リアブレーキパッド交換 その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
準備物:リアブレーキパッド、シリコングリース、パーツクリーナー、真鍮&鉄ブラシ、10~14ミリソケット、ラチェット(首振りタイプの物のが作業に便利!)、7か8ミリのヘキサゴンレンチ、メガネレンチセット、ラジオペンチ、針金、気合、根性、変態魂
あると便利な物:エアー抜きセット(画像のような物で大丈夫です!ホームセンター等の観賞魚コーナーで売ってます!ちなみにホースは点滴用w)、クランプ、トンカチ
あとサポートしてくれる方と、発狂を止めてくれる方が居れば尚宜しいかと思います!(左側の時は一人で大変でしたが、右側はspecial thanksでmy dadが手伝ってくれたので一時間で終わりました!)
2
ここからが手順になります!まず、ジャッキアップしてホイールを外します。そうすると目の前にキャサリンが!!・・・ではなくてキャリパーが現れます。
キャリパー本体とキャリパーサポートを外します。画像のソケットが嵌っている2本のボルトを外して下さい。この時、キャリパー本体を隔てたナットも共周りするのでラジオペンチで挟んで固定してください。
この2本を外すとキャリパー本体とキャリパーサポートが物理的に分離している状態になり、キャリパー本体はパッドのみで支えられている状態になります。
3
次にサイドブレーキワイヤーを外します。まず車内にあるサイドブレーキレバーの下にナットがあります。これがサイドブレーキ調整ナットでメガネレンチで反時計周りにすると緩みます。この時、ナットが外れる一歩手前まで緩めて下さい。
次に、キャリパー本体に繋がるサイドブレーキワイヤーをラジオペンチで挟んで引っ張りながら外して下さい。ただ引っかかっているだけなので簡単に外れます。
4
ここまで出来たらキャリパー本体を外す作業になります。キャリパー本体を上下に揺さぶりなら引っ張って外します。私の場合はこれで外れなかったのでトンカチで殴りながら外していきました。
(ここで簡単に外れない場合はピストンの固着かパッドがずれてきてるだけなので容赦なくトンカチで気合をいれてあげれば外れます。)
キャリパー本体が完全に外れたら、ブランブランにしてブレーキホースに負担をかけないように針金でどこかに固定しておきましょう!
5
今度はキャリパーサポートを外します。画像のヘキサゴンレンチがついている六角ボルトを外します。上下2本ついていますので両方とも外すとキャリパーサポートが取れます。
キャリパーサポートは高トルクでついているので工具の基礎使用法である押し8割回し2割を遵守しましょう!こいつは舐めたら一巻の終わりです・・・(心配でしたらキャリパーサポートは無理して外さなくても大丈夫です!外す事で綺麗に掃除が出来る、グリースアップが簡単というだけなので車体につけたままでも出来ます!)
6
ここで、試練のピストン戻しです。このミョ~ンと飛び出たピストンをツライチ位になるまで戻します。
まずは、ピストン戻しをする前にキャリパー本体を頑丈そうな所(アームなどの足回りとか)に針金でがっつり固定して動かないようにします。次に片方の手でキャリパー本体を保持してもう片方の手でピストン戻しをします。(サポートの方が居る場合はキャリパー本体を保持してもらいましょう!)
次にピストン戻しの方法ですが、ラジオペンチで画像のように凹みにラジオペンチの先端を嵌め込み、その状態をキープして押しながら時計周りに回します。はっきり言います。覚悟してください!めっちゃくっちゃ固いです!!なかなか回りません!!全体重と全力を掛けて押しながら回して下さい!ラジオペンチを持つ手は豆が出来ます・・・
どうしてもピストンが回らない、もしくは戻らない場合の最終手段はブレーキフルードを抜きながら(ブレーキフルード排出用ボルトを緩めるだけ)上記の手順でピストン戻しを行ってみてください。ここまでやってピストンは回ったがどうにもこうにも戻らない場合は最終手段パート2、ピストンを数十回程度回すと最初よりもピストンが軽く回るようになると思います。最初よりもピストン回しが軽くなったような~(?)位になったらブレーキフルードを抜きながら(ブレーキフルード排出用ボルトを緩めるだけ)クランプで押し込んでみてください。
ここで注意ですが、ブレーキフルードを抜きながらピストン戻しをする際はエアー混入を防ぐ為、ブレーキフルード排出用ボルトにホース、エアー防止バルブ(一番最初の画像に乗ってるチェックバルブとか)を接続してからブレーキフルード排出用バルブを緩めてください!
また、ピストン戻しの際はブレーキフルードがエンジンルームにあるブレーキフルードタンクに戻ってくるのでタンクから溢れ出ないよう、あらかじめフルードをスポイトかシリンジ(ホームセンターなどで売っている注射器)で少量抜いて置くか、溢れ出ないようタンクを確認しながら実施しましょう。ブレーキフルードは塗装を侵すので・・・
7
ピストン戻し完了の画像です。ここまで戻したらOKです。最終手段を実行された方は必ずブレーキフルード排出用ボルトをきっちり締めてください。これを忘れたらブレーキフルードがひたすら出てきてしまい、大変危険です!暴走蛇になってしまいます。
ここまで出来たら一服するか、キャリパー本体の掃除をしましょう!!キャリパー本体、キャリパーサポートの掃除はまずパーツクリーナーを大量に吹きかけ大まかに錆やこびりついたブレーキダストを飛ばし、鉄ブラシで頑固な錆やブレーキダストを落としていき、再度大量にパーツクリーナーを吹き乾燥しきる前に真鍮ブラシでゴシゴシしてあげると綺麗になります。ここでまた注意ですが、ピストン周りに付いているゴムリングやキャリパーサポートに付いているスライドピン周りのゴムにはパーツクリーナーをなるだけかけないように!劣化して痛みやすくなりますし、最悪の場合破れたりします。
8
次にキャリパーサポートのメンテナンスをしましょう。画像のようにゴムを外すとピンが抜けます。これがスライドピンというものですね!これをキャリパーサポートから抜いてあげます。スライドピンを抜く際は絶対に力ずくで抜かないで下さい!ゴムが切れてしまいますのでキャリパーサポートに嵌っているゴムを優しく外しましょう。
その2へ・・・
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