
先日届いたJAFモータースポーツ紙に2015年から2016年にかけて車両規則などの変更が記載されていました。
私の所属する区分で記載があったのは、
全日本選手権
タイヤ規則
及び
地方選手権
中部・近畿地区の車両区分
あたりが該当してきますね。
全日本選手権のタイヤ規則は、いわゆるSタイヤの禁止
(1本以上の縦溝及び横溝があるものを使用すること)と指定された路面に対応したタイヤを使用すること
(オーガナイザーからダートやスノーというアナウンスがあった場合はマッド&スノータイヤを使用すること)というものでした。
Sタイヤが禁止になった事でグリップダウンによる速度調整を狙ったのでは?との事ですが、早速横浜タイヤからこれに対応したであろうタイヤの発表
(製品版発売は今夏予定との事。試作品が全日本で投入される可能性アリ!?)がされるなど、早くも水面下でタイヤ戦争が勃発しているとの噂です。
地方選ではSタイヤは禁止されていますが、この恩恵を受ける可能性があるのでSSあたりのタイムアップが図れるかもしれませんね!
次に地区選の車両区分が変更になった点は、
2015年に排気量及び駆動方式からDE1~5とされていたところを
DE1~2が廃止され、排気量1500cc未満のDE3、DE4とDE5が統合され排気量1,500~2,500ccの4WD及び1,500cc以上の2WDのDE4.5、2,500cc以上の4WDのDE6と3区分に変更となりました。
※加給器付きの場合、ガソリン車は1.7倍、ディーゼル車は1.5倍が排気量に掛かる
DE3では今年もヴィッツやフィットなどのコンパクトカーやヴィヴィオなどの軽スポーツカーが入り乱れるバラエティ色豊かなクラスとなりそうです。
また、DE6も毎年のように繰り広げられる新旧ランサーvsインプレッサの1秒を削る戦いが予想されます。
新設となるDE4.5は今年もインテグラvsミラージュとなる一方で、ヴィッツやアクセラ等に設定されている4WDモデルや丸目インプレッサのNAモデルといった変り種などが加わったことによってDE3と同様に車のバラエティが増えるのではないかという期待が持てますね!
中部・近畿地区ラリー選手権の今年の見所としては
DE6は各車拮抗した争いが繰り広げられるものと思われます。その中で各クルーやチームの得手・不得手が出てくるので、不得手とするところでどれだけ食いついていけるのかというところが見所になると思います。
DE3及びDE4.5はうねった林道が多い中部地区では小回りの利くミラージュやヴィヴィオに軍配が上がりやすい一方、近畿地区では比較的長い直線区間が多いためパワーで勝るインテグラやフィットが他を圧倒する場面もありました。この構図が果たして今年も続くのか?
また新設となるDE4.5においてはミラージュvsインテグラの構図となっているところに昨年スポット参戦していたスイフト
(京丹後ラリーに参戦されていた)やMR-S
(全日本オープンクラスでご一緒した)などのスポッター(もしくはシリーズ参戦)がどれだけ食い込んでくるか、更には数少ないであろう4WDから新たな新星が現れるなんてことがあるかもしれないという点も楽しみなところです。
他にもクルーのシャッフルや車両、クラスの変更などもありそうなので、開幕したら勢力図がごろっと変わっているなんてこともあるかもしれません!
ラリー開幕までまだ時間はありますが、今年も楽しみな1年になりそうです!
Posted at 2016/01/27 17:08:54 | |
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