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2017年06月01日 イイね!

リアのシステムを考える

リアのシステムを考える今日は「リア」のシステムの話である。

RAオデッセイはリアドアにもスピーカーが入っている。この場所にはしばらくのあいだ、KickerのミッドローユニットRMB6が入っていた。サブウーハーの代わりにしていたのである。しかしながら、このRMB6, あまり音がよくない上に故障しやすい。2度目の故障と相成って、持っていた2セット4個のうち残ったユニットをヤフオクで処分してしまった。満足のいく音が出ていなかったのは、デッドニングをマトモに行っていなかったというのもあるが、このRMB6, 本来は3Way/4Wayのローレンジ用なのだろう。なので、RMB6を外してからはドアにはぽっかり「穴」が空いていた。もちろん穴はアルミテープでふさいであったのだが。

 カーオーディオは一般にフロント信仰が根強く、リアのユニットは不要と言う声が根強い。ミニバンの2列目、3列目でさえも、フロントユニットの音を聞ければそれで十分と言う意見が大勢だ。だが、どうだろうか。やはり2列目以降にもユニットはあったほうがドライブを楽しむ家族は幸せなのではなかろうか。

 で、やっとのこと重い腰をあげてリアドアへのユニットインストールを開始した。ミッドウーハーは以前にフロントで使っていたTS-V07Aのミッドである。いまフロントで使っているTS-V171Aほどではないものの、このミッドも非常に優秀なユニットだ。音にスピードがあり、高解像度、細かな音が良く出る。低音はやさしく、パンチはあまりないが、決してゆるいわけではない。音の立下りがきれいなので、余韻がきれいに出る。カロのVシリーズはいいユニットである。ツイーターはKickerRS65.2のツイーターを選んだ。高解像度でニュートラル。ハイエンドまで無理なく伸びている。音のキャラクターが強くないので、TS-V07Aミッドとの音色のマッチングも良好だ。

 当初、これをKicerR6用のパッシブクロスオーバーで鳴らしていた。-18dB/-12dBOctの非対称クロス、ツイーター用の可変式アッテネータとミッドのインピーダンス補償回路も備えた良質なクロスオーバーなのだが、どうしてもマルチアンプで鳴らしたくなってしまい、いまはAudiocontrol 2XSを介して3.6kHzの-18dB/Oct、ALPINE MRV-F300 4chアンプで鳴らしている。アクティブクロスオーバーでミッド・ツイーターのレベル調整が可能だ。これらのレベルはテストトーンとテスターを使ってしっかり追い込んでいる。

 写真には写っていないが、ツイーターの位置はミッドの右下45°のあたり。ドア内張りの空いているスペースを選んだ。どちらかというと位置的にはキックインストールに近い。ドアの上部にツイーターを装着するのなら、ミッドに対してのアッテネートは-6dBぐらいでよいのだが、下部につけることになったため、-3dBに。好みでもう少し絞ってもよいかもしれない。

 ツイーターの設置位置は、いろいろ悩んだ結果であるが、あとで考えてみれば、Bピラーの下部でもよかったかもしれない。ピラーカバーを外してチェックすればよかったのだが、カバー裏のクリアランスが十分かどうかわからなかったので、今回はドアに入れてしまった。ちなみにインナーバッフルのためか、音の抜けはもうひとつ。何れ純正グリルの音抜け改善対策が必要になるだろう。

 デッドニングは写真のようにレアルシルト。完璧は求めてなくて、サービスホール他、穴をふさいで、ユニットのまわりを固めた程度。まぁ、このぐらいやっとけばいいかな?という感じ。ちなみに、アウターパネル側も同様にレアルシルトで必要十分な程度に制震処理を施した。

 現状でも、デットニング後の音はなかなかのもの。制震処理前と比べると歴然。フロントの音を絞ってリアだけで聞いてもそれなりのクオリティで鳴る。通常は1列目と2列目に人が乗るときにはTAは左右均等セッティング(F,R)で、フロントに対してリアユニットが-4~5dB程度のレベルで鳴らすと良さそう。リアの乗員の耳元にもじゅうぶんに良質な音が届く。フロントとリアのユニットを同時に鳴らすと、前後の奥行き感が演出されるのでおもしろい。ちなみにその際、フロントの乗員にはリアの音がわずかに聞こえる程度で、車全体の間接音が少し増えるといった程度だ。リアのユニットを入れたことによる悪影響はほとんどない。

