
全くシャレにならん寒さです
年末なんで、朝一からオイル交換が数台・・・9時でも鼻から吐く息が白い・・・ってーことは氷点下ですね

井原は寒いと言われるが、確かに岡山市内と比べればかなり寒いんでしょう

(緯度はナンボも変わらんはずなのに・・・) それでも、美星の人は「井原は南国じゃなぁ」と・・・実際、美星では今朝景色が白かったみたい・・・
でチキーンハンター号納車

年内あと一台

とりあえず、明日、ピットでセルフ作業させてあげて、引き取りになる予定・・・
で、今日は手がかじかんでるから、手短に・・・レースのスタート、クラッチミートテクについて少々・・・
パターンとしては、半クラをあまり使わずにドンって繋いで、タイヤ空転量で調整する方法と、半クラキープで前にクルマが進みだすのを確認しながら繋いでいく方法の大きく2パターンかと・・・
圧倒的に成功率が高いのは、半クラキープ

当然ですね・・・タイヤの空転はトラクションがないわけですから・・・
具体的に、ドカっと繋ぐのは恐らく2WDなら3000~4000rpmぐらいでしょう・・・もっと高い回転数で繋いだら、グリップは帰って来ないですから

で、失敗のメカニズムは、ドカっと繋げば確実に空転が始まるから、アクセルワークしてやれば大きなロス無しにクルマが前に出る

でも、ストールを恐れるあまりに、中途半端な半クラで繋がってしまうと、タイヤがグリップすることでエンジン回転が足りなくてストールしてしまう

半クラキープの場合は、6000~7000rpm(ミッションギア比やエンジントルク特性などで誤差はある)あたりで繋いでいくので、ストールの心配はない

で、はなっから半クラで維持するから酷い空転にもならないから失敗はほぼないわけです
ただ、半クラキープスタートはレースでは圧倒的に有利になるけど、最大の問題はクラッチなど駆動系の負担・・・6000~7000rpmの思いっきりパワーの出る回転数でタイヤがグリップするように半クラを維持するわけですから、ターボ車でノーマルクラッチだったら、多分、1回トライして成功したらクラッチが終了します

NA車でもターボ車でもメタルクラッチが絶対オススメ

カッパーや純正強化品などでは、クラッチが滑って終わるんじゃなく、摩材がはじけ飛んで終わる可能性も結構高い

カーボンもいいけど、スタート直前にクラッチの温度をチンチンに上げとかないと話にならない

しかもターボ車ならツインプレート以上じゃないとやはりヤバイかも・・・
あと、ホントに高い回転数で、ほぼ空転無しのロケットスタートが繰り返し成功しだすと、メンバーが割れたり、ヘタしたらデフケースが割れたり、FDなどはPPFが確実に割れます

だから、サーキットのレーススタートではベストスタートを狙うよりは5000~6000rpm前後でうまく半クラキープしてストールもギリギリなくて空転も極力起きないように操作するのが、いろんな意味で無難でしょう

半クラキープの基本はサイドブレーキを思いっきり引っ張って、シグナルが変わるまで、クルマが前に出ないようにほんの少しだけクラッチを繋いで(当然サスは縮んでる状態になります)待機して、シグナル消灯と同時にクラッチペダルをもう少し戻して半クラで繋げばOK
サーキットのクルマはネガキャン&ショートストローク・ハードダンパーだけど、その条件下でのスタートをうまく決められるサスセッティングは、リア駆動ならフロントの伸び側のストロークの量を大目に確保すること、フロント駆動車なら、リアサスの動き自体を減らしてフロントを起き上がらせないこと

でもコーナーとの兼ね合いがあるから、結局タイヤをうまく機能させるアライメントやジオメトリー設定が重要になりますね

あとスタートに限っては当然LSDは強く、レスポンスいい方がいいです
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ドラテク | 日記
Posted at
2010/12/25 23:47:03