
ABCホビーのガンベイドを買った。所謂、Mシャーシという奴である。このシャーシ、評判どおり非常に良く走る。とにかくコケない。コーナーで粘る。サスペンションは前後ともにストラットだが、シンプルかつ軽量で、フリクションが少なくスムーズで、バネ下荷重が少ないところがよいのだと思う。
欠点をいくつか挙げておこう。ひとつは、ネジがバカになりやすい。調子にのってキャップボルトを締めていると、バカになる。このあたりは適度に締める、というのが常識ではあるのだが、このシャーシに限って言うと限界が掴みづらいというか、加減がわかりにくい。モーターマウントやサスマウントのパーツをアルミに換えることによってある程度対策できるが、それでも樹脂パーツにM3をねじ込む部分は残るので、気を付けて頂きたい。ABS用の接着剤を流し込んで復活させるとか、プラリペアを使うとか、ネジ穴を復活させる方法はいくつかあるので、困ったらググってみて欲しい。
欠点の2つめ。多くの方々は、フロントにアルミステアリングセットを組んでいることと思う。標準の樹脂パーツはガタが多く、ベアリングだけでも入れておきたいところだが、オプションのアルミステアリングセットにはベアリングも込みでキット化されていて、ステアリング周りのガタをかなり抑え込むことができる。しかしながら、このアルミステアリングセット、キャップボルトの締め込み方が難しい。
走っていると、ステアリングクランクの部分のキャップボルトがすぐに緩むのだ。常連の方に聞いたら、「思いっきり締めればいいよ」とのことだったが、思いっきり締めるとベアリングが回らなくなる。かといって、よく回るように調整すると、走行後に緩んでガタガタになってしまう。
で、このステアリングクランク部の対策だが、長めの貫通する程度の長さのボルトに交換するとよい。クランクがスムーズに回るような位置まで回したら(緩めたら)、裏側からM3のナイロンナットでロックするように締めるのである。ステアリングクランク左右のボルトは下からキャップボルトを通してナイロンナットで上部を固定。サーボからのロッドをつなぐL字状のクランクの根元のボルトは上からキャップボルトを通して下部をナイロンナットで止めるとよい。
残る2か所のステアリングホルダーにねじ込む部分も、アルミオプションを入れていると緩む。ここには、14mm長のキャップボルトを使う。最後まで締めこむと約0.5~1mmの隙間が残るので、残った隙間はワッシャーなりスペーサーなりで微調整すればよい。
そのほかにもちょこちょこっとTIPSがあるのだが、それは随時紹介させて頂くこととしよう。今日は、おやすみなさい。
Posted at 2018/01/04 00:13:19 |
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ラジコン | 日記