横浜にある
ガボラトリーに行ってきました。
IKEAの目の前のカーファクトリーの中にあります。
すぐ近くにはヤナセもありますね、ココにお世話になったことないですが、AMGのサインが出てるので、AMGスペシャルカスタムでもあるのでしょうか?
このガボール、カスタムや修理を待つスポーツカーが並ぶ工場の片隅にあります。
ポルシェ、コルベット、他いっぱいありました。コルベット、やっぱカッコいいなあ。
6000CCとかじゃなければ買ってたなあ〜〜
誰でも勝手に外せる給油キャップとか、アメリカ人の考えることですよね、いやあイイ車だ。
ご存知ガボールは、ハンガリー人のガボールナギーがアメリカに渡って立ち上げたシルバーアクセサリーですよね。バイカーほどではないにしろ、車好きの人たちでガボールファンもいるのではないでしょうか?
で、このショップ。過去どこの店舗でも実現しなかった大量の在庫を誇るガボール販売はもちろん、カスタム注文の他、鑑定もしてくれます。ガボールの正規代理店の1つです。
鑑定料7,000円、鑑定書発行5,000円。
ガボールはナギー氏が死去した1999年以降のお家騒動で、伝説と混乱が同居する、シルバー界の両巨頭の1つ。
ナギー存命中のアイテムは生前ものと呼ばれ、価値が高いんですが、ニセモノだらけ。
没後アイテムももちろんニセモノだらけ。
全部ニセモノだらけです。
生前ものはシルバーと他金属の混合率が違うとか、経年変色が赤みを持つのが生前だ、いや環境にもよる、生前でも初期と中期と後期ではちがう、刻印がどうだ、鑑定書が、付属の皮袋が。。。
もう答えは出ません。
ホンモノかどうかが100パーセント分かるのは、ナギーから直接買った人だけという感じかなと。
シルバー両巨頭のもう1つ、クロムハーツのスピナーリングという、輪っかがリングの上でクルクル回るモデルも、コピーが難しいと思いきや、10年弱前からものすごく精巧な偽物が作られ、正規価格の5分の1で売られる始末。
その偽物をヤフオクでさばき、知らない落札者が増え、それがさらに転売され、シルバーの単価は下がる一方です。
ガボールのウォレットチェーンなんかは、ナギー生前ものなら百万、没後ものでも六十万はしていたのに、今や二十万とかで、それがホンモノかどうかも不確かな状況です。
今回は友人の依頼でガボラトリーに行ってきました。
友人とはある賭けをしていて、結果が楽しみですが、友人にはドッキリを仕掛けようと思っていますが、それはさておき、このショップ。
ナギー没後に分派した1つ、投資家のパスカル氏のガボールです。
恵比寿にも展開しているそうですが、恵比寿にはご存知のもう1つのガボールがあります。
そっちの方が古く、今は、ナギー氏の奥さん、マリア側のガボールです。マリガボという名前で呼ばれています。
私は、今は閉店したスラップショットでガボールを知ったんですが、生前ものばかりが並んでいた頃を思い出します。スラップショットはそれほど在庫が無かったですが、ディスプレイされたガボールたちは、それは重厚で、カッコ良かったです。今覚えば、借金してでも全部買い占めとけば良かったなあと思います。
ガボールには総代理店が存在しないので、正規代理店という表現になりますが、正規代理店で買えばホンモノであるとして、転売されていく過程では、鑑定書問題が残ります。
でも、ホンモノを買って鑑定書を持つ人間が、ニセモノを仕入れて鑑定書をそれに付けて転売したら。。。
ガボールにおける鑑定書について思うことは、いちいち鑑定書をつけて、アイテム同期状態で在庫しておくのが「面倒くさい&紛れたら大変」ということは、絶対にあったと思います。アメリカのガボール工房も日本の代理店も。
ナギーの工房の状況はウェブ上で語られていますが、実情を知る人ははそうはいませんし、私も知りませんが、多分、管理された状況でなかったことは間違いないと思います。
管理という言葉からは程遠い世界でガボールは作られていたんだろうと思います。成り立ちやナギー死去までの時期を含めて。
あるいは。。。
シルバーですから型さえ取れば、一回り小さいものは出来るわけで、最初からニセモノ対策は必要であることくらいは誰でも分かりつつも、鑑定書が出回ることで逆にニセモノ鑑定書が氾濫し、ニセモノガボールが氾濫することにつながることを考慮したのかも知れませんね。
または、売れる前から鑑定書を付けるとニセモノ鑑定書を日本で作られたりとかも恐れたのか。
または、売れる前から鑑定書はいらねえだろ?高いからそんなに沢山売れねえし、売れてからでいいだろ?的な。
または、鑑定書付きガボールが、中古で売買されることによるブランド収益の減退を恐れたのか。。。
ニセモノを防ぐ完全解があれば、ブランドの販売力の減退は防げるんですが、アパレルはこれが難しいですよね、量産するので。
アパレルほど量産されないシルバーも難しいでしょうね。
個別にナンバリング刻印を打ち込み、全体とパーツの画像を何枚も撮影し、それをサーバーに保管し、購入者のみにパスワードを発行し、そしてさらに。。。という具合に、何重もの仕掛けを作ることって、先ず無理ですもんね。
さて、このショップで大量のガボールを拝見し、今、ガボールの顎なしビッグスカルリングを買おうか考え中です。
ホイールが先だぞ
という声がどこからか聞こえてきます。。。
Posted at 2016/01/25 13:18:11 | |
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