 ちなみに、2列の3~5名乗車時は、サブウーハーのレベルを-3dB程度下げている。2列目の乗員にはどうしてもリアラゲッジに置いたウーハーのレベルが過剰に感じられてしまうから。現状では63Hzクロスでサブウーハーをつなげているので、もう少しウーハーの出力レベルを下げても極端な違和感はないようだ。

 以上、今回はリアドアへのシステムインストールについて書かせて頂いた。リアドアにスピーカーを入れているなんて言ったら、価格.comや2chの住人に思いっきり笑われそうだが、自分ひとりで聞くときはリアのレベルを下げてTAをONにすればいいだけの話で、まったくの無問題。むしろ気分によっては、前後複数のユニットで鳴らすコンサート的な音も楽しめるので一粒で二度おいしい感じだ。リアのユニットはサブシステムとしても楽しめるので、ミニバンやワゴンに乗っている方々はチャレンジなさってみてはいかがだろうか。

追伸 フロントだけでなくリアも含めた複数のユニットで音作るという考え方は、横浜のKKM, 金成さんの流儀に相通じる。フロントの運転席だけがスイートスポットになるのでなく、乗員全体が楽しめる音を目指すこと自体は、カーオーディオが目指すひとつの方向性として間違ってはいないと思う。
Posted at 2017/06/01 22:22:16 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月28日 イイね!

ワイドレンジツイーターという選択(2)

ワイドレンジツイーターという選択(2)いきなりの、自車画像である。ダッシュボードの両端、三角窓の下にcarrozzeria TS-STX99を「立てた」。パネルに穴を空け、ボルトで直接固定している。ちょっとボルトが短いので後日対策予定だが、とりあえずうまくとりつけられた。ユニットの角度は六角レンチ(アーレンキー)で自由に調整が可能。

 ミッドに対して、-2dB でだいたい良さそう。中高音が強くてもいいなら±0dBでもいいかもしれない。クロスは似非Bewithということで、800Hz。ただ、今回組み合わせているTS-V171Aは非常に高音質で、上まできれいに鳴るユニットなので、1kHzや1.25kHzクロスの方が力強さは増す。正直、どれでもいいのだが、とりあえずいまは800Hzで鳴らしている。クロスは-24dB/Oct。これはもう、好みで選ぶしかない。-18dB/Octでもいいのかも。

 音は・・・びっくりするほど高解像度、ハイスピードで高精細、女性ボーカルは特に生々しい。少し高域に向かって特性が上昇しているので、音のバランスは以前の2Wayと異なるが、そもそもBewithがハイ上がりなので似非Bewithとしては "これで良いのだ" と自分を納得させている。ただ、中域~中高域にかけての充実との引き換えに、ちょっと相対的に中低音の厚みが減る印象があるのは否めない。

 フルレンジ=ワイドレンジツイーターの導入によるボーカルの質感、ギターの音色の生々しさは2Wayでは味わえないものである。さらに言えば、高音でのクロスが無いため、800Hzから上はどこまでも継ぎ目ない音を奏でてくれる。ほんとうにいいこと尽くしである。TS-STX99のユニットは非常によいユニットだ。実際、以前に九州のショップが3Way用のミッドとしてTS-STX99のユニットを(バラして)使っていた。TS-STX99は、税抜きで25,000円の商品。ユニットもそれなりに手を抜いていないと見た。

 弱点といえば・・・やはりハイエンドか。音域としては15kHz以上の部分が少し弱い。ま、気にしなければどうってことないのだけれど。で、対策であるが、それまで使っていたKicker RS65.2のツイーターがドアにそのまま入れてあったので、それをスーパーツイーターとして鳴らすことにした。RS65.2のツイーターは、1.5μFのコンデンサーを直列に入れて -6dB/Octで接続。クロス周波数はよくわからない(笑)。たぶん、レベル的には13~16kHzあたりで適当につながっていると思う。スーパーツイーターは、手で遮ると少しだけ印象が違うかな?という程度。いや、これぐらいのほうがいいのである。スーパーツイーターが目立ってしまっては本末転倒。主役はあくまで、TS-STX99なのだから。

