
M号のエンジンに火を入れた

エンジン自体は問題ない・・・
でも、オイル漏れ・・・燃料漏れ・・・排気漏れ・・・

オイル漏れ(にじみ)は銅ワッシャーを再利用した箇所があったから、新品に交換して

燃料漏れは、例の3ウェイブロックからにじみがある気がして増し締めしてた・・・これがアダとなった

はっきり漏れるようになってしまった

こうなったらブロックを車体から外してフィッティングをブロックから外さないと確認もできん・・・結果からいうと、さすがアメリカ製

良くも悪くも大雑把なんですね・・・1/2NPTタップを根元付近まで入るまで新たにネジを切りなおしてやっとバッチリ漏れなくなった

3穴でトータル1時間半以上かけてゆっくりゆっくりタップ切りした

これは、結果として納車する前に発見&対応できてよかった

NPT(テーパーネジ:日本規格はPT)は水道管などにも使われるネジ式繋ぎ手だけど、水やガソリンなどの粒子が小さい液体のラインに使う場合はしっかり深めに入るようにしときたい。特に燃料ラインはブーストをかけたら5K近い圧がかかるから漏れやすい・・・当然シールテープを巻いていれないといけない・・・今回のアメリカ製ブロックは小さめ(深入りしにくい)のNPTで尚且つ、テーパー角が違うってより、ストレートテーパーじゃないって感じ・・・だからネジ一周分ぐらいでシールしてたみたいで漏れやすかったみたい・・・NPTでよく使うタップとかANのフレアツールとかは持ってるから最初から加工しとけば良かったんだろうけど、ちゃんとしたメーカーものだから大丈夫だろうってことで・・・

ちなみにオイルブロックやオイルクーラーなども輸入品がよくあるけど、特にオイルブロックなどは車両は日本工業規格のネジだけど、アメリカではそんな規格のネジは作れないから、近い流用できるサイズのネジをセットで販売してる・・・手でネジを入れてる最中に首を振ったら合ってないって証拠・・・過去にこれで痛い目ミテマス
もう一つの問題は排気漏れ・・・確認したらウェストゲートの開放パイプからアイドリングでもうっすら排気漏れ・・・ジャンクと分かって使ったゲートだったけど、頭からブースト圧をかけられなくなってるだけで、固定ブーストかスイングバルブ制御なら問題なく使えると思ってた・・・恐らく高負荷走行ならまともに走れてしまうんじゃないかってぐらいのチョイ漏れ・・・ん



一応スプリングプリロードかけてみる・・・やっぱり変わらん

どっちにしても、こうなったらもう一回外して分解して確認するしかあるめーってことで分解

確認したら、ブースト室側のアッパーケースが変形してバルブシャフトのセンターがアッパーケースのトップのセンターとは明らかにズレてる

チキショー

ホンマのジャンクじゃったんかぁ

とはいえ今更後戻りはできん(エキマニもこのゲートにあわせて加工してる)
しばらく検討(といっても3秒)・・・バルブやガイド・排気側ケースに変形はない・・・モノは試しに変形してるアルミケースをプレスで押してみる・・・あっ

ちょっと戻った

もう一発サーヒスで押してみる・・・オ~イエ~ス

センターまで戻っちゃった

それともう一つ、バルブ面の突き出しが足りてない・・・これはケースの変形が原因だと思うけど、いくらケースをプレスでセンターを戻しても通常の状態からは変形してる・・・突き出しを少し増える方向に細工

構造からして、理論的にはスプリングのプリロードも変わらないはず・・・
予定では、バッチリなんだけどなぁ・・・
明日、つけてみて確認すっぺー

Posted at 2010/09/06 00:23:05 | |
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