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2012年05月27日 イイね!

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(取り付け編)

Panasonic ゴリラCN-SP710VLがやってきた(取り付け編)というわけで、Panasonicゴリラがやってきた。ナビ本体(CN-SP710VL)と地デジチューナー(DTX-600)は秋葉原で購入、ケーブルやビデオ信号切替器などは通販を使った。

2DIN分のオーディオスペースの下側はcarrozzeria DEH-P01の指定席である。その上の1DINに金具をつけてオンダッシュナビ(ポータブルナビ)を取り付けることになる。基本的にはこれまでの楽ナビの装着方法と同様だ。

1DIN取付金具は、P&A製の1DINボックス取付タイプ PA-85:
http://www.autobacs.com/shop/g/g4971475136043/
を使う。オートバックス専売のモデルである。ちなみに、もともとはヤック製であり、
本家のヤックからも同様の製品が出ていたのだが、OEM供給先のオートバックスPA-85だけが残って、ヤックのほうは新しい片持式のVP-T15に変わってしまった。
http://www.yacjp.co.jp/audio/VP-T15.html
好みもあるだろうが、片持式のVP-T15はなんとなく画面が傾くような気がして躊躇してしまった。PA-85は楽ナビでも使っていて、非常にしっかりした取付金具であることを確認している。楽ナビの金具は両面テープで2度と外れないほど強固に固定してしまったことと、今回は1DINボックスを新たに自作する都合上、PA-85は新規にもうひとつ購入することになった。なお、この金具は本来、1DINの小物入れに両面テープで貼り付けて使うものだが、小物入れは射出成形製のプラスチックで非常にヤワなものである。金具にナビを装着すると、小物入れ自体がかなり変形する上、走行中に揺れるなどの問題もある。そこで今回は小物入れをMDFで自作し、つや消し黒に塗装して使用した。PA-85はMDF製小物入れに4本のビスで固定している。結果、走行中にもまったくびくともしない頑丈な取り付けが可能となった。というわけで、製品に付属している吸盤は利用していない。なお、汎用のモニター取付基台にゴリラを取り付けるためには、「ヤック ミニゴリラ用アタッチメント VP-37」を使う。ナビ本体のスライドレールに貼り付ければよい。

電源は、付属のシガーソケット(オス)付コードを使うが、車側のシガーソケットには挿さず、エーモン製のシガーメスソケットを介して車側のACC12Vに直接つないだ。オデッセイ側のACC電源は、ヒューズBOXからとったりせずに運転席下足元の右側にあるサービスコンセントを使う。サービスコンセントは平型端子(メス)を差し込んでも使えるが、車種別のサービスコンセント用カプラーをヤフーオークションで手に入れることができる。ディーラーのサービスの人が副業でやっているっぽいのだが、そんなものが売られているということ自体に驚いた。

FM-VICSは付属のケーブルアンテナをつかわずに、純正のFMアンテナから分岐することにした。そのほうがスマートだからである。FMアンテナをY字ケーブルで分岐するだけでよいという説もあるのだが、ラジオの感度が落ちたりしないよう、念のためカロッツェリアのブースター内蔵FM多重用アンテナ分配器RD-FD20を購入した。いい値段の商品だが、あとでトラブルに悩むよりはいい。ブースターといいながら、せいぜい分岐による信号強度の低下分を補う程度の利得しかないとのこと。もちろん、FM-VICSもきちんと受信しており、FMラジオもまったく問題なく鳴っている。なお、ナビは常時起動しており、またFM-VICSも常時使うことになるので、デッキのオートアンテナ線は接続せず、ブースターにはACCをつないで、常に起動するようにしてある。以上でFM-VICSの処理は終了。

バックカメラは先に述べたように、ビートソニック製の切替器とゴリラ用ビデオケーブルでつないだ。VICSや電源、ビデオケーブルも1DIN小物入れの中をとおしてダッシュボード裏から配線したため、ぱっと見にはポータブルナビをつけているようには見えない感じだ。

