
今回の
整備手帳、たくさんの方にご覧いただきありがとうございました。
また、コメントでいろんなやりとりをさせていただいた方々、「イイネ」を付けていただいた方々には感謝いたしております。
さて、この「音沼」ともよばれる深い沼のほとりをトボトボと歩いていて、ふと思ったことを今回は書いてみたいと思います。
最初にお断りしておきますが、本当にボク自身は車載音響システムに関しては「ド素人」でありますので、さまざまな異論反論があるかと思いますし、無知をさらけ出す結果となるかもしれません。
後学のため、みなさまにご指摘いただければ幸いです。
まずは、いろいろな方のパーツレビューや製品評価などのスピーカー交換に関する情報を集めるとともに、取り付けると起こるデッドニングの問題などを熟読してまいりました。
いずれも
「ハマると、とんでもないことになるなぁ」
と感じさせるに十分な内容でした。
また一方で
「どこまで行けば満足を得ることができるのだろう?」と素朴な疑問も湧いてきました。もちろん高価な機材を導入し、専門家によって的確な音作り環境を整えることで、異次元の満足を得られることでしょう。
しかし自分に当てはめて考えた場合、
「そこまで必要なの?」と自問自答してしまいます。だいたいにおいて、クラシックのような100dbちかくの音量差を聞くわけでもなし、またそこまで精細な音を聞き分ける耳を持っているわけでもなし・・・。
そのくせ、昔(二代目WalkMan)からカッコつけて『ヘッドフォンは○○を使ってぇ、テープはメタルっしょ!』などと生意気言ってるガキンチョ時代を経ているせいで、おっさんになった今でもWAVからエンコをする際に妙な拘りを持ってます。
だから、どうしても純正の音では満足できないという状況だったのです。
スピーカー交換とデッドニングを行った今も、自分なりのゴールは見えていない状態ですが、弄り始める前から一つだけ拘ってみようかな~と思うことがありました。
それは、せっかくDIYで遊ぼうと思っていたので、
「いかに安価に満足感を得られるか」いつもだね
をテーマに考えたのです。
まず第一にスピーカーってどんなのがあるのん? を探求すべく、SABへ。

いっぱいあって、よく分からない状態でした
が、どうやら\10000くらいでもそれなりに音
が出ることが分かりました。この価格帯で
も、各社音の出方が微妙に違います。この
中で一番気に入ったのが『KENWOOD
KFC-RS170』でした。ネット上での最安値
は\6900。変態楕円形スピーカーのMAZDA
車に対して、コイツはバッフルを別途用意し
なくても済むというお手軽さ。
そして取り付けたことによって、何が起こるかを確認。
音は軽いものの、全域で音の輪郭がはっきりとしました。また、コアキシャルによる効果なのか、ボーカルが良く聞こえるようになりました。
しかし、やはり音量を上げたところで、低音が原因と思われるビビリが発生。スピーカー近辺で最も強く、また内張にも共振動がおこっている。さらに、中音域がぼんやりした感じである。
第二に着手したのがこれらの問題点をクリアすべく、スピカー周りを中心としたデッドニングです。

これも手っ取り早く、しかもセットになって売
られている『デットニング入門キット』。ネーミ
ングも初心者用って感じで敷居が低いのが
良いです。
ただ、これだけでは内張のビビリは解消しな
いのではと思い、制震材に手を伸ばす。PC
の静音でも使っていますが、基本的に高い
素材なので覚悟していたら、『ポイント制振
材』っていうお手頃なものが売っていた・・・
嬉しい。デッドニングではこの2つで、合計\3072。
よって、合計
\9972(税込み、送料別)
1万以下!!(工賃は、プライスレス(*^_^*)
で、満足できるかというと・・・・
費用対効果は十分に認められます。音楽はきちんと鳴るようになりました。
しかし、問題も発生。
すこ~し、分かったことから、「さらにこうすればいいんじゃね?」「これ突っ込めば、もっと音良くならね?」という邪念や妄想に取り憑かれるのです。
さらに、自分が思った方向性に効果が出るという自己効力感(´Д`)
つまり、
これが
音のドロ沼
なのですね。
自制自制
(∩゚д゚)聞こえないアーアー
*これから、弄ろうとお考えの方へ
この構成は、お値段以上の満足感を得られるとは思います。
また、大体どんなジャンルも平均的に鳴らすことができますので、音楽素人を自覚しつつも、もう一歩欲張りたいかたにはオススメできます。
決して、難しい部分はありません。器用さは一切関係ないと思います。
唯一、内張を剥がすときに心臓に負担のかかる悪い音がします。
*サイコウとは
再考であり、最高だ、という意味である。
Posted at 2011/05/28 23:52:18 | |
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アクセラ | 日記