 さて、しばらくはこの組み合わせで遊べそうである。スーパーツイーターはSS30(SS65.2のツイーター)でもよいのだが、RS65.2-TWのほうがキャラクターが無く無色透明なのでこちらをとりあえず使い続けるつもり。サブウーハーは、実はなんと、パワードサブウーハーのALPINE SWE-2200を使っている。ただし、べつに専用アンプを用意して・・・ サブウーハーの話はまた別の機会に詳しくさせて頂こう。

 長くなってしまった。ワイドレンジツイーターはほんとうによい。カーオーディオ用でなくても、ScanSpeakとかBaymaとか、小口径のフルレンジは非常に多くの商品が売られているので、皆さんもぜひチャレンジしてみて頂きたい。わたしも、たぶんすぐに他のを試してみる・・・でしょう、きっと。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。アンプの話、それから、「リアの」ユニットの話。まだまだ続きますので。
Posted at 2017/05/28 23:11:11 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月28日 イイね!

ワイドレンジツイーターという選択

ワイドレンジツイーターという選択もう10年も前だろうか.幕張メッセにモバイルエレクトロニクスショー(MES)を見に行った.昨今、カーオーディオもずいぶん元気がなくなり,ナビゲーションも純正モノか携帯のナビ利用が進む中で,楽しみにしていたイベントが一つ減ってしまったのだと今になって気づく.

まだMESが開催されていた当時は音楽再生のメディアとしてはCDが主流であった.自分の好きな曲をCD-Rに焼いて,ショップやメーカーのデモカーで聴かせてもらった.音の基準を作るうえで非常に参考になった.

とても楽しみにしていた車があった.AutoSoundのブースにあった内藤毅氏のAMGメルセデスである.この車,SonicDesignの5cmフルレンジとカロッツェリアのパワードサブウーハーを200~250Hzでクロスさせるという,ある意味で前代未聞のシステムだった.聞かせて頂いたが,やはり中低域が凹んでしまっていて100Hz以下の量感でバランスをとるという感じ.全体のバランスとしては少し残念な感じだったが,フルレンジを音の基本に音作りをするという考え方にはとても好感が持てた.惜しむらくはSonicDesignの音が私の耳に合わなかった・・・

同じフルレンジ,というかワイドレンジツイーターのシステムが,Bewithである.当時,Bewithはあっという間にカーオーディオのメインストリームに到達して,またたくまに広まっていた.Bewithの音はすでにスーパーオートバックスなどでも聞いていたのだが,このMESのデモカーの音がすごかった.音の塊がゴムまりのように弾んで,高速で顔面にぶつかってくるような音なのである.中音域のリニアリティが高く,音の全域ですきまがない.緻密でとにかくハイスピード.音のエネルギーバランス的に,ハイエンドが薄味になるのだが,これは5cmユニットだから仕方がない.兎にも角にも,いやぁ,こんな音を出されたら売れるだろうな・・・というのが正直な印象.完全に参りました,という感じ.

といっても,このBewith,少々高価すぎる.そもそも論として,一般に売られているホームやカー用の5cmフルレンジを見る限り,どう一所懸命作っても,せいぜい一本1万円がいいところだろう.それ以上の値段,ペアで10万円以上などという破格の値段がついているということは,単に材料や加工に手間をかけているという以上に,高級品としての商売を狙っているということだろう.エルメスやシャネルのようなものである.

話を戻そう.Bewithの良いところはどこか.5cmという小口径フルレンジを800Hz以上で使っている.5cmフルレンジとしてはそれなりに低域は割り切って使っている形だ.淀みなくスカッとなっているのはこのあたりの割り切りも功を奏しているのではないかと思う.
Bewithの場合,音域を
1. 80Hz以下 サブウーハー
2. 80~800Hz ミッドウーハー
3. 800~ ワイドレンジツイーター(フルレンジ)
と分けて鳴らしている.10倍ずつで分ける感じである.なるほどよく考えられている.

さて,あれから10年以上たった今,廉価なフルレンジでBewithに迫ろうという企画を立てた.ワイドレンジツイーターとして使える良質なフルレンジが必要である.なかなか試聴もできないので,インターネット上で評判のよさそうなユニットを物色することにした.5.1chのセンタースピーカー用として売られているカロッツェリアのTS-CX7は周波数特性もフラットで,質が高そうである.早速オークションの格安品を3,000円程度で2個落札して鳴らしてみた.