地デジチューナーPanasonic DTX-600は、それまで楽ナビの本体が収まっていた助手席下にインストールした。1DIN吊り下げ用の金具であっさり着くものと思ったが、地デジチューナーはハーフDINで微妙に穴の位置が違ったので、金具側に新たに穴をあけることになった。ケーブルのとりまわしに時間がかかったものの、それ以外は特に問題なし。チューナーのリモコン受光部はナビの1DIN取付金具の部分、ゴリラの下から少し覗くようなかたちでセットした。邪魔にならず非常にいい感じに仕上がっている。後席からのリモコン操作でも反応はまったく問題ない。地デジフィルムアンテナの取り付けはそれなりにたいへんだったけれど、地デジ関連の話題はまた次の機会に。

というわけで、なんとかPanasonicゴリラが我が家というか、愛車にやってきたというわけである。実際はナビやチューナー以外にもかなりの出費があったうえに、労力的にもかなりたいへんだったのであるが・・・

今日はここまで。実際のナビのインプレは次回に書かせていただきます。
それではおやすみなさい!
Posted at 2012/05/27 01:46:30 | トラックバック(0) | カーナビ | クルマ
2012年05月26日 イイね!

オンダッシュのナビゲーションを選ぶ(後編)

さて、新しく導入するナビをPanasonicゴリラに絞ったまではよいが、問題はどの機種にするかである。ミニバンの車内でテレビをみることを考えると、7インチは必須である。廉価版の機種を除くと、CN-GP710VD(CN-SP710VL)もしくはCN-GP700FVD(CN-SP707FVL)の2機種になる。この2機種の違いは画面表示がVGAかQVGAか、テレビがワンセグかフルセグかという点だ。量販店でなんども見比べたが、テレビを見る限りは別にQVGAでもいいかな?と思うものの、地図画面に関しては見易さ、情報量ともにVGAが圧倒的に優れており、これはVGAにするしかないと心に決めた。というわけでCN-GP710VDもしくはCN-SP710VLを購入することになった。ちなみに710VDはカー用品店向けの商品で、710VLは家電量販店向けの商品である。

710に決めた時点で、テレビをどうするか考えなければならない。710はワンセグしか内蔵していないためである。つまり、フルセグが見たいならば外付けでチューナーを取り付けなければならない。「そうすると、操作はリモコンになるのか・・・ちょっと面倒だな」とも思ったのだが、実は外付けチューナーのすることによって非常に大きな利点が生まれるのである。それはあとで述べるとして、とりあえず、710VD(VL)と外付けチューナーの組み合わせでいくことになった。外付けチューナーは同一のメーカーで評判もよいことからPanasonic TU-DTX600一本に絞った。2012年に入って価格もかなりこなれており、まさに今が買いどきだ。

ひとつ、注意しなければならないことがある。バックカメラとの接続だ。私はECIPSEのBEC104にアダプターを介してRCAのビデオ信号を取り出している。バック信号をアダプターに入力すると、カメラの映像が出るものだ。これをゴリラにつなぐと、映像入力が検知された時点で画面が地図からカメラ映像に切り替わる。非常に便利な機能がゴリラには備わっているわけであるが、実は外部入力すなわち外付けチューナーをつなぐ場合の映像入力端子とバックカメラの映像入力端子は共用になっているのである。つまり、地デジチューナーとバックカメラの両方を710につなぎたい場合は、切替器が必要となるのだ。

切替器はいろいろなメーカーから便利なものがでており、データシステムのAVS430の評判がよかった。私はできるだけ小型で、かつバック信号を用いて必要最小限の2chのビデオ信号を切り替えることができる機種ということで、ビートソニック製のBR01を選んだ。この商品は非常に小さく、コンソールの裏側に無理なく収まることも考慮しての選択である。たとえば、地デジチューナーの映像出力がナビに流れている状態でも、シフトレバーをバックに切り替えることにより、すなわちバック信号が入力されれば、映像をバック信号側に切り替えてくれるというわけである。

ビートソニックBR01を使って地デジチューナーとバックカメラを接続すれば、ゴリラ上で地図画面を表示しているときにバックギアに切り替えると、バックカメラの映像がゴリラに入力されて画面がバックカメラに切り替わる、また地図を映しているときに地デジチューナーの電源を投入すると、地図画面が地デジチューナーに切り替わる、ということで非常に便利この上ない環境が出来上がるのである。もちろんテレビを見ているときにバックギアに切り替えれば、画面の映像は即座にバックカメラに切り替わる。地デジのON/OFFやチャンネル操作はリモコンを使って後席からも行えるので便利である。

