
なんとか所用が終わったので、今日から作業を再開しようと思ってた・・・が・・・
納車はあるし、納車しようにも請求書もできてない始末・・・6月末の締めをしようにも、売り上げ上げてない・・・
つまらんのうと思いながらも、小人がやってくれるわけでなし、渋々と・・・
なんとか「一定の目処」がたったので、FDのローターの組み付けからスタートしようかと思って、部品を見たら・・・ローターメタルがなぁい

今回のローターは酷使は全くといっていいほどされてない代わりにメタルの磨耗が少し気になってた・・・かといって偏磨耗してるわけじゃない、キレイに当たってるけど経年による磨耗なんじゃないかな・・・ホントはそんな磨耗してないのかもしれないけど、新品に交換してクリアランスを好みに設定したい・・・
REのメタルはステーショナリギアメタルもローターメタルも圧入式だから、圧入する前の内径を測ったところであんまり意味がない・・・圧入した後の内径で判断しないといけないけど、新品なら判断のしようがあるけど、表面の色が変色してるようだと、元の内径が分からないから判断が正確に出来ない・・・
表面が新品のような状態だと再使用することが多かったけど、こういう部分もできれば好みに設定を変更した方がいい

やった方がいいってことを積み上げることで理想に近づくことは出来るけど、部品代も工賃も膨大になる一方で、それで出来上がったエンジンに使用条件がないのかといえば、やっぱりある・・・しかもチャンガラエンジンと大差ない程度の条件になってしまう・・・
だから、ここからは考え方だと思うけど、やれることは全てやったという達成感に価値観を見出すか、必要にして最低限プラスαでこだわり仕様と遜色ない性能の実用性に価値観を見出すか・・・
モチロン目的に応じた判断をしないといけない・・・例えば最高速や最速クラスのゼロヨンマシンなどではやれることは全てやって、今までやってないことをやっていかないと、壁を越えることは出来ない・・・
REの場合、デモカーでかなり前はローターやローターハウジングは毎回新品で、クリアランスもいろいろ試してたけど、最終的にはメカ的な部分よりも、制御系の方が性能には影響が大きいし、耐久性はメカ的な要因よりも運用面(使用条件)の方が影響が大きいというのが僕なりの結論です。
コーナー激遅だった当時のデモカーでもT78ブースト1.5KのRB26にストレートで追いついていくほどの加速は得られたけど、あっという間に9000回転は超えるから常にオーバーレブ状態でエンジン内部の損傷がおおきく長持ちはあり得ないし、何より水温&油温やツインプレートクラッチなど・・・何もかもがスペック不足となってしまう・・・で、クルマの性格は暴れ馬になってしまうから、ねじ伏せてアクセル蹴っ飛ばせる人でもタイムは殆ど縮まらないし、ラップペース自体は大きく落ち込むことになる・・・
こういう背景があって、サーキット派のクルマには何もかも新品をつかったベストベストのエンジン製作はお勧めする機会は少ないです

とはいえ、何のこだわりもないのかといえば、そういうわけじゃなくて、クリアランスやちょっとした加工でコストがあまりかからない割りに効果が大きいものは取り入れますよ

あまりに地味なのと、クリアランスなど数値は決して基準値に沿ったものとはいえない部分もあるから記事には出来ないですが・・・
本来、今回のエンジン対策は、制御系を現状から今後にかけて、ガソリンなどの外的要因に対応できるように変更することがメインで、対策方法も実験できてる・・・
だから、それ以外は全く同じで、バッチリ仕上げるべきなんだけど、それでも、気合が入るわけあって、補機類やメカ部分も少し手を加えます。
Posted at 2011/07/05 00:52:32 | |
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ロータリー | 日記