最初は家のミニアンプで.ほー すばらしく素直.アコースティックな楽曲がすばらしい.フルレンジなので,ウーハーをつながずにTS-CX7だけで聴いてもきちんと音楽になっている.気をよくして車に持って行った.ダッシュボードの両端に仮置きして,クロスオーバー周波数をいろいろいじってチェック.800Hz~1.25kHzあたりが良さそうである.ただ,このフルレンジは能率が低め.いままでのKickerのツイーターと比べると,おそらく8dBぐらい能率が低いようである.少々躊躇いながらミッドのレベルを少し落としてバランスをとった.

停車中に聴く分にはいい音をだしているのだが,どうしてもダッシュボードに置くだけだと高域の指向性が低下してしまう.TS-CX7を傾けてこちらを向くようにと工夫してみたのだが,なかなかじうまく固定できないし,見た目もよくない.この5.7cmユニットが出す音は気に入ったので,なんとかいい方法はないものか・・・

で,結局のところTS-CX7をあきらめて,同じカロッツェリアから売られているサテライトスピーカーTS-STX99を目をつけた.これらなダッシュボードの両端に無理なく納められそうである.オークションをチェックすると,非常にたくさんの中古品が出品されている.その中でもセンターキャップのへこみが無く比較的程度のよいものを落札した.「Bewithモドキ」の完成まで,あともう一息である.(づづく)
Posted at 2017/05/28 17:43:07 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月25日 イイね!

おすすめのツイーター

おすすめのツイーター<お勧めのツイーターは?>

仕事が忙しくなって、カーオーディオ関係のブログもすっかりスローテンポになっています。長野県から愛知県に引っ越してきて、やっと時間が出来たので、ここのところは久しぶりにカーオーディオに手をいれられるようになりました。さて、今回のお題は "おすすめのツイーター" です。カーオーディオは着き進めていくとツイーターとミッドレンジ(ミッドウーハー)をバラ買いするようになりますね。ツイーターはデッドニングに影響されないし、バッフルを組むわけでもないので、とっかえひっかえして比較しやすいですから。というわけで、これまで私が使ってきたツイーターをご紹介することにしましょう。

1. Kicker RS6C のツイーター
 キッカーのRS6Cは16cmミッドと2.8cmツイーターのオーソドックスな2wayで、非常に解像度高く、レスポンス良く、音もフラットでモニター向きの音を出すスピーカーでした。今は無き?AutoSound試聴室でもリファレンスとして使われていたスピーカーです。このツイーターは28mmのシルクドームで、ほんの少し中高音にキャラクターがのりますが、総じて解像度高くスピード感があって、ロックからクラシック、女性ボーカルまで万能に鳴らすいいツイーターだと思います。ですが・・・RS6Cはもう手元にありません。オークションで売ってしまいました。ハイエンドの伸びがいまひとつ感じられなかったのと、ミッドの中低域の解像度がもうひとつだったこと、そして、ちょっとRS6Cの音に飽きてしまったのです。あ・・・ここはツイーターの話でしたね。

2. PHASS AT28 Evo
非常に有名な28mm、アルニコマグネットのツイーターです。28mmのシルクドーム。AutoSound編集長の嶋津さんが気に入っていて、マイフェバのコーナーでも使ってらっしゃいました。解像度高く透明感に溢れており、音量をあげていくとまるで体に吸い込まれるような鳴り方をします。ほんとうにお勧めのツイーターで、手放したのを少し後悔していますが、はっきりいうとやや冷徹な音で、オーディオ的にはもう少しやんちゃな鳴り方のほうが楽しいのかもしれません。ちなみにどうみてもScanSpeakの製品。PHASSは最近ちょっと元気がないけれど、非常に良いツイーターをラインナップしているのでお勧めです。

3. Scan Speak D2904-600000
見た感じは上記のAT28とそっくりのシルクドームです。音も非常に似ていますが、こちらのほうがちょっとソウルフルなギラっとしたなり方をします。要するに聞いていて面白いのです。ただし、レンジ感はそこそこといった感じ。しばらくのあいだ使いましたが、ちょっと飽きてしまって、バトンタッチ。しばらく寝かせていて、1年後ぐらいに久しぶりに通電させたら、片側がビビるようになってしまっていました(ビビるのに気づかずオークションで出品して落札者にご迷惑をおかけしてしまいました)。オークションで格安のスペアを落札してあったのですが、そちらはなぜか音が違う。どうも、パチモンが大量に流れているようです。外観から見分けるのはほぼ困難。わたしは最初のペアをサウンド・アティックスさんで買ったのですが(もちろん正規品)、中古で購入する際はくれぐれも気を付けていただきたいと思います。ScanSpeakの音が気になるなら、現行ラインナップから選んだほうがよいと思います。