もうひとつ、ゴリラにはパーキング信号の処理という問題が残っている。ゴリラはパーキング信号の端子と映像入力の端子が共用になっており、実は少々ややこしいのである。外部入力もバックカメラも使わないのであれば、φ2.6mmのビスを入れるとか、パーキング信号の処理用に売られているイヤホン端子のようなものを差し込むといったことになるのだが、映像信号を入力する場合は別の方法を考えなければならない。

純正オプションの外部映像入力用ケーブルを使う場合は、パーキング線用の端子をアースするとか、ホッチキスの針を使って短絡するなどといった処理法があるようだが、私は純正のケーブルを使うことは最初から考えずにサードパーティ製のケーブルを使うことにした。ビートソニックのBC14:
http://www.beatsonic.co.jp/accessories/bc14.php
は、見た目は何の変哲もないビデオケーブルであるが、実はこれを使うだけでパーキング線の処理は終了する(不要になる)つまり、テレビの視聴に関しての不自由がすべて解消される。というわけで、とにかくバックカメラもしくは外部チューナーを接続する場合には、純正ケーブルには目もくれずにビートソニック製のBC14をお勧めする。なお、カー用品店やDIY店でも取り扱いの多いENDY製のEEX-005G
http://www.endy-toko.jp/endy/endy_base.html
もまったく同様の目的に使える。外部入力の接続はこれでバッチリである。

地デジ外付けチューナーの音声信号は、デッキDEH-P01のAUXに入力する。ちなみに実際には変換ケーブルを使ってIP-BUSに入力することになる。これで、デッキをAUXに切り替えれば地デジの音声を聞くことができる。

ゴリラの音声出力をどのように処理するか(デッキに入力するのか)、実はこの点においてゴリラは非常に問題が多いのである。ゴリラはAV関係の音声をラインアウトとして出力する端子をもたない。外部に音声を出力する方法は、FMトランスミッターかイヤホン端子を使う方法のどちらかになる。一般にはFMトランスミッターを使うことが多いと思うが、はっきりいって、あまりS/Nが良くない。それに加えて、ガイド音声もFMトランスミッターのほうに流れてしまうのである。個人的にガイド音声はナビ本体から流れればじゅうぶんだと考えている。デッキ側に出力されてしまうと、デッキのボリュームによってガイド音声の音量も変わってしまうのが嫌なのだ。ガイド音声を車側のスピーカーから出したいという人は多いが、そうするとデッキをFMチューナーに切り替えない限りガイド音声が聞けなくなってしまう。はっきりいって、外部出力にガイド音声を流すのは「よくない」と思う。少なくともガイド音声を外部出力側に流すか流さないかの設定を可能にすべきである。

音声出力としてイヤホン端子を利用している人もいる。こちらはイヤホン端子を差し込んだとたん、本体スピーカーから外部音声が出なくなってしまうので論外である。あとは、走行中はイヤホン端子には音声が流れない(らしい・・・もちろん、例の処理をすれば大丈夫だとは思うが)。ということで、イヤホン端子も結局は使えないというわけだ。やれやれである。

実はこういった音声出力にまつわる問題がややこしいということもあって、私はあえて積極的に外付け地デジチューナーを使う方法を選んだのである。個人的に音楽はデッキ(carrozzeria DEH-P01)で聞くので、ゴリラ側のAV出力をデッキに入力必然性は高くない。動画を見たりすることもないので、地デジの音声さえデッキに入力できれば何の問題もないのである。もちろん、何かの理由で本体側のワンセグテレビを見なければならないような場合は、FMトランスミッターを使うか本体スピーカーを活用すればよいのだ。

おそらく今年?発売される新型はVGAの710と510がフルセグ化すると思われるが、わたしとしては音声出力/入力の問題から、むしろ外部チューナーのほうが都合がよかったのである。もちろん、内蔵されるのは2×2のチューナーであろうから、外付けの4×4チューナーのほうが高い性能が期待できるといった利点もある。

今日はかなり長いブログになってしまったが、ここまででPanasonic ゴリラ導入のシミュレーションは終了した。次回は購入から取り付け、そして実際にナビを活用しての感想について述べてみたい。
Posted at 2012/05/26 18:34:09 | トラックバック(0) | 日記
2012年05月25日 イイね!

