
今日はさすがにちょびっと作業をした・・・
とりあえずRBのタービン回りの取り付け・・・
シングルならちゃちゃっと取り付けできるが、ツインはメンドクサイ

FDのツインもめんどくさいけど・・・

まぁ、でもRBのツインはFDや旧IJZや旧レガシーのツインと違って、完全に独立したツインだから、サイズアップや社外に交換など選択肢も豊富

ハードなターボチューンでもレイアウトはほぼこんな感じになるだろうから、気が引き締まる思いがする
今回のタービンはNISMOのRS581RR通称ルマンタービン

NISMOが売ってた割には潔いカットバック

これをロマンと言わずして何と言う・・・だからこれはロマンタービンなんです

このタービンは以前にも書いたけど、チッチャイNISMOタービンとブレードサイズは一緒でカットバックが男らしく入ってる

写真は32ノーマルとの比較・・・ロマンタービンは一目でブレードもハウジングも、コンプレッサーハウジングも大きいのが分かる

羽根の枚数はロマンタービンはおっ

10枚で、カットバック加工も施してある

スイングバルブもデッカイ

タービンはパワーを上げるにはコンプレッサーの羽根・ハウジングを大きくしたら風量が増えるからパワーが出る

でも排気側が小さいと排圧が高くなりすぎて、タービン自体が排気抵抗になるため、パワーダウンする・・・これが構造的に簡単なタービンの矛盾であり、難しいところでもある。逆にコンプレッサー側が大きめでなくても、EX側が高回転でもどんどん抜けてくれれば、コンプレッサーの風量一杯の吸気をガスに混ぜて燃焼し、それをレブリミットまでタービンを回す力に使いきれる・・・結果的に最大出力は飛躍的に向上する

最近のタービンの主流はこういう流れになってきているように思える・・・というより、もともとHKSやトラストなどのチューニングパーツメーカーが販売してきたタービンの殆どがディーゼル用に開発されたタービンだから、古くからあるタービンの中で高回転向きのタービンが少なかったってことでしょうけど・・・
EXの羽根の枚数を減らしたり、カットバックを入れることで抜けが良くなってパワーを出しやすくなって、ブーストの立ち上がり回転数が下がる替わりにブーストが徐々に設定値まで上がってくるような、マイルドに感じるフィーリングになります。下がないと感じるというのは、このフィーリングからくるものなんですね・・・
逆に三菱TDタービンなどは、大き目の12枚羽根で排気をきっちり受け止めようとする発想でブーストの立ち上がり回転数は高めだけど、ブーストが上がるっていったら一気

一旦ブーストがあがればアクセルの踏みなおしやパーシャルははっきり言ってNAエンジンより遥かにシャープなレスポンス

でもエンジンの排圧との組み合わせを間違えると高回転でフィーリングが悪い

高回転でフィーリングが良くない状況はタービンにとってもエンジンにとっても良くないから、エンジンにとっていい状況が作れるようにするには排圧が低くて使えるようにEXの抜けが良くてコンプレッサーが少し小さめのタービンを組み合わせるのがいいと思える・・・結局、用途と望むフィーリング、組み合わせるエンジンと使用回転数などで選択することになる。
長々となってしまったが、今回VCAMを無理してつけることになったのは、下がないと感じられるところをVCAMでブーストが上がるまでの回転域のバルタイを全開に進めて吹き抜けをなくし、オーバーラップ時の吸気を燃焼室を素通りさせて排気させることで排圧を下から上げる・・・予定である・・・
あと、今日M号FDを国際サーキットを新品タイヤで走らせたそうで、以前聞いてたタイムから2秒ぐらいアップされたんじゃないかな・・・加速のフィーリングも加速感も違いが分からないという印象だったみたいだけど、当初からそれを狙ってたんです



実際の加速は速くなってるけど、TO4Eのフィーリングの延長線上で全く同じ使い勝手で乗れる

T45Sをブースト1K以下で使うと言うのがその原因です。1.1~1.2Kぐらいかけたら、1K以下とはまるで違う加速をする(パワーもじぇんじぇん違う

)タービンだけど、はっきり言って上記のタービン特性でいうとTDタービンのフィーリングに近くなるから、立ち上がりでLet’s Dance

踊りまくりになります・・・

こないだ、僕がチェックでドライブさせてもらった状況と同じで、サスペンションを少し見直しする必要がありそうです・・・
Posted at 2010/10/15 01:11:51 | |
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ターボチューン | 日記