4. ALPINE DLX-F30T
スーパーオートバックスのデモボードで鳴っているのを聞いて、どうしても気になってこのユニットを買い求めてみました。10~12kHzあたりにキャラクター・・・というよりはピークがあるのでは?ちょっと独特のなり方をしますが、一部の楽曲は非常にマッチして生々しい音を出します。基本的な性能としてかなり優秀なツイーターなのではないでしょうか。値段も20,000円程度と安いので、買いやすいです。欠点としては、メーカーは5~6kHzクロスで使っているので、クロスを下げるのに勇気が必要(笑) 自分も4kHzの-18dB/Octぐらいが精一杯で、それ以上下げられませんでした。音自体はScanSpeakに近いです。ちなみに上級機種のDLX-Z30Tは中身はまったくおんなじだという説が・・・。
ケースの材質だけが違うのかも。メーカーに聞いても教えてくれないと思いますけれどね。


5. Kicker RS65.2 のツイーター
 キッカーRSシリーズはとにかく「外さない」製品です。いまは上級にQSシリーズ他がありますが、RSのほうがKicker本来の音が出ていて好きだという人もいます。ツイーターのみがオークションで1万円程度で流れていたので、さっそく買い求めてみました。予想通り、ひじょーに、良いです。解像度は、おそらくここまで上げてきたすべてのツイーターの中で群を抜いています。クリアで、S/N高く、ハイエンドも伸びています。欠点はと言えば、ギラッと輝くような特徴が無いところ。いい意味でも悪い意味でもフラット、リファレンス的な鳴り方。ですが、総合的な判断としてこのツイーターはかなり気に入ったので、後日もう1セット手に入れて、現在2セット所有しています。カーオーディオって、ほんらいはこのぐらいの満足度で止めておけば幸せになれるのに・・・と思うのですが。

6. Kicker SS65.2(SS56.2) 付属のツイーター SS30
上記のRS65.2より前に売り出されたSS65.2の付属ツイーターです。SS65.2はRS6の後継機にあたる商品で、それなりに力が入っており、質も高いものでした。Kickerの音は全体としては気に入っていたものの、ミッドの鳴り方に少し不満を持っていたので、私はもっぱらツイーターに注目していました。SS65.2のツイーターは、口径が30mmと大きく、テトロン製のソフトドームで、スペックからしても大いに期待が持てます。クロス周波数も3kHzかそれ以下まで下げられそうです。一時期、オークションで新品が3万円ぐらいで出品されており、さすがに手が出せなかったのですが、半額ぐらいまで下がって来たので落札。上記のRS65.2ツイーターに換えて音出ししてみました。
 やはり、口径が大きいだけあって、厚みのある音、深みのある音。響き豊かな音。そして、RS6Cツイーターと同様にほんの少し高域に色付けがあります。この色付けが好きか嫌いかというところですが、RS65.2のツイーターと比べると、ほんとうに甲乙つけがたい感じです。無色透明なRS65.2, 音楽性豊かなSS65.2という感じ。ただ、音数はこちらのほうが多いようで、以前のものと比べると確かに聞こえなかった音が聞こえます。余韻も明らかに多めです。家族は「絶対にこちら(SS30)のほうが良い」と言っていました。というわけで、2017年現在において、このKicker SS65.2のツイーター(SS30)が私のベストチョイスとなっています。ちなみにこちらも現在2セット所有中。

以上、駆け足で述べてきましたが、コメントをひとつ。私、実はカロッツェリアのツイーターと相性が悪いのです。カロのツイーター、決して悪くないのですが、聞いていてワクワクしないのです。PRSシリーズのツイーター、厚めの音ですが、どうも高域が詰まった感じがして物足りないのです(友人の車で試聴)。TS-V171Aのツイーターはワイドレンジですが、あっさり昆布だし、薄口しょうゆ的で、こちらも好みと会いませんでした。Vシリーズは172Aで小口径にあえて戻して、それからもどうも迷走しているような気がします・・・ (カロの話はここまで)