オンダッシュのナビゲーションを選ぶ(前編)

いつも読んでいただいているかた、ごめんなさい。1月からずっと忙しくてまったく更新できませんでした。久しぶりの話題というわけで、カーナビを買い換えた話をします。

最初のナビはイクリプスのAVN5501Dという2DINの一体型ナビでした。自分の車に取り付けた初めてのナビでしたが、いわゆるアイシン系の非常によくできたナビで、すべての機能が過不足なく、たいへん気に入っていました。また地図ディスクが不良(内部剥離)した際にも手際よくメーカーに対応いただいて、その点でも好印象でした。確か購入したのは2002年頃で、そのころはまだMP3も聞けず、車にはいちいちCD-Rに焼いて(しかも通常のCD-DAフォーマットで)持ち込んでいた時期でした。DVDビデオも見れない機種でしたが、今でももう一度使いたいほど良いナビだったと思います。ただ、オーディオ機能はほんとうに貧弱で、1980年代の古いCDなど、録音レベルの低いものは車内で満足のいく音量が得られないほどで、その点だけが悔やまれました。ラインアンプを入れたり、外部アンプを導入したりしましたが、結局はオーディオに懲りだすようになって、買いかえることになりました。

2代目は「楽ナビ」です。デッキをパイオニア(carrozzeria)のDEH-P099に変更したため、2DINのナビはつけられなくなり、残る1DINに金具を取り付けてオンダッシュナビを装着するスタイルに変更を余儀なくされました。AVIC-DRV02という機種で、ふつうに使うにはまったく問題のない機種です。DVDも見ることができましたし、測位性能はきわめて高く、地図ディスクに情報がないのにもかかわらず、大橋ジャンクションから首都高速に入ると、きちんと山の手トンネルをトレースし続けました。ある意味で恐ろしいほど測位性能が高いといえます。これはパイオニアのナビの特徴ですね。細かいことをいうと、少し地図のデザインに難があります。詳細地図はリアルなためにかえって道路が見にくく、通常の地図表示は逆にポンチ絵的というか、塗り絵的なデザインでしっくりきませんでした。いちばん困ったのは、たとえば住所検索で「長野県→軽井沢」と検索したいときに、いちいち郡名を入力しなければならなかったこと。白馬村とか、葉山町とか、市町村名はわかっていても郡名は知りませんから、非常に困ったことになります。いまは改善されているようですが、当時はかなり困りました。

楽ナビは上位機種のサイバーナビとの差別化のためか、いくつかの機能が削られています。各所の掲示板などではそのことがよく議論に上ります。私は楽ナビを使っていてそういった不満はあまりなかったのですが、私が住んでいる地域でも、とあるエリアに入ると詳細地図が出なくなったりといった点はやや不満でした。あとは壊れやすい(笑) タッチパネルを一度修理して、ディスクがまったくイジェクトできなくなった時点で新しいナビへのバトンタッチとなりました。

さて、新しいナビは悩みに悩みました。基本的に1DINはデッキに使われているので、残る1DINの部分に金具をつけて、オンダッシュ型もしくはポータブル型のナビを装着する形になるからです。ということで、候補は以下のとおり。

 1.HDD楽ナビ(carrozzeria)
 2.エアーナビ(carrozzeria)
 3.Panasonicゴリラ

ポータブルはほかにもありますが、はっきり言って特に贔屓のメーカーがあるのでなければ、エアーナビとゴリラから選ぶことになるでしょう。

 さて、1の楽ナビですが、既にオンダッシュ型の楽ナビは風前の灯状態で、一部の顧客の要望(つまり、業務用)として残されているだけの状態です。中身はここ3,4年進歩しておらず、画面もQVGAのままです。正直、回転系のデバイス、すなわちDVDやHDDを車に積むのは時代遅れと思っており、真っ先に候補からはずすこととなりました。

