデートする必要性は感じていないので、1年に一回のフルアップデートをもう少し安くしてもらえると助かると思う。1万円ぐらいでアップデートできたらうれしいのだが、難しいのだろうか?現在の金額ではアップデートしないままに次のナビに買い換えてしまう人がほとんどなのではないかと思う。
6.4×4地デジチューナーの搭載
フルセグチューナーを搭載すれば710は鬼に金棒である。できればフィルムアンテナも同梱してほしい。
こんなところだろうか。このナビ、実は欠点が非常に少ない。つまり、上記の点さえ改善できれば、他のポータブルナビを完全に後方に追いやって独走態勢に入れると思う。とにかく、現状でもゴリラのラインナップは最強に近い。ユーザーの要望に応じて差別化を図ったさまざまなモデルが用意されている。私は最上位のモデルしか買わないと思うが、今後も新しいモデルの発売に注目していきたいと思っている。
車速パルスを使う新型が発売されたら・・・ もちろんすぐに買いますよ!
Posted at 2012/06/06 01:40:26 |
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