ツイーターですが、オークションで中古の格安品を探すことをお勧めします。もちろん、壊れているのを買ってしまっては元も子もありませんが、本来高額な商品が格安で買えるのはやはりメリット。気に入らなければまた売ってしまえば、それほど懐も痛みません。アップガレージも通販をやっていますから、そちらを探すのもよいと思います。アップガレージは保証もありますしね。自分の感性にドンピシャはまったらスペアの購入もお忘れなく。私などいまやKickerのツイーターが4セット・・・ちょっとやりすぎかもしれません。

 で、いまはKicker SS30を・・・と思いきや、実は別のを鳴らしています(すみません)。その話は、また次回に詳しく話させて頂きます。今日はここまで長文にお付き合い頂いてありがとうございました。
Posted at 2017/05/25 01:29:54 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2017年05月07日 イイね!

デジタルアンプを選ぶ

デジタルアンプを選ぶ実は、お気に入りのアンプ、Clarion APA4321が故障しました。実はこのアンプの故障、かれこれ3回目なのです。かつて住んでいた長野で1度故障して中古品に入れ替え、そのあと愛知県に越して来てから、やはり2度故障しました。故障のほとんどは、4chのうち1chから音が出なくなるトラブルです。アンプを狭いスペアタイヤスペースに押し込んでしまって、通気性が悪いかったのも理由だと考えらえますが、やはり問題はこの愛知県の酷暑。おそらくは他のアンプでも同様のトラブルが起きたことでしょう。APA4321は非常に優れた設計のアンプだと思いますが、ファンレス設計のため、オーバーヒートが起きやすいのかもしれません。

一時期、ALPINEのMRV-F300という廉価なアンプを購入して凌いでいました(同じ型番のアナログアンプもありますが、新しいデジタルアンプのほうです)。このアンプ、結構よい製品だと思いますが、やはりどうしても価格なりのところが見え隠れします。音像がやや平面的になり、どう調整しても満足のいくレベルまで一歩足りないのです。ちなみに、このアンプそのものが悪いと言っているわけではありません。あくまで、上級アンプと比べると・・・ ということです。

で、新しいアンプを選ぶにあたって自分なりに決めたことがあります。「アナログアンプとの決別」です。発熱が多く、やや大型のAB級アンプとサヨナラすることに決めました。音的にはたぶん、AB級アンプがいまも有利だとは思います。ただ、D級アンプ、すなわちデジタルアンプも最近は非常によくなってきました。小型で発熱の小さなデジタルアンプに賭けてみようと考えたのです。ちなみに先述のMRV-F300もデジタルアンプです。

いろいろ悩んで、選んだのはALPINEのデジタルアンプ、PDX-4.100です。もう既に発売から10年が経過しており、さすがに入手は中古品に限られます。この秀逸なアンプをオークションで18,000円にて手に入れました。外観の程度も非常に良いものです。

フロント2Wayにつなげて出てきた音は・・・非常に良質でパワフルなものでした。APA4321と比較しても甲乙つけがたい、いや、やはりPDX-4.100のほうが優れているでしょうか。良いアンプは艶やかな音、"トロッとした音" を奏でるものです。それはS/Nの高さと、音数の多さによるもの。このアンプもそうした良質なアンプの良さを持っています。これが18,000円とは! 非常に良い買い物をしました。

いまはフロント2WayをこのALPINE PDX-4.100で、リアの2WayをMRV-F300で駆動しています。え? リア? と思われるかもしれませんが、いままで家族からは不満を言い続けられていたのです。なのであえてリアドアにも2Wayを入れることにしました。ただし、せっかくならとこちらも徹底的にこだわって、Audiocontrolのアクティブクロスオーバー2XSを導入し、4chアンプでで左右4つのユニットを駆動することとしました。リアも手抜きなしです。

長くなりました。今日のところはこれまで。フロントおよびリアのSPユニットについてのお話は次回に。サブウーハーの話もそのうちさせていただきますので。それでは失礼いたします。

Posted at 2017/05/07 16:57:38 | トラックバック(0) | カーオーディオ | 日記

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何シテル?   02/22 18:53
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