サイドポート魔人のブログ一覧

今日は作業より、次のＭさんＦＤのエンジン製作・タービン交換その他いっぱいの作業に必要なショートパーツの洗い出しを優先してました
今あるパーツ資源をできるだけ有効活用するようフィッティング類やホース、配管など取り回しも含めて頭のなかで構成してたら夕方ぐらいから知恵熱頭がイタイどんなに体調悪くてもお腹は痛んでも頭は痛くならないのが取り柄の僕はちょっぴりイライラ外道君やＡさんが寄ってくれたから気分はなんとか持ちこたえたけど
大昔、コンピュータのハード構成やソフト開発の設計（企業の業務をコンピュータ上に置き換えるための基本設計）なんかもやってたからこの程度の知恵で頭がオーバーヒートするはずない・・・はず・・・習い事もやってるし、日常的に短時間でも頭はかなり使ってるから衰えてるはずない・・・はず・・・この歳で脳みそがとろけてるなんて認めんぞー、やじゃー

気を取り直して、今日の写真は・・・ＭさんのＦＤはＧＴ－Ｒ用のツイン燃料ポンプ仕様で構成に四苦八苦したのと、コンピュータがらみの話題から結構前にセッティングとったＦＣのＡ／Ｆグラフ
一度でもＡ／Ｆ値を短時間サンプリングしてグラフ表示したことがある人なら分かると思いますが、緑色の線が大きく揺れずにほぼ一直線に横に伸びてるのはスゴイことです（通常激しくギザギザになる）
なぜそうなって、どうすれば解決できるかはあまりに知らない同業者が多いので、敢えてヒミツ
じゃ、何が良いことかといえば、濃くなったり薄くなったりの振れがほとんどないということは、燃調を切り詰めて絞っても危険が大幅に回避できるし、薄くできることでのメリットは大きいマニが長持ちするし、連続走行時の燃焼室温度の異常上昇によるリスクが減ります。さらにフライホイールトルクも稼げるし、実際走らせてトルクがあるからパワー以上に速い・・・などなど
ＦＣの仕様は６年前にウチで組んだ段付き修正のみのノーマルエンジン（それをサイドポートチューンと呼ぶ人もおるけどターボの場合はのぉまるです）にＴＤ０６ＳＨ－２５Ｇでブースト１．１Ｋ時ダイナパックで３８０ＰＳオーバー（ローラー換算で４４０ＰＳオーバー）しかもこの時はスポーツ触媒の中身が壊れててブーストのハンチングが出てる状態（トルクカーブがおかしいのがその証明、あとＡ／Ｆ値はメーターより０．４：1ぐらいグラフが薄めに表示）更に燃料系はサードのポンプ１発に５５０＋８５０ｃｃインジェクターでパワーＦＣの開弁率はピークで80％ちょいなんなら５５０ｃｃ×４本でも足りたんじゃないかという状況（タービン・補機類はオーナーが全て組み込み）・・・燃料関係のどっかに加工を施しているからなんです方法は何種類かあるけどね
同じ方法で３４ＧＴ－ＲにＴ７８－３３Ｄ、ポンカム（バルタイ規定値）、Ｈ／Ｇ、サードのポンプ１発＋７００ｃｃインジェクター仕様でブースト１．５Ｋでダイナパック５８０ＰＳオーバー（ローラー換算６７０ＰＳオーバー）を発生し、これも開弁率がピークで８０％ちょいだったと思う
どっちの仕様も燃料関係にある加工を施さなければ恐らくボッシュの０４４ポンプ１発かツインポンプ仕様でなければ足りないような・・・、ＦＣにいたっては８００ｃｃインジェクター４本必要になるようなパワーです・・・
こういう知識や経験も成功パターンだけで商売してたら、身につかないもので、無駄かもしれないことを散々失敗を繰り返しながら試行錯誤して悩みぬいて初めて身につくものだと思うだから同じようなスタンスで自らセッティングまでするプライベーターには情報交換の一つとしてこういった知識を開示するけど、なぜそれが必要でどういうメリットがあるか分からない人には教えたくない心のちっちゃい男ですでもイインデスちっちゃくて