
まぁ、半分くらいグチです。
先日WRCのPRイベントで貰ったパンフレット。
ちょっと違和感のある描き方がされていました。
というのも、ラリーのピラミットって基本的にFIA傘下の組織が主となっているものが主流です。日本だとJAFが該当しますね。
頂点がWRCのクラス1であることに変わりはありませんが、以下WRC2〜3、JWRCのピラミットがあり、写真には書かれていませんが、その下にERCやAPRCといった地域選手権があります。なお、このクラスは最低限国際C/R(レース除外またはRなんて呼ばれます)が必要で、発給条件の詳細は割愛しますが、JAFの管轄する競技で指定された回数以上完走することとされています。
そして中段の国別選手権。日本ではJAFが管轄する全日本ラリーがあり、その下が地区戦となります。なお、国際ライセンス発給条件として完走証明を貰えるのはここまでです。ただし、JAFの管轄するレースやジムカーナ、ダートトライアル等でも完走証明は貰えます。
そのさらに下、地方戦のチャレンジクラスやラリーチャレンジ、少し変わったものだとヒルクライムといったものがピラミッド外のお試し、または入門クラスとして存在しているというのが正確なもので、ここでどれだけ活躍しても上位ライセンスの申請はできません。
とまぁ、書き出してみれば少なくとも5段階はあるわけで、この描かれ方だと地域選手権や草の根である地方戦を軽視しているように見えてしまい少しモヤッとしたものを感じます。
国内Bのライセンスさえあれば全日本ラリーまでは出れちゃうので「寂れた地方戦なんて」と軽視されたのでしょうか・・・。まぁ、大人の事情ということでしょうかね?ただ、何ともやるせないというか、もどかしいものを感じました。
Posted at 2023/08/29 01:48:01 | |
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