 2のエアーナビですが、通信機能を使わず、単にオンダッシュナビとして使うことを考えても、それなりに高性能な機種です。特にポータブル型で車速信号を用いる機種は、エアーナビの上位機種とECLIPSEのポータブルだけですので、その点は非常に魅力的です。車速を使った場合のパイオニアの測位性能は折り紙つきですので。ただ、問題点はバックカメラ利用時に自動切換えを行ってくれないこと、地図の2画面表示が無いといった点でしょうか。あとは、目的地の検索機能が他社製に比べて少し弱いところがネックです。個人的には、店頭でみるとどうしても画面のデザインがださい・・・ 道路の角やつなぎ目、分岐のデザインが小学生の書く地図のようで(これは色使いも関係していると思う)フォントが非常に冷たい印象の角ゴシックなのもいただけない・・・ カロッツェリアのナビはタッチパネルの反応が鈍いなど、好印象を与えるポイントが少ないのです。そういえば、カロッツェリアのナビは、目的地の途中にあるいくつかの中継地点(右左折をするポイントのようなもの)のことを「案内地」と読んでいましたが、これは完全に「パイオニア製の造語」です。まだ、"案内地点"のほうがましだと思うのですが、それでもよくわからない。Webなどの画面表示を見る限り、「案内地」という言葉を使うのはやめたようですが、マニュアルにはまだっ記載が残っているのかな?

 さて、消去法的に残ったのが「ゴリラ」というわけです。兄の車についていた15年前?ぐらいのCD-ROMゴリラは、今のナビと比べるとそれはもう悲しいぐらいの性能だったのですが、弟の車についているミニゴリラは横で見ている限り、非常にきびきびと動いています。タクシーなどでもゴリラをみることは多いのですが、普通に使う限りは十分な性能を持っているように思われました。懸念材料は、車速信号を使わないタイプであること。かつては車速信号を取り込むユニットをオプション化していたようですが、加速度センサーとジャイロの組み合わせになってから、車速を使うことはやめてしまったようです。さて、車速を使わなくてもじゅうぶんな測位性能を発揮するか否か???

 実は最後の決め手は「ジャパネットたかた」。あの会社は意外とヘンなものは売らない会社で、良質なものを安く売ることに長けていると思うのです。ジャパネットたかたではいつもゴリラを売っているし、売り続けているということは売れているということ、良い商品であることの証だろうと・・・ 実際、Panasonicはストラーダポケットのラインナップをとめて、ゴリラに一元化したわけだし。これはジャパネットの社長を信じて、ゴリラを買ってみるしかない(賭けるしかない)と心に決めたのです。(つづく)

Posted at 2012/05/25 02:18:37 | トラックバック(0) | カーナビ | クルマ
2012年01月03日 イイね!

スピーカーユニットの選び方(第1回:メーカー毎の音の違い)

 1月3日、そろそろ正月気分から抜け出さねばならない時期だ。カーオーディオの話題のなかで、いちばん重要なスピーカーユニットの話をしよう。

 よく知られていることだが、スピーカーユニットは音の8割を決める。よっぽどオーディオに精通している人でないかぎり、アンプの違いやHUの違いをすぐに聞き分けることは難しい。ところが、スピーカーならかなりの確率で聞き分けられるし、自分の好みのユニットを選び出すことも簡単にできるのである。なんだかんだ言って、スピーカーを決めることがオーディオではもっとも大事であるということはデジタルだUSBオーディオだの言っている今の世の中も何も変わらない。デッドニングがどうの、アンプがどうのという前に、とにかくスピーカーの入れ替えを検討するのがいちばん大事なのである(私は純正オーディオの状態でデッドニングから入るのは嫌いである)。

 さて、きわめて個人的な主観で述べることをお許しいただくとして、まったくの予備知識がない方がスピーカーを選ぶ場合、どのメーカーから選ぶべきかを以下に述べる。カーオーディオ20年の知識から5つのメーカーをここでは挙げさせていただくことにする。

1. Carrozzeria
基本的に高音質の代名詞的なユニットである。カロは音が薄いとか、軽いとか、キンキンするとか、そんな薄っぺらな評論に耳を貸してはいけない。カロッツェリアつまりパイオニアというメーカーはよい音とは何かを知っているメーカーである。スピーカーで言えば、3万円以上のユニットは非常に優秀であり、コストパフォーマンスもきわめて高い。特に、TS-V171Aや、TS-Z172PRS, 132PRSあたりは、これ以上何を望むというのか?というほどクオリティの高い音を出す。
 ちなみに、本来のカロッツェリアっぽい音を奏でるのはTS-Zでなく、TS-V171Aの方である。やや低音がソフトだが、余計な音が出ず、音の立ち下がりが早い。つまり、過渡特性に優れている。解像度を重視した質の高い再生音はカロッツェリアXに通じる音作りだ。対してPRSのほうは余韻を意図的に出す音作りがなされており、厚い中域、芯のある低音を軸とした音を出す。楽器的な音の色づけを認められたユニットである。
 ハイエンドのカロッツェリアXは、繊細、緻密、過渡特性に優れ、付帯音を極力排除した解像度の高い音作りが基本である。これはこれで高音質を追求する方向性としては正しいのだが、音楽再生に対して若干冷淡な性格ゆえに、一部の音楽好きに嫌われてしまうという結果になっているのかもしれない。
 それでもやはり、誰がなんと言おうと高音質ユニットの代表格である。ちなみに私はミッドにカロッツェリアを使っている。詳細は後日。

2. Kicker
力強く、パワーが入り、それでいて音の輪郭表現に優れている。ロックやポップス、女性ボーカルやジャズにも向く。大音量派の専用ユニットのように思われているが、実は非常に万能で、どのジャンルにも向く優れたユニットである。カロッツェリアに比べてやや音が厚めで、余韻を出す鳴り方だ。ただ、レンジの両サイドはあきらめている印象があるので、特にツイーターのハイエンド側は物足りないかもしれない。それでも、15kHz程度までの必要な音域は十分に確保されている。
 私も以前はKickerのRS6Cを使っていた。これはAutoSound誌のリファレンスとしても活躍していたユニットである。ただ・・・ しばらく使っているうちに飽きてしまった。なんとなくニュートラル過ぎるというか、誰にでも喜ばれるような鳴り方がおもしろくなくなってしまったのである。ちなみに、Kickerと同じような傾向のユニットにはJL Audioがある。かつてのベストセラー、XR650 CSi や XR650 CXi などがそうだ。やや厚めの中域、元気のいい低域に、少しキラッとしたツイーターをあわせるという鳴り方だ。もちろん、JLに比べるとKickerのほうがモニタースピーカー的な鳴り方ではあるのだが。
  いずれにしても、米国製のユニットは日本人にとっては聴きやすく、心地のよいユニットが多い。BOSEは一般のユニット販売からは撤退してしまったが、何か同じ方向性を感じる音である。力強く芯のある音を出す米国製のユニットとしては、JBLもお勧めしておきたい。

3. BOSTON
考えてみると、これも米国製のユニットである。非常にニュートラルで落ち着いた音を出すユニットだ。解像度が高く、余計な音が少なく、さりげない音の出し方をする。前述のKickerに比べると、一歩引いた控えめな鳴り方をする。JLやKicker, JBLのように、ハイパワーを後ろ盾に勝負してくるユニットとは一味違う。きっとこちらを好む人も多かろうということで、BOSTONを挙げておきたい。

4. MACROM
一時はMorelのユニットをOEMで使っていた時期もあるが、今はオリジナルのユニットに戻っているようだ。少し地味な鳴り方をするMorelに比べれば明らかにソウルフルな鳴り方をする。ツイーターの鳴り方に少しぎらっとするところがあり、例えばBOSTONやFocalあたりと比べると濃い音を出す。モニター的というよりは楽器的であり、やはりスピーカーはこうでなくちゃ、という人もいるのではないだろうか。欠点は価格がやや高いことか。

5. PHASS
かつて私が愛用していたユニットである。ミッドレンジにはペーパーコーンやPPといったごくスタンダードな素材が使われている。余計な音は少なく、ややソフトな感触で、やさしくしっとり鳴る。ツイーターもミッドもOEM品が多いようだが、ポテンシャルの高いユニットを選んで作ってもらっているようだ。全般的にきめ細やかなやさしい音なので、R&Bやヒップホップ、16ビートでテンポの速い曲を聴くとミッドが負け気味になる。私も、以前PHASSのペーパーコーンの13cmミッドウーハーを使っていたのだが、音楽によっては明らかにコーンが負けて音楽について行けない場合があった。クラシック、JAZZ、スローな女性ボーカルは絶品なので、難しいところである。ちなみにこのメーカーから出されているツイーターは非常に高音質のものが多い。ツイーターだけ単品で使ってもよいほどである。私自身、かつてはこのメーカーの定番商品であるAT28Evoを使っていた。AT28はきわめて高音質だが、やや線が細く、冷たい傾向の音である。今はあえて雑味のあるScan Speaksを使っているが、そちらに飽きたらまたAT28Evoに戻すかもしれない。サブウーハーを使わず、2Wayでしっとり聴くのが好きという方にお勧めする。

とりあえず、以上のようなところか。私のお勧めにはALPINEが入っていないのだが、もちろん、ALPINEも優秀なユニットはたくさん出している(私が評価できるほど音を知らないだけである)。あと、Focalについても触れていないが、正直、私はFocalの音が苦手だ。ハイエンドのFocalは悪くないと思うが、ミドルクラスはツイーターの音に独特の癖を感じる。クラリネットがオーボエに聞こえるような、そんな印象を持っているが、今の新しいユニットでは解消されているかもしれない。

 スピーカーの話はとにかく尽きない。もっとたくさん書きたいところなのだが、今日はお勧めのメーカーを挙げさせていただいたところで休ませていただくことにする。

それではまた・・・



Posted at 2012/01/03 01:10:43 | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ
2012年01月02日 イイね!

aikoを考える

aikoを考えるあけましておめでとうございます。今日はカーオーディオの話ではなく、久しぶりに音楽の話(タイムアライメントの話はまた今度・・・)。

 一昨年あたりからaikoを聞き始めているのだが、家内もかなり感化されてきたようで、買い物に出かけるときなどにもこっそり?aikoをかけているようだ。家内はどの曲が好きなのか、反応をみていると、"ガールフレンド"、"カブトムシ"、"milk"、"恋のスーパーボール" あたりがお気に入りらしい。私も"ガールフレンド"や"花火"のような曲は好きなのだが、実は"milk"や"カブトムシ"は私にとって苦手な曲なのである。

 カブトムシは名曲とされているが、個人的な意見を言わせてもらえばむしろ「迷曲」なのではないかと思う。この曲に限らず、aikoの曲にはコード進行が特殊というか奇妙な曲が多い。次に表側にくると思ったら裏に回ってねじれるといった感じだ。カブトムシの場合、エンディングもかなり変わっている。突然音が切れるのだ。かつては、こういった脳みそをかき回されるような雰囲気がaikoなのかと思っていたが、それは間違い。今でこそ理解しているが、それは単に彼女のほんの一面でしかない。

 世の中の方々はaikoのどんな曲が好きなのか・・・ ちょっと調べてみたが、例えば"ロージー"や"ジェット", "赤いランプ"あたりの曲を真っ先に挙げる方々がいてびっくりした。私はこういった単調なメロディーラインが繰り返される曲調がどちらかというと苦手なのだ(もちろん、悪い曲ではないと思うけれど)。ただ、例えば "かばん" とか、"シャッター"あたりを聴くと、あぁ、確かにaikoらしいな・・・とは思う。ま、とにかくaikoにはaikoらしい曲が多いのは確かだ。この子の良さは他の歌手にはない「彼女らしさ」にあるのだと思う。同じような曲、同じようなキャラの歌手が多い中で彼女の存在はやはり貴重だ。

 さて、最後に自分の好きな曲をいくつか挙げておこう。どちらかというとバラード調の切ない曲のほうが好みだったりする。

  瞳
  気付かれないように
  スター

・・・と書いて気づいた。なんと、これらの3曲はすべてアルバム「彼女」に納められている曲である。あと、もう少しアップテンポなaikoらしい曲のなかから、

  蝶々結び

を挙げておきたい。

今年もいい一年になりますように。それではおやすみなさい。
 
Posted at 2012/01/02 05:00:18 | トラックバック(0) | 女性ボーカル | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「カーオーディオの現状 http://cvw.jp/b/714213/43751087/
何シテル?   02/22 18:53
MA0228です。よろしくお願いします。
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