2010年03月29日
夏木ゆたかは出てこなかった・・・
これは先日の出来事・・・
朝・・・いつものようにちびっ子ギャングの騒がしい声で目が覚める。。。
カーテンを開けると、とても良い天気が期待できそうだ。
冷蔵庫から缶ビールを取り出し
軽快に1本空ける♪
そぅ!
公私共にお世話になった友の晴れの舞台 、
結婚披露宴に今日は招待をされている。。。
祝いの日・・・
気持ちは僕も晴れやかな気分になる・・・
そんな日の朝はビールで身体を目覚めさせ
AlfaRomeoのキーを部屋に残し・・・
着替えのスーツを持って
電車に乗り込む。
舞浜駅・・・
ディズニーに向かう人の群れと離れ・・・
タクシーに乗り込む。。。
陽気なタクシードライバーとの
談笑を交え、カバンから取り出した招待状に目を通す・・・
fuck・・・
完全に時間を間違えた。。。
慌てて式場に走りこんだが
この静けさは、おそらくもう式が始まっているんだろう。。。
初老の男性スタッフが近づき・・・
『○○様の式は始まっております・・・』
そうみたいだね・・・
いいよ・・・
とりあえず着替えるから、更衣室は・・・?
するとスタッフは・・・
『お客様・・・ご友人様の特別な日、そのままでも大丈夫です。』
破れたデニムにパーカー姿の僕を
庭園に構えた素敵なチャペルに案内する。。。
『実は今日、北海道から来ましてね・・・』
『離陸に少し時間が掛ってしまったんだ。。。』
僕は時間を間違えた事を
なぜかこんな嘘でごまかした。。。
無事に挙式が終わり・・・
大きな宴会場で披露宴が始まった♪
披露宴の最中・・・
僕はずっと考えてた。
新郎・35歳 サラリーマン(趣味・釣り)
新婦・31歳 元モデル
これは何だ!?
ドッキリ企画か!?
突然、TVカメラが現れて
新郎ガックリ・・・
そんな企画か!?
余興も何らおかしな所なく
順調に進んでいるのが、余計に怪しい。。。
新婦側の席には
よくTVや雑誌で目にする人たちもチラホラ。。。
怪しい。。。
最後の新郎&新婦の挨拶
新郎は何ら変わりなく話をし、
新婦はそれに涙する。。。
新婦の父も泣いている。
僕も少し潤んだ。。。
無事に披露宴も終わり
僕はロビーで休んでいると・・・
さきほどの親切な初老のスタッフがまた
近づいてきた。
『素晴らしい式と披露宴でしたね。』
『お客様は北海道のどちらから来られたのですか?』
『すいません、私の娘夫婦が今、札幌に住んでおりまして・・・』
『まだ札幌は雪がございますでしょう・・・』
遠い土地に住む娘夫婦を気にかけた父の想いが
僕には伝わった・・・
『僕は釧路から・・・札幌は遠いね。。。』
どうやら、ドッキリは僕に対してだったのかもしれない。。。
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モンちゃんワールド | 日記
Posted at
2010/03/29 13:12:39
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