
何日かぶりにまともなネタがあったと思えばサーバーメンテ

タインミング悪ぅ
Aさんタービンがやっとキタァー

オォ、軽く回るぅ
その名はTO4S改TO4Rカットバック(以下CB)ボールベアリング(以下BB)

個人的に僕の一番好きなタービンは
TO4R A/R0.96
加速が加速度的に加速するような暴力的な加速
でも今回のはBB仕様なのでスムーズで上品な加速になるようです・・・(実は初物

)
写真は今回のBB仕様と隣がTO4SのときのA/R0.84ハウジング。値も見た目も0.81より0.84が大きいけど排圧は0.81の方が低い

その秘密は0.84が2ポート(本来の意味とは違うけどツインスクロール)で0.81がシングルポートだから。2ポートのメリットは①大きめのタービンを下からブーストを立ち上げる(以下インターセプト)ことができ、②高回転でブーストが垂れにくいこと。デメリットは排圧が高くなりやすいこと

とブーストが止まらなくなる可能性があるということ
0.96CB無しにするか0.81CBにするか悩んだ末、0.96はポートを少々拡大してもインターセプトが4700~4800回転ぐらいで立ち上がるとドッカーン加速、0.81CBは殆どポート加工無しで3500回転からスムーズに加速するからサーキットでクロスミッション無しで乗るなら0.81CBが現実的かと・・・

BB仕様にしたからといってインターセプト回転数が下がることはないとのことだから0.96はちと厳しい
CBは排圧を下げるためにかなり有効な手段です。排圧が高いのは連続走行で燃焼室内の温度が上がるためエンジンにダメージを与えやすい

だから特に排圧が高いREと2JZは排圧コントロールが必須です。余談ですが、TO4系、T45・T51系などギャレットの多くはEXブレードが11枚でTD06、T78など三菱の多くが12枚です。三菱はインターセプト直後からフルブーストがかかりハイレスポンス

でも上でフン詰まり

ギャレットはインターセプト回転数が低めでスムーズな立ち上がりで上までスコーンと伸びる

つまり三菱の方がデカイのに排圧が高いんです・・・(決して三菱タービンがキライな訳じゃないっすよ

)。
GT-R用タービンではニスモ、ルマン、GT2530はどれもブレードの大きさはほぼ一緒。でもパワーは約550、600、650馬力と結構な差になります。これはルマンはニスモのCB仕様で2530はCB無しでブレードの枚数が1枚少ない仕様となってる違いによるものです。FCのハイフローでいうとナイトハイフロー(比較的新しいものに限る)はブレードを1枚減らしてあるからやけにパワー出ます(コンプレッサーの形状もギャレット製より違うけど)。
要は抜けを良くしようとすればパワーが出るし、抜けより排ガスを受け止めようとすればインターセプトのピックアップが良くなる・・・でも排圧が高くなる組み合わせだとブーストを下げて乗らなければアブナイ


結局、タービン交換チューンはどういう目的で、どういう使い方(乗り方)をするかを明確にして、エンジンタービンの組み合わせで排圧がどうか、走るステージのどこで車速を伸ばすか・・・etcしっかり事前に相談してからやらないとイタイ目にあうこともあり得るということですね

Posted at 2010/05/13 12:38:48 | |
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ターボチューン | 日記