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ロシアが40年前に打上げ、月面の「雨の海」地点に着陸させた月面車、「Lunokhod 1（ルノホート１号機） 」は、その後11ヶ月にわたり10km以上走行し、多くの画像や観測機器のデータなどを地球に送信してきたのだが、その後消息がわからなくなっていた。　ところが今回、NASAの科学者がレーザ光を照射した結果、ローバからの反射光を受信、その存在が確認されたという。

ルノホート１号は、先月NASAの月探査周回衛星（LRO）が発見するまでは、場所も分からなかった。4月22日にカリフォルニア大サンディエゴ校の研究者、トム・マーフィが中心となる研究者グループは、ニューメキシコのアパッチポイント天文台にある3.5メートルの望遠鏡からレーザー光線を発射した。目標は LROが調査した座標点。ルノホート１号のレーザ反射装置が信号をキャッチし、地球にはっきりとした信号を